それは解けることを知らない
世界はまたこの場所から沈み
明後日の方へ辿り着く
伸びた背は一人だけ浮いてて
見渡せる景色は広いからどこまでも寂しい
約束を結んだ誰かと
今でもそれはいつかを唱えている
そんな風に思えてしかたない
本当の強さが欲しい
目指す先にユウキを夢見る
歩いた距離は一周にも満たないもので
こんなにも疲れやすい心臓でよく
何も迷わず来れたなと驚いた
我ながら上出来だよ
手にした方角の方から
前髪を揺らす風が強く吹いて
一瞬立ちくらみがした
ここを離れる合図が遠くで鳴る