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ファンタジー・イノベーション  作者: 紫桜
第一章 傍迷惑な魔法使い
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第二話 チーム

 先程の高坂先生との戦い、《白桜》をわざわざ使ったのには理由がある。


 《白桜》の呪いには自分でも分からない量の呪いがあり、その中の一つに刀以外の武器の使用が出来ないというものがあるのだ。

 そのせいで剣や盾、槍、斧などといった他の武器を使おうとすることが出来ない。

 無理に使おうとすると武器に拒絶される。

 静電気みたいに触れるとすぐさま反射的に手を放すような現象と言えば分かりやすいだろうか。


 他には鞘に描かれている桜を見た相手の心を狂わす力がある。

 正確には見た人の気持ちを高ぶらせるって感じ。

 決闘の時、高坂先生は俺が刀を使うことが少し気に障ったような感じだった。

 そのせいで刀の呪いで気持ちが高ぶり、怒りにまかせて戦うみたいな感じが少しあった。


 他にも色々なデメリットがある呪いの刀だがメリットもある。

 一つは桜の加護だ。

 自身の魔力を白い桜として外に放出することが出来る。

 放出した桜は自分の意思でコントロールすることが出来るが、数が多くなるにつれて難しくなる。


 あの時は俺と先生の周りを囲む、先生の周りを囲むといった単純な動きしかしてないので簡単に操れるが、大量の桜を一枚一枚を自由に動かすのは今の俺じゃあ無理だ。

 黒制服ブラックになればある程度は可能かもしれない。


 しかもその桜には触れた対象の動きを鈍くさせる働きがある。

 桜を触れた対象、もちろん俺も触れるかくっ付くかすると動きが悪くなる。

 ある程度速度も落とすことが出来るので相手に触れさせればよりこちらが早く動ける。


 そして白桜の最大のメリットは斬った相手の魔力を削ぎ落とす力があることである。


 魔力とは人やモンスター、魔物などの生命エネルギーみたいな物だ。

 休息を取れば半日から一日ぐらいで回復できるが、もし休息を取らずにいると貧血と似た症状で倒れたりする。

 しかも集中力やスタミナも若干落ちるので、使いすぎは相手に隙を与えることになり危険である。

 なので《白桜》の花弁に触れ、もろに一撃を与えられた先生は魔力を削ぎ落とされたため強制的に魔力切れで気絶してしまったのである。


 そんな高坂先生を倒した俺は、体操着から女子制服に着替えて自分のクラスの一年A組に戻ってきた。


「サクラさん強いんだね!そうだ、私たちのチームに入らない?」

「いやいや、こいつのチームじゃなくて俺達のチームに……いや、それより俺たちの部に入らないか?君みたいな美少女なら大歓迎だよ」

「私たちの部に……」

「俺のチームの方が……」


 今日来たばかりの転校生が教師に勝った事はクラスだけでなく、学園全体で話題となってしまった。

 おかげで先程からいろんな人からチームや部活の勧誘が行われていて、かなり疲れる。

 それでもあんな恥ずかしいのを着てるくらいなら仕方ないと思う。

 ほんとあれは嫌いだ。


 先ほどから生徒たちがチームや部と言っているが、チームとは学年ごとにダンジョンやクエストをクリアするために五人以上でパーティを組むことを言う。

 チームでのダンジョンやクエストには教師が生徒の制服の色によって難易度を選別し、その課題を放課後までに終わらせるというものだ。


 チームとは別の部活というものは、気が合う友達や同じ趣味の人たちが合わさったギルドみたいな物のことである。

 こちらは初等部から高等部までの全生徒が入ることが出来、ダンジョンやクエストなどに複数のパーティで挑むことが可能である。


 まあ、桜田一式の時はチームや部活には入らずに一人でダンジョンやクエストなどをこなしてきたが、一人より複数の方が効率はいいだろう。

 そもそも黒制服ブラックだったこともあり人があまり寄り付かなかったのだ。

 こういった風に大勢の生徒から押しかけられた時にどうすればいいのか分からない。

 無言のまま愛想笑いだけで過ごせばいいか。


「そこまでにしといてあげたらどうですか?」


 先ほどの勧誘のラッシュが途中から話し掛けられた一言で一気に静まり返った。 しかも話し掛けてきたのは一学年に二人しかいない青制服ブルーの少女だった。

 金色の髪が肩まで届くか届かないかまで伸びていて、その小柄な身体は見た目十三、四歳ぐらいの少女だ。

 制服と同じ海のように綺麗な瞳で、右手には自身の身長より少し長めの杖を持っていた。

 魔法使いなのだろう、一年だがさすが青制服ブルーだ。

 小さな割りには、その内に強い魔力を秘めているのが感じ取れる。

 こいつ出来る。

 

「いきなり大勢で押しかけたら転校生さんも大変ですよ。次の授業もそろそろ始まりますし、自分の場所に戻ったらどうですか?」


 周りにいた人たちが彼女の言葉でぞろぞろと自分の席やクラスに戻っていった。

 すごいな、さすが青制服ブルー迫力が違う。

 

「ふぅー、皆さん私より年上なのにはしゃぎ過ぎて困ったものですね。初めまして私はアイシアといいます。一応高等部一年で同じクラスだけど、実際は飛び級で来たので実年齢は十三歳です。分からない事があったらなんでも聞いてくださいね」

 

 ということは、アイシアは中等部ですでに青制服ブルーだったということ、その年でそこまで上り詰めるとは天才魔法使いである。

 たぶん理事長ゆかりさんから中等部を飛ばして高等部に飛び級しても良いと許可が出たのだろう。

 一年にも結構強そうな人がいるんだな……。


 アイシアはそれだけ言うと一礼し、自分の席に向かって行った。

 ちょうどその時休み時間終了の合図として鐘が鳴り響き、教室にいた生徒たちも自分のクラスや席に戻っていく。

 先生も来て二限目の授業が始まった。



 二限目の授業は転入してきた俺のために、ダンジョンに関する知識を教えるものであった。

 そもそも学園、というよりフォルティナという国は自国や同盟国の十八歳以下の少年少女を親承認の元、剣や魔法を教育する所なのだ。

 そのため多くの国がこのフォルティナに留学生として子供を寄越す。

 国の三分の一程の敷地が学園として利用され、夏と冬にある長期の休みかクエストの依頼以外では国から出ることは出来ない。


 そんな学園の教育科目に戦闘経験を積むために行なわれるダンジョン攻略と言うものがある。

 何人かのチームでダンジョンに潜るというものだ。

 午後の授業で教師に誰と組んで向かうかを伝えればダンジョンカードを発行してもらえる。

 このカードは学内であればどこにいても設定したダンジョンに転移してもらうことの出来る便利なカードである。

 しかもダンジョン内では、仲間と逸れた最にカード同士で呼びあって場所を教えてくれる機能もある。


 俺ら生徒達が行くダンジョンは学園にはなく、この世界に存在する未発見のダンジョン見つけ学園が管理したダンジョンに行っていのだ。

 

 桜田一式の時もあちこち回って紫さんに報告と攻略をやらされたことがある。

 まあ、おかげで《月光》が手に入り、卒業も早く出来たんだけど……。


 ダンジョンには学園で決められた難易度があり、難易度はランクⅠ〜ⅩⅩまである。

 ランクがあがる毎に、もちろん狂暴なモンスターが出現する。

 そしてダンジョンの最深部には守護者ボスの部屋と呼ばれる一室があり、そこにはダンジョンの財宝を守る強力モンスターが存在すが財宝はすでに手に入れて学園に渡してしまったので無い。

 だが守護者ボスは毎回入るたびに出現するので特訓には丁度いいだろう。

 詳しくは知らないが、ダンジョンから何度も生れ出るそうだ。



 二限目の授業の他に二回の授業が終わり、時刻は十二時半を過ぎていた。

 この学園は午前中に戦闘訓練や戦闘知識などを学び、その後一時間ほど長めの昼休みを過ごしてから午後の授業としてダンジョンに潜ることになる。

 流石に昼休みまで勧誘とかされるのは懲り懲りだ。

 だから授業が終わるとすぐさま教室を抜けて一階にある購買に向かって走り出した。


 購買に着いた時は自分以外の生徒が誰も来ていなかった。

 なので生徒に人気があるコロッケパンと照り焼きチキンドッグを買った。

 本来ならこの世界にはコロッケも照り焼きチキンという物はない。

 おそらく紫さんが俺の世界の物をこの学園で復興させたのだろう、この世界に無いものが購買の棚に多くあった。

 俺なんかよりも紫さんの方が革新者イノベーションの名に相応しいと思う。


 支払うのにこの世界では硬貨が使われているが、この学園内では硬貨は使えない。

 その代わり学園内では各自に配られている生徒証にポイントが溜まり、そのポイントで食べ物や道具などを買うことが出来る。

 ポイントはダンジョンやクエストを達成した報酬か、夏と冬に行われる実力テストでいい成績を取れば貯まる。

 優等生は豪華な食事にありつけて、劣等生は貧しい食事となる。

 弱肉強食、強い生徒だけがこの学園で生きていけるのだ。


 初期ポイントは皆1000P入るが、春まで俺が使っていたポイント108,709,000Pが加わり現在108,710,000Pとなっている。

 コロッケもチキンも300Pほどで、そのまま買った足である場所へ向かう。


 そこは男の時、いつも授業をサボる時に使っていた昼寝スポット。

 学園校舎の立ち入り禁止となっている屋上である。

 いつも立ち入り禁止となっている場所なので、普通の一般生徒は入れないように鍵がかかっている。

 この鍵は物理的にも魔法を使っても解除が不可能な物になっていが、そんな魔法の鍵でも革新者イノベーションと言われる俺は違う。

 一式の時にダンジョンにて全ての鍵を開ける《黄金の鍵ゴールデンキー》を手に入れているのだ。

 それを使い、いつも勝手に屋上に足を踏み入れている。


「ここも変わらないな……」


 変わらない景色、変わらない昼寝スポット、まだ卒業してからあんまり経っていないのに変わらない風景を懐かしく思い、コロッケパンを口に含んだ。

 口の中に柔らかいじゃがいもで出来たコロッケの味と、そんなコロッケにとても合うソースの味が口の中で絡み合い、幸せの味と言える味がした。

 昼休みが終わると次はダンジョンだ。

 いくつかの出来事を整理しつつ、次の照り焼きチキンドッグに手を伸ばす。

 紫さんの頼みである吸血鬼(ヴァンパイア)赤制服(レッド)を倒す程の強さでだ。

 同じ強さの赤制服(レッド)かそれより上の青制服(ブルー)の方が吸血鬼(ヴァンパイア)の可能性としては高い。

 A組には青制服(ブルー)が一人、赤制服(レッド)が俺を入れて四人いる。

 しかもその中から一人が襲われ、合計二人だけとなる。

 他の赤制服(レッド)より下の人を一気に調べるより、数に限られている上位三名を監視したほうが良い。


「問題は、彼女たちとチームが組めるかどうかだよな~」


 俺は自分のクラスの人達のことやチーム編成のことなど、まだ色々なことを知らな過ぎる。


「まずはクラスの人達のことを知る必要があるか……」


 そう考えて、手に持っていた残りの照り焼きチキンドッグを口に入れる。

 そのまま少し寝て、昼休みが終わる十分くらい前に屋上から風のように出て行った。


 


***


 教室に戻った俺は、また何人かの生徒にチームの勧誘を受けていた。

 アイシアのおかげで他クラスからの勧誘は来なくなったが、自分のクラスからの勧誘が何人かいる。

 特に男子。 

 実を言うと、このクラスの男子の中で赤制服(レッド)にまで到達している人は0である。

 彼らはおそらく俺を自分達のチームの戦力、もしくは女とでしか見てないことは、元男であった俺の目から見ても一目瞭然だった。


「いや~、サクラちゃんってかなり可愛いよね~。どう、俺らとチーム組まない?」

「いやいや、俺たちと組んだ方が色々と楽しいぜ」

 

 女子目線なせいか、俺は新たな本能を手に入れたらしい。

 こいつらと組むのはかなり危険だと新たな本能がそう訴えている。

 断っておくのが妥当だろう。


「遠慮しときます。私は強い人と組みたいと思っているので……」

「では、私たちと組みませんか?」


 クラスの男子たちに囲まれている所を割って入って来たのは、先ほども助けてくれたアイシアだった。


「サクラさんが他に行く当てが無いなら、私たちと組みませんか?今日は私たちのチームに欠席者がいてメンバーが足りてないんですよ。どうですか?」


 アイシアの後ろには二人の女子生徒がこちらに顔を出していた。

 おそらく彼女のチームメンバーだろう、男子たちの隙間から見える彼女たちの制服の色は二人とも赤だった。

 今ここでアイシアのチームに入れば、残りの赤制服(レッド)を監視することができ、今この状態を打破することができて一石二鳥である。

 残る問題は女性が苦手な俺が彼女たちと上手く接せるかどうだかだ。


「えぇっと…その…よ、よろしゅくお願いしますぅ……」


 とても緊張して、ギリギリ聞こえるくらいの声になってしまった。

 アイシアにはその小さな声が届いてくれたようで、にっこりと笑顔を見せてうなずいてくれた。


「よろしくお願いしますね、サクラさん」


 突然のことに戸惑ってしまった。

 いくらこの名前が偽名でも、今の自分の名前には変わらない。

 こんなかわいい女子生徒に名前で呼ばれることなんてすごくドキドキして頭から煙が出そうだ。

 しかも手をに握ってきた。

 ちょっとやばいかも……。


「…ぇっと…その……」


 とても緊張して全然言葉が出て来ない。

 そんな慌てふためく俺に、アイシアは微笑みながら口にした。


「驚かせてしまってごめんなさいね、少し馴れ馴れしかったですかね?」


 馴れ馴れしかったと思ったのか、少し残念そうな顔をして握っていた手を離した。


「がんばろうね」


 おおぅ……。

 ま、眩しすぎる……。

 そんな眩しい笑顔で言われたら、ダンジョンが始まる前に戦闘不能な状態になってしまうよ。

 美少女恐るべし……。


 そんな風に思っていると、教室に高坂先生が入ってきた。

 白桜の攻撃を受けて予想では今日はもう会わないと思っていたが意外と魔力の回復が早いようだ。

 さすが元、青制服(ブルー)の生徒だったことのだけはある。


「これからダンジョンでの実戦訓練を始める。チームリーダーは今日の課題のダンジョンカードを取りに来い」


 高坂先生が教壇の前に立ち、チームリーダー達にダンジョンカードを配っていく。

 アイシアも教壇の前にいる先生の所に向かっていった。

 アイシアさんがチームリーダーだったようだ。

 自分より年下なのに頑張るな……っと思う。


「ダンジョンカードを貰ったやつからさっさと行け、時間なくなるぞ」


 アイシアは先生からダンジョンカードを貰うと俺と二人の女子生徒のところに戻ってきた。

 彼女が持ってきたダンジョンカードは難易度IX、このメンバーだと少し楽なぐらいの難易度だ。


 ダンジョンの難易度は同じ色の制服の人が四、五人で組んだ場合、白制服ホワイトだとI、黄制服イエロー緑制服グリーンはII~VII、赤制服レッドだとVIII~XI、青制服ブルーだとXII~XVぐらいがダンジョンに入るにあたって、死なずに帰ってくる安全範囲ということである。

 そのルールを守らない生徒は命の保証ができない。

 ダンジョンカードにある転移魔法でいつでもダンジョンから抜け出すことが出来るので危険だと思ったら直ぐに脱出出来るが、その場合ダンジョン失敗として単位と学生証にあるポイントが難易度の高さによって減少する。


「私たちが今回行くダンジョンは 〈迷宮ラビュリントス〉というダンジョンです。説明によるとダンジョン内は大きな迷路になっているようで、モンスターは中型ゴーレムが何体かいるようですが、あまり多くはいないそうです。そのかわりダンジョン内にはトラップが多いようなので、みなさん気をつけてください。では、ここで新人の一色さんのために自己紹介をしましょう。改めて、私はアイシアといいます。ポジションは後衛での魔法攻撃です。よろしくおねがいしますね」


 アイシアの説明と自己紹介が終わり、隣にいたパーマのかかった赤いショートヘアの少女が次に自己紹介をしてくれた。


「私はキール・ウェイマスよ。ポジションは前衛で剣士をやってるわ。よろしく」


「はい、はーい!私ニール・ウェイマス!キールとは双子の姉妹です!ポジションは前衛後衛両方いけるバランス型でーす。よろしくー!」


 キールの自己紹介の後にテンションの高いニールといった少女が飛び込むように言ってくる。

 ニールはキールと同じ髪色で顔も似ているので見分けがつかないが、キールがパーマヘアに対しニールは自分の髪を黒いゴムでまとめて、頭の右側に肩ぐらいまでのポニーテールをつくっている。


「ほら、サクラさんも自己紹介」


 アイシアにせかされて、緊張しながら自己紹介をしようとした。


「……ゎ、私はサ、クラです。と、得意なことは、刀で戦うことと、魔法で戦うことです……。ょろひくお願いします!」

「てことは、サクラちゃんは私と一緒のバランス型だー!よろしくね!」


 ニールは高いテンションで両手を握り、ブンブンと上下に振り回す。

 この子は結構フレンドリーだからあまり緊張しないけど、いきなり手とか握られると心臓に悪い……。

 キールもニールもアイシアに負けず劣らずの美少女だ。


「今回はサクラさんは初めてのダンジョンなので、私と一緒に後衛からの攻撃です。ダンジョン内にはトラップがあるけど、罠探知トラップサーチの魔法って覚えてますか?」

「だ、大丈夫です。出来ます」

「早くいこう、ダンジョンが広いと放課後までに間に合わない」


 ニールがダンジョンに行こうとせかす。

 他の二人も準備が出来たようだ。

 四人はダンジョンに向かうため、ダンジョンカードを持って同時に転移魔法を発動させる。


『転移〈迷宮ラビュリントス〉!!!!』


 その言葉をキーとして手に持っていたダンジョンカードが光り輝き、彼女らをダンジョン〈迷宮ラビュリントス〉に転移させた。


 まさかこのダンジョンで様々なトラブルが起きるのは、この時の俺は知るよしもなかった。






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