第五話"始まり"
第五話"始まり"
翔「どこから音が出てんだよこれ!?」
ゲ「翔様初めまして私の名前はゲーミングカケルです。今後翔様の役に立つようお供いたします」
翔「ゲーミングカケル!?あっ、そうか俺がさっき言った名前か。これからよろしくなゲーミングカケル!」
ゲ「今回はどのようなご要望でしょうか?」
翔「あぁそうだった。今から学校にチャリで行っても間に合いそうにないんだ!お前の力でどうにかして今すぐ学校に着く方法はないのか!」
翔は慌てていた後5分で学校に着かなければならなかったからだ。
ゲ「お安い御用です。ならば学校までワープしてあげましょう」
翔「ワープ!?そんな事が出来るのかお前!早速やってくれ!」
ゲ「ただし私とのゲームに勝つ事が出来なければなりません」
翔「ゲーム?なんでそんな事する必要があるんだよ」
ゲ「私とのゲームに勝つ事が出来たら翔様のご要望の品が出てきます」
翔「なるほどな!なら簡単だ俺がどんだけゲームをやってきた知らないだろ!」
するとゲーミングカケルがオセロになった
ゲ「今回のゲームはオセロです。このゲームに勝てたらワープさせましょう」
翔「よっしゃやってやる!ってかゲームやってる間に5分経ってしまうじゃねぇか!」
ゲ「そこはご安心下さい」
そういうと翔とゲーミングカケルの空間が変わった
ゲ「ここはゲームルームその名の通りゲームする部屋です。この部屋ではいくら時間を使おうが通常の世界では一切時間は経過しません。」
翔「なるほどな!ならこの部屋でどんだけゲームしようがここから出たら元の時間のままて訳だな!」
ゲ「その通りです。翔様。では早速始めていきましょう。オセロスタート」
そういうとオセロの板に黒のコマが出てきた
翔「なるほどコンピュータと戦ってるのと同じか!」
翔「やってやるぜ!ウォー!」
それから10分後経過した
翔「これでどうだ!」
バン!と翔が勢いよく白のコマを置いた
ゲ「ゲーム終了。黒のコマが31、白のコマが33翔様の勝利です」
翔「よっしゃあー!ゲーミングカケルじゃあ勝利の品のワープをさせてくれ!」
すると空間が元の場所に戻った
ゲ「承知しました。では学校までワープします。目を瞑ってください」
翔は目を瞑った
ゲ「翔様目を開けてください」
翔「うわっ!本当に学校に着いてる!スゲェーなこれ!これで遅刻せずに済んだありがとなゲーミングカケル!」
ゲ「翔様の役に立てて何よりです。一つお伝えしておきます。1日一回でも私とのゲームに勝てたらその日は4回まで翔様のご要望に応える事ができます」
翔「なるほどな。じゃあ今日は後3回てことだな!なら帰りもワープしてくれ!」
ゲ「承知しました。次の日になればまた新しいゲームで対決して勝利できたらまた4回ご要望に答えます」
ゲ「また何か要がありましたらお呼び下さい。それまでは翔様のカバンの中で休んでおきます」
翔「分かったぜ!また必要になったら呼ぶな」
キーンコーンカーンコーンとベルの音が鳴った
先生「今日も神崎は遅刻かぁ〜。何回言っても変わらんなぁ」
ダンダンダンガラガラガラー!
翔「あっぶねぇ〜!あと1秒遅かったら遅れてた!」
先生「神崎!?今日は遅刻せずに来れたんだな偉いぞ!」
恵「(なんで翔のやつ自転車なのに間に合うのよ。あそこから自転車出来たら絶対に間に合わないはず何か怪しいわねぇ〜)」
先生「神崎席に座れ」
翔「はーい」
大和「翔〜珍しいなぁお前が遅刻しないなんて何かあったか?」
そう言ってきたのは翔の同じクラスメイトの谷大和だ
翔「まぁな今日からちょっと気を引き締めようと思ってな」
大和「へぇ〜あの翔がそんな事が思うようになったんだなぁ〜!」
先生「よっし今日はみんな揃ってるなちょうど良い。今日からこのクラスに新しい子がやって来る」
翔「転校生か!?やったぜー!女の子かなぁ〜」
大和「女の子ならなぁ〜」
恵「あんた達ほんと変わらないわねぇ〜転校生なんて大抵男子よ」
翔・大和「うっせぇー恵は黙ってろ」
この3人は昔から近所同士でよく遊ぶ仲だ
先生「では紹介しよう。今日からこのクラスの一員となる瀬尾里音さんだ」
里音「初めまして。瀬尾里音と言います。1年間よろしくお願いします」