第1話「いいから黙って眠ってろ!」
初投稿&初前書きです、地の文に慣れてないため、駄文になると思いますが温かい目で見守ってもらえると幸いです
四月一日 午前6時10分
〜アザレア国 第4地区内〜
春風が頬を掠めて流れていく。地に足をつけ、一歩一歩進んでいく。今日から俺は中堅クラスの戦争代理会社で働くことになっている、新人の軍人だ。こう言い表すとピカピカの一年生みたいだが、これでもちゃんとした訓練所を出ている。
新しい職場に心を躍らせ、先輩はどんな人なのだろうとか考えちゃったりしてるわけだ。
「意外とミーハーなんだな俺……」ボソッと呟き、軽い自己嫌悪に陥った。
「って、こんなキャラじゃねぇ!」
俺は突然叫んでしまった、そして今気がついたのだが、いつの間にか周りは住宅街を抜けて、大通りへ出ていた、朝とはいえ街の中心部、たくさんの人が一斉にこっちを見た。
俺は恥ずかしくなり、顔を真っ赤にして、その場をそそくさと立ち去った。
やっべぇ絶対に変な人がいると思われてる………
独り言が最近多くなってきてるな、一人暮らしが長かったからか?
そういえば、母さんと父さん元気にしてるかな…。
俺が選んだのは死亡率が一番高い部署だが、その分給金がいい部署だ、俺のことを信じて田舎から送り出してくれた父さんと母さんを楽にさせてあげるんだ。
そんなことに考えを巡らせていると、一軒の小さな銀行に目がいった。
なんの変哲も無いただの銀行だいつもなら、気にもせずに素通りしていただろう、だけど今日は明らかにおかしい、なぜなら電気が一つも付いてないししかもシャッターが降りている開店時間を過ぎているのに…だ
ぼーっとしてその銀行を見つめていると、その瞬間、爆炎とともにシャッターが吹き飛んだ。
思考を停止して一秒、一瞬止まった思考を再始動して、体を動かし始め、銀行を目指して一直線にダッシュしていった。
そして、シャッターが元々あった場所をくぐり抜けると、そこには。
真っ黒焦げになり、元の形が判別できないほどの『人間』のようなモノが、(正直気持ち悪くて正確には数えていないが)たくさん転がっていた。
その隣にスーツを着た赤髪のガラの悪い男が肩に巨大なハンマーを担いでこう尋ねてきた
「俺の名前は炎道椛だ、お前の名前は?」
「あ、あぁ自己紹介が遅れたな…俺の名前は叢雲嵐だ、年齢は20歳だぜ…」
ってなにが自己紹介が遅れただ、会ってたかが数十秒じゃねぇか!
「そうか、こんな状況を見て、まさか黙っててくれる……なんて都合のいいことないよな?」
と質問するように男は聞いてきたので
「黙っててくれる?何を言っているんだ、この状況をみて黙っててくれると思ってるんなら、お前の頭は相当happyなんだな」
わざと挑発するような言葉を返した、内心やっちまったと思ってるがまぁ、大丈夫だろ。と、思っていると
「ならしかたねぇ、後で事情は説明する、今は眠っててくれや」
一瞬理解できなかったのだが、言葉を訳するとこういうことだよな、
『とりあえずめんどいから気絶しとけ』…ってことだよな
「嫌だよ、なんで気絶させられなきゃいけないんだよ!」
「だってもクソもねぇ!さっさと眠れ!」
その叫びと同時に俺の頭にハンマーが振り下ろされ、世界が暗転した………
ご視聴ありがとうございました!
後書きに何個かの設定を掲載するので、見てくれると幸いです。
世界情勢について
第三次世界大戦により、均衡を保てなくなった大国が分離して、たくさんの小国が、乱立してる状態、小国のため、金がたくさんのあるわけではないので、金のかかる軍事は民営化された