アリスと不思議な館
ある日の夜、森の古い館に1人の少女が迷い込んできた。館の主人は名前を尋ねたがこの少女は名前が分からないという。そこで主人は名前の無い少女にアリスという名前を付けた。彼女はたいそう喜び、この館にメイドとして住むことになってしまった。しかしそれがこの後大変なことを引き起こすきっかけになってしまった。 アリスは、いつも通りの業務をこなしていたが、ふと部屋の扉が開いていることに気がついた。この部屋は絶対に入ってはならぬと言い聞かせつけられた部屋だとアリスの脳内では理解していたがつい出来心でその部屋に入ってしまった。「ご主人様も見てないし、少しくらいなら…。」と脳の中で思いながら部屋に足を進める。「ガチャン!」と大きな音を立てて扉が勢いよく閉まった。出られない。
それから彼女の姿を見たものは誰もいなかったそうだ。