不幸の序奏曲
アレンの正体をはっきりと知った日から、いくつもの月日が経った。
段々と夏の暑さが遠ざかっていくことにも気づけないほど、落ち込んでいた日は長かったと思う。
あの日以来、アレンが来ることは一度もない。
当たり前だ。向こうから恐ろしいことをしようとしてきたとはいえ、怪我をさせてしまったのだから。
何も知らずにアレンを慕って過ごしていた幸せな日々は、もう二度と来ない。後に取り返しのつかないことになってしまう前に気づけたのは良いものの、もう会えないことを思うと寂しさが募るのは変わってくれない。
アレンのことなんか嫌いだと思いたいのに、どうしてもそんな簡単なことが出来なかった。
「お嬢様…ご気分はいかがでしょうか?」
「……………外に出るのは嫌だけど…起きることはできる…」
あの日から、私は体調が何となく優れなくて、ベッドで過ごすことが増えた。外で散歩できる時が一番良いと言えるぐらいに。
「お嬢様…あの時のことは本当に申し訳ございませんでした。万が一のことがなかったとは言え、力尽くでも止めるべきでした」
「………サラは悪くないよ」
サラは何も悪くない。こんな気持ちにさせたアレンが悪いのだ。そう思っていないと、アレンを本気で嫌いになれない。
「お嬢様、このことは旦那様には内密にしておきましょうか?」
グレイも、ほとんど寝たきりのお父様の看病をしながらも、わざわざ様子を見に来てくれることが増えた。今もこうして、近くで私を見守ってくれている。
「うん…お父様の病気が悪化したら大変だから…」
「……分かりました」
「サラさん、旦那様がお呼びです!」
他の世話役の女性が、サラを呼ぶ。
「は、はい!ではお嬢様。今日はゆっくりお休み下さい。グレイ、しばらくお嬢様のことをよろしくお願いします」
「ああ、サラも無理はしないでくれ」
「はい!」
サラがいなくなると、グレイは寂しそうだ。それを見ていると、私はあることが気になり始めた。
「ねぇグレイ、聞きたいことがあるんだけど…」
「はい、私に答えられるものであればなんでもお聞き下さい」
「グレイはサラのこと好きなんでしょ?」
「はぁっ!?な、何をいきなり…!!」
いつものクールに澄ました顔を一気に赤くして動揺するグレイは、珍しくて新鮮だ。
「それじゃあ、好きじゃないの?」
「〜〜〜〜〜ッ…はい、お嬢様がここに迎えられる前からずっと…ただの妹分だと思ってたのがいつの間にか…」
私がここに来る前から、サラのことが好きだったみたいだ。もう記憶には残ってないけど、記憶喪失になる前にもサラを優しい目で見つめていたのだろう。
それよりも、気になることは他にある。
「……グレイは、サラに対して服を脱がして身体を見たり触りたいって思ったり、その先までしたいって思うの?」
「ちょっ…お嬢様!!大人をあまり揶揄うものではありません!!」
「揶揄ってないよ。真剣に聞いてるの」
アレンがなんであんなことをしたのかも気になる。サラのことが本当に好きなグレイは、あんな恐ろしいことをしようとは思わないに決まってる。
小説に書いてあるそういう行為については、大体がフィクションだと分かっている。だから現実にはあり得ないことだと、私はずっと思っていた。
「…………お嬢様、男が想いを寄せる女性に対してそのような気持ちを一度も持たないことなどほとんどがあり得ないのです。私でさえ二、三度くらいは考えてしまうくらいですから…」
「ッ………!?」
嘘だ。あのクールで常に己の感情を晒すことがないグレイが、紳士的な仮面の下ではそんなことを考えていたなんて信じられない。
「グレイも…あんな恐ろしいことをサラにしようと思ってるの…?」
「………お嬢様、それは決して全部が全部恐ろしいものではありません」
もしやと疑う私に対して、グレイは優しく語りかける。
「たしかにあの行為は本当に恐ろしい場合もあります。女性を辱めたり、性欲の捌け口にしたりという身体目的であることも少なくありません。ですが、そのような穢れた心を持たない男は、本当に心から愛している女性の気持ちも考えず無理やりその先まですることなど絶対しません。少なくとも私はそのつもりです」
「………けれど…アレンは……っ」
アレンは私が嫌だと泣いていても、構わずその先までしようとしていた。私を辱めたいからそうしたんだとしか思えない。
「…アレキサンドラ様がしでかしたことは確かに私も許し難いです。ですが本当に身体が目的だとしたら、か弱い女性であるお嬢様に対して力尽くでもその先のことを行っていたと思います」
「………どういうこと?」
「心から愛しているから、嫌がるお嬢様に対して最後までしなかったのだと私は思います」
アレンが私を愛している?
そんなわけない。
確かにあれ以上の酷いことはされなかったけど、私が引っ掻いていなければ、最後までしていたかもしれない。
引っ掻く前から恐ろしい思いをさせてきたアレンが、私を本当に愛しているとは到底思えなかった。
「………それでも…私はあの人のこと許せない…」
「お嬢様、それは私もサラも同じ気持ちです。もし今更あの色男が首を垂れて無様に謝ってきたとしても、遠慮なく顎に蹴りを喰らわせて、あのお綺麗な顔面に100回ほど平手打ちしてやりますから」
グレイが拳を握ってそう宣言した。
アレンは国王なのに、そんなことを平気で言うなんて想像もしていなかった。
「ッ……!!あはは!!そんなことしたらグレイが捕まっちゃうよ」
あまりに可笑しくて、つい笑ってしまった。こんなに笑ったのは久しぶりだ。
「ふふふ、今回はあちらにもちゃーんと弱みがありますから」
いつもの紳士的な笑顔とは一変して、ニヤリと悪戯っ子のように笑うグレイに、一層笑いが止まらなくなった。
「あははははっ!!グレイがこんなに面白いなんて思わなかった…!!」
(あれ…?こんなこと…前にもあったような……ここであったことじゃなくて……もっと前に…………)
そう思った途端、頭の中に何かが流れ始めた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
『美加理、このキャラって毎回変なフラグ建ててない?フラグ建築士だからこそ、もう何も怖くない…っモードになってたりして』
『あっはははは!!それ別のキャラも入ってんじゃん!!』
『えっ、俺今そんな有名なセリフ言ってたの?』
『いや知らなかったんかい!!やばいっ…笑い過ぎて腹痛い…!死ぬっ…!』
グレイの代わりに別の男の人が目の前にいる。誰かわからない黒髪の男の人が、映っている機械のようなものを指差して、困惑しつつも楽しそうに笑っている。美加理と呼ばれた私は、笑い過ぎてお腹が痛くなっているらしい。
一体誰なのだろうか。記憶を失くした私が唯一覚えていた名前を呼ぶこの人は。
それを考え始めると、今とは違う他の映像がまた頭の中で流れる。
そこには、私を美加理と読んでいた男性と、知らない女の人がいた。
『……○○…そいつ誰?』
そう言っている私の心が、怒りに染まるのを感じる。
目の前にいるのは、赤茶色の髪を、私と同じ赤い組紐で二つ結びにしている女の人だ。
私が赤い組紐を見て胸が苦しくなったのは、これが理由なのかもしれない。
信じていた相手に裏切られたような感覚で、胸が締め付けられる。
今の私の、アレンに対する気持ちと同じだ。
(……私がどれだけ好きだと思っていたの…?なんで裏切ったの…?)
今の言葉は"私"じゃない。"美加理"と呼ばれる私のものだ。
しかし、"美加理"の言葉は今の"私"の想いを代弁しているようで、不思議に感じる。
否、代弁なんてものじゃない。
そもそも私は、"美加理"のこの想いを知っている。
だって私は………。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「……様!!お嬢様!!」
「ッ………!?」
グレイの声で、私はやっと我に帰った。
「急に心ここに在らずな状態になっていたので心配しましたよ…大丈夫ですか?」
「………うん…なんか…思い出しそうになってたっていうか……」
「ここで過ごしてきたことを…ですか?」
違う。ここでの人生のことよりも、もっと大事なことを思い出しかけていた。
あの時の私は、髪を結ぶ赤い組紐を嫌っていた理由が分かり、今のアレンに対するものと同じ気持ちを抱いていた。
ただ、今となってはその詳細を全く思い出せなくなっていた。
「……なんでもない。今日はゆっくり休むことにするね」
ドタドタッ…!!
誰かが急ぐように走ってくる音が激しく聞こえる。
「全く…お嬢様や旦那様に迷惑をかけるようなことを…」
バンッ!!
「お嬢様!!」
サラが急に扉を開け、只事ではない様子で入ってきた。
「サラ!!ノックぐらいちゃんとし…」
「そんなこと言ってる場合じゃないの!!お嬢様…っ!!ヴィクトワール公爵がアレキサンドラ様に対して反乱を起こして…幽閉されたそうです!!」
「えっ…!?」
アレンが捕まって、幽閉された。
突然聞かされたその知らせに、私は驚きで言葉が出ない。
「ここ最近宮廷内の空気が非常に悪いと旦那様が言っていたが、まさか彼奴…ラルフ様がそこまでするとは…っ」
「………グレイ…なんでそんなことになってるの…?アレンが幽閉って…?」
「ッ……実は…アレキサンドラ様が義弟になるドルーゼ様を重用したことで、元側近のヴィクトワール公爵との関係はどんどん悪くなっていたんです。旦那様は…ご自身が過去に面倒を見てきたどちらか一方を取らねばならない状況に苦しんで…」
「ッ……」
「ただ…あのラルフ様がそれだけの理由で王に反旗を翻す人間だとは到底思えない…それに…アレキサンドラ様が差をつけるような扱いをしているとも…」
ここ最近、やたらと武器屋の人達が街を徘徊しているのを散歩している時に見ていたから、戦争か暴動が起こりそうなのは知っていた。
しかし、まさかアレンに対して危害が及ぶ可能性があるほどだったとは、思ってもいなかった。
(お父様がどっちにつくかで悩んでたのは…私がアレンを国王とも知らずに交流を持ってしまったから…?)
お父様が病気になってしまったのは、全部自分のせいかもしれない。
「サラ…グレイッ…!私のせいで………」
「ミーシャ…それは違う…!全部私が悪いんだ…!!」
「ッ…!?お父様!?大丈夫!?」
苦しそうな面持ちをしたお父様が、扉をゆっくりと開ける。病気なのにわざわざベッドから起きて来たんだろうか。
「私の心が弱かったせいだっ…ミーシャは何も悪くない…ラルフと陛下の間を取り持つことも…どちらかを取る勇気も無かった…私の…………っ」
力が抜け落ちるように、お父様が床に横たわってしまった。
「ッ〜〜〜〜〜!!旦那様ぁ!!」
「誰か来てくれ!!!旦那様っ…しっかりなさって下さい…!!」
「お父……様っ…」
お父様の元に駆け寄っても、どうすることもできない。孤児だった私を愛し育ててくれた人の命の灯火が消えようとしているのに。
私は無力だ。
それが悔しくて悲しくて、医者の人達に運ばれていくお父様を見つめているだけで、涙がボロボロと溢れる。
「…お嬢様、旦那様はきっと大丈夫ですから!!気をしっかり持ってください!!」
「旦那様が回復なさった時にお嬢様がそんな悲しそうな顔をしていたら…旦那様も悲しみますよ…っ」
サラとグレイは一生懸命私を慰めようとしてくれるけど、二人だって泣いている。そんな二人を見て、私は涙が止まらなくなる。
医者や看護師達も、お父様を治そうと頑張ってくれている。こんな病で、お父様を喪うわけにはいかないと。
しかし、もう一度お父様の元気な姿を見ることは、叶わなかった。
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数日後…
五歳の頃に孤児になった私を引き取り、ここまで育ててくれた養父レオン・グレイス侯爵の埋葬が行われた。
「あぁ…あのグレイス侯爵がお亡くなりになるなんて…っ…」
「身寄りのない人たちを次々引き取って面倒を見るほどの心優しい方だったのに…」
「病気になられたのは今現在争われているアレキサンドラ様とヴィクトワール公爵のどちらに着くべきかと悩んでおられたからだそうだ」
「無理もない…あの優しい人にどちらかを切り捨てるなんてできっこない…」
突然起きた戦争の都合で人数は少ないものの、来てくれた全員がお父様の死を悼み、悲しむ。
「ぐすっ…ぅうっ…旦那様…っ…私を助けて下さった御恩をお返しできぬまま…」
「…俺みたいなどうしようもないクズが更生できたのは…旦那様のおかげで…っ……ぅっ…」
サラとグレイだけじゃなくて、他の使用人の人達は皆、私と同じ孤児だった。お父様が助けてくれなければ、生きることすら叶わなかったそうだ。命の恩人を失って、みんな涙を流し続ける。
お父様には、結局何度も迷惑をかけてしまい、親孝行すらできなかった。少し抜けてるところはあるけど、思いやりを行動にできる優しい人だったからこそ、その申し訳なさは募るばかりだ。
正体も知らずにアレンと交流を持ち、会えないと寂しいと思うようになったせいで、こんなことにまでなってしまったのだろうか。
そのことが一番迷惑をかけたかもしれないと思い、まだお父様が重篤になる前の、アレンと別れてから数日経った頃に謝罪したことがあった。
お父様は、謝る私に対して怒ることもなく、逆に私に謝罪をしてきた。
『元々は私が最初からちゃんと教えなかったのが悪いんだ…陛下に自分で言うまで黙っててくれと頼まれようと、言えば良かっただけのことだ』
『………でも、最初に会った時に迂闊に話したのは私が…」
『いや、それはもう仕方のないことなんだ。それよりも私は…陛下が"アレン様"として交流を持って下さったおかげで…あの病がちだったミーシャが元気になって、楽しそうな顔を見せるようになったのが嬉しくて…』
『っ………お父様…』
『だから私は…ミーシャが少しでも元気でいられるように…陛下が正体を知らせてくれるその日までは黙っていようと思ったんだ。あの方が正体を明かすはずだった日に、私が代わりに言えば良かったのかもしれない…そうすれば、あの方に対して極力会わないようにと言わずに…ミーシャともただの友人として接して下さったはずだったんだ…』
『……私が自分で知ろうとしていれば…こんなことにはならなかったのかな…?アレンとはもう会うこともなくなって…お父様まで病気に……』
『………僕のは…ミーシャが初めて宮廷に行った時からあまり良くない状態だったんだ…だから僕の病気のことでそんな泣きそうな顔をしないでくれ…それに…あのお優しい陛下なら、また友人にいつか戻れる……僕がいなくても、陛下は助けてくださるよ。だから…大丈夫だ、ミーシャ…』
お父様は、いつでも私を責めることはなかった。昔トニーに襲われたことをきっかけに親戚との交流が完全に途絶えてしまった時も、『ミーシャは何も悪くない』と言ってくれた。
私が元気でいてくれるなら何だって良いと、ずっと見守ってくれていた。
そんな優しいお父様は、もうここにはいない。
「ッ〜〜〜〜…ぅ……ぐす…お父…様…っ…!!うぅうっ……ひっく…ぅうッ…」
私は、ただ泣くしかできなくなった。
孤児の私がお父様に引き取られた時の記憶が、ずっと朧げだったのに、今残酷にも甦ってくる。
本当の両親の記憶もほとんどなく、施設でも友達ができない。そんな辛い日々を過ごしていた私を、「うちにおいで」と言って引き取ってくれたお父様は、いつもの優しい笑顔だった。
ずっと、生きていて欲しかった。
「可哀想に…たった一人のお父様を亡くされて…」
「あの子はどうなるんだ?」
「あぁ…あの東洋の国から亡命してきた姫との混血の娘と言われる…」
「しっ!こんな時に何を…っ」
お父様のことで悲しんだ人達は、今度は泣き続ける私を見ながら噂をし始める。
「恐らく親戚筋に引き取られるんでしょう?」
「前当主がグレイス侯爵の弟であるクローズ伯爵と…その他の親戚筋の人間がかなり申し出ているそうだ」
「まあ、あくまで申し出ているのは男だけらしいが…引き取るついでに妻にでもする気なのだろうな」
「それはあの御令嬢も気の毒に。特に前のクローズ伯爵はあの謙虚で聡明なグレイス侯爵の弟とは思えないほど横柄で自分勝手で…あの寛大なアレキサンドラ様ですら毛嫌いしていらしたような方なのに…」
(っ………!?クローズ家って………あのトニーがいるところ!?)
クローズという言葉を聞いて、身体が震え始める。
あの家に行くのは嫌だ。
お父様の弟、私にとっては叔父様にあたる人も意地汚くて嫌な人だった記憶がある。それ以上に、息子のトニー・クローズに会いたくない。
平気で私に恐ろしいことをしようとした人に。
「けれどあの横柄な当主はもうお亡くなりになられたんでしょう?今はその御子息が継いでいるからなんの心配も…」
「そうとは限らないぞ。息子のトニー・クローズ様も相当な傲慢で…幼少の頃のミーシャ嬢に…」
「まあ…いやらしい…」
これ以上は聞きたくない。私がどれだけ辛かったかをなんとなくでも分かるのなら、面白半分で話をしないで欲しい。
甦った思い出に浸っていたはずが、それがどんどん黒く塗りつぶされていく気がした。
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お父様の埋葬が終わり、私は重暗い気持ちを抱え込んだまま、グレイス家に戻った。
ガチャッ…
「待ち詫びていたぞミーシャ・グレイス!!俺はお前の育ての父上が亡くなられたと聞いてわざわざ心配でここまで飛んできたんだ。感謝するんだな!!」
出迎えてきた人物を見て、私は絶望した。
嘘だと言って欲しい。
何故私とお父様の家に、あのトニー・クローズがいるのだろうか。
わざわざ遠い場所からここまで来るとは思ってもいなかったため、ショックで目の前が真っ暗だ。
「ミーシャに話があるから下僕"共は外せ!今日ぐらいは休ませてやる!!俺は優しいからな!!」
私の後ろにいるサラやグレイを筆頭にして、トニーは偉そうに言い放つ。
(下僕…!?私にとっては家族も同然の人達なのに…)
「………………こんのクソガキが」
「グレイ抑えてっ…!!クローズ伯爵のご慈悲、有難くお受けいたします」
「サラ…っ」
「お嬢様、私たちは大丈夫ですから…何かあったら呼んでください」
小声でそう言ったサラは、グレイ達と一緒に自分たちの部屋に向かって行ってしまった。
(トニーと普通に話をするのも嫌なのに…二人きりになったら何されるか…)
昔のことを思い出してしまい、トニーの前から今すぐ逃げ出したい。
それ以上に、私はサラでもグレイでもないある人に、無意識に助けを求めてしまっていた。
第1章.end
次回から第二章に入ります。忘れた頃にやって来たアイツが原因でしんどい描写により重くなりますので、お覚悟の程を。




