十三人目 たんばりんさま
エッセイとは至高の芸術品。
とある方からそう教わりました(例によってたらこの妄想
その人がたんばりんさまです(多分これ読んで本人は困惑すると思う
たんばりんさまの名前を最初に見つけたのはひだまりのねこさまのエッセイの感想欄でした。
たらこはひだまりさんのエッセイを読んで回っていたのですが、いろんな作品でこの方のお名前を拝見したんですね。
ひだまりのねこさんのファンなのかな……となんとなく思っていたのですが……しばらくして、たんばりんさまのエッセイをジャンル別日間ランキングで発見しました。
それがこちらの作品。
〇 SIDE-B 傷だらけのライダース n6705hg
文字数541字。
たったそれだけの短いエッセイなのですが、たらこはなんて素晴らしいエッセイなんだろうと素直に感動しました。
いや、あのね……エッセイを大量に書いているとね、好みのエッセイを見つけるとビビビッと何かを受信するんですよ。
あっ、これ仲間だって思っちゃう(怖い……
勝手にたんばりんさまを仲間認定したたらこは、お気に入り登録をして新作エッセイを拝見させていただくことにしました。
そして……
〇 SIDE-B 卵を茹でるプライド n5875hh
を拝読させていただきました。
読み終わったら思わずレビュー書いちゃうほどすげぇって感動したんです。
では、何がすごかったのか。
たんばりんさまのエッセイ「SIDE-Bシリーズ」はですね、短い文章の中できっちりと主題を明確にして、なおかつ記憶に残りやすいエピソードを入れて、最後にちゃんと結論を持ってくるんです。
何だ簡単な事かと思った方、是非ともエッセイを書いてみて下さい。
クッソ難しいですから。
たらこもエッセイを書いていて、たまに結論があいまいになったり、主題が迷子になったりするのです。
エッセイは思っている以上に書くのが難しかったりします。
んでね、たんばりんさんのエッセイは特にエピソードが良いんです。
こちらの作品も出だしはエピソードから始まります。
エッセイの難しいところは、エピソードと主題を結びつけることだったりします。
そして、そのバランスも大事。
ちょっとそのことについて語らせていただきたいと思います。
・エピソードが長すぎると主題があやふやになって、結論があいまいになってしまう。
筆者の身の上話や体験談が長すぎると「それで、なんの話?」って聞きたくなっちゃうんですね。日常会話ならそれでいいかもしれませんけど、エッセイを読みに来た人たちは作品を読みに来たのであって、話を聞きに来たわけではないんですよ。
だからエピソードもほどほどの長さにしないといけないのです。
・逆に主題を語りすぎると冗長になって退屈で、印象に残りにくい。
主題とはつまり、物事を論じるための軸となるテーマですが、このテーマについて語りすぎるのもナンセンスなのです。
エッセイなのに知識披露をして、自分の好きな事について延々と語っていたら、途中で読むのを止めたくなりませんか?
エピソード抜きで知識を語るだけのエッセイがあったとしても読みたいとは思えません。
ウィキとかを読めば済む話なので。
エッセイにはエピソードが不可欠です。
何を論じるにしても必ず自身の体験を通したエピソードが無いと、エッセイは面白くならないと考えています。
面白いエッセイは親しみの持てるエピソードから始まり、速やかに主題へとつなげて結論を出す。
これをスマートにやってのけるのが、たんばりんさまなんですね。
紹介させていただいたエッセイは無駄を一切省いた必要最低限の文字数しかない作品。
その中にエピソードと主題がバランスよく組み込まれ、さっと読ませて記憶に残る。
たかがエッセイ、されどエッセイ。
この作品はたんばりんさまのプライドの結晶とも言っていいでしょう。
ほかの「SIDE-Bシリーズ」も是非、お読みいただきたいと思います。
たんばりんさまのエッセイはどれもおススメなのでハズレが一つもありません。
エッセイを書いてみようと思っている人も、参考にしてほしい作者様ですね。
あっ、そうそう。
SIDE-BってんだからAもあるだろってことで、そっちも紹介しますね。
〇 よう来たな、まぁ座れや n9244gs
こちらは連載作品のエッセイです。
記念すべき第一話は――
うんこおおおおおおおおおおおおおおおおおお!
一話目からうんこの話してるよおおおおおおおおおお!
……はい、ごめんなさい。
たんばりんさま、許してちょんまげ。




