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勇者の仕事

作者: 戯言士
掲載日:2025/12/20

 魔王が死んだ。

 全人類の敵、魔族を統べる王の死に人の世は沸き立つ。後は残りの魔族や魔物たちを根絶やしにするだけだ。


 だが、勇者の仕事はきっとそれだけでは終わらない。

 我らの平和を脅かす敵は何も魔族だけとは限らないのだから。


 取り敢えずは隣国、そして世界中の国々。それらを滅ぼし我が国が統一すれば国際間の争いも無くなるだろう。


 次は国内。貴族や豪商たち。

 国政と民の生活を地位と財力で脅かす彼らも敵だ。

 中央集権と全産業の国営化。政治と経済の全てを国がコントロールすれば、国内の争いも無くなるだろう。


 非情だが、それが人類の選んだ真理。対抗する敵の一切無き統一こそが人類の平和。


 まるで人類の否定した魔王だ……。

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― 新着の感想 ―
勇者「経済をコントロールして、国民全員が平等な、パラダイスみたいな国を作るぞ!」 戦士「知識階級は〇すぞ」 魔王って、敵国のメタファーなんでしょうね。
これは何とも考えさせられるお話ですね。 確かに全ての敵や敵と成り得る予備軍を駆逐すれば平和になるでしょう。 しかしながらそれはともすれば冷たい管理社会を構築する事にも繋がりますし、時間を経るにつれて体…
完全なる善と完全なる悪は同一なんですよね。 価値観が異質で、決して馴染めない。 そして、自らが異端を認めない。 どちらも凡百の民からすれば、ただの脅威でしかない。 清濁併せ呑むことは、実は人が社会…
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