始まりの始まり
どうも、片桐ハルマです。
新年度いかがお過ごしでしょうか? もう、大体のところが入学式を迎えたのではいでしょうか? なので、ジブンも新しいことに挑戦という事で、新しく連載を増やすことにしました。パチパチパチ
今回は、『スキルウォッチ』と銘打って、人間を超能力者に変え、戦うお話です。今回の舞台はまさに現代の日本。抱えている問題も現代世界と大差ありません。食糧危機、環境問題、戦争間地かの緊張状態など、その全ての原因は、人間の進化が停滞していることにある。そう解釈した組織が、勝手に起こしたデスゲーム。その核をなすのが『スキルウォッチ』なのです。って、書きすぎですね。では、また本編でお会いしましょう。
暗い部屋の中一つのスポットライトがその中にいる一人の人を照らす。かなり細身のその人は顔を下に向けていて表情は分からない。高級な店のウエイタ―やバロンが着るような服を着ていることから男性のような気もするが、その細い体の線から女性のようにも見える。
突然、どこからともなく軽快な音楽が鳴り始める。子供の遊技場で流れるような、テンポがよく、明るいイメージを持つ曲。それに合わせてその人も体を動かし始める。そして、持ち上げた顔には満面の笑みを浮かべたピエロの面を付けていた。その瞬間曲のイメージがいい気に変わり始める。先程とまあったく同じ曲であるはずなのに、どこか不気味な音色に聞こえてくる。
「皆さんは、一度は不思議な力を持ちたい。そう思ったことはありませんか?」
ピエロの面を付けた人が話し始める。その声は、高くもなく低くもない。男性の声にも聞こえるが、女性の声でもある。老人のような口調であるが、若々しい声。情報がありすぎてとらえきれない声でピエロの面の人は続ける。
「空を自由に飛びたい。動物と話がしたい、なってみたい。誰にも負けない力が欲しい。特別になりたいと。」
ピエロの面の人は、直立状態から両手を左右に広げる。手のひらをゆっくり回転させ、体の正面に来た時には、両手は45度にまで持ち合があっていた。
「しかし、それが当たり前になってしまうことも心のどこかで望んでいない。だから、特別になりたいのです。」
開いていた両手を今度は左手を後ろに回し、右手は顔の前で人差し指を立てて、等間隔でひり始める。そして、スポットライトの中で歩いているような動きをする。完全な暗闇のため、スポットライトが動いているのかも分からない。
「今宵この夢を見るのは、実験の被験者にしてそんな夢をかなえられる選ばれた人なのです。楽しい、特別なひと時を・・・。」
そういうとピエロにあたっていたスポットライトが徐々に消灯していく。消えゆく唯一の光源の中でピエロは深々と頭を下げる。90度に折り曲げた体を一切動かすことなく、ピエロの体は、再び暗黒に包まれた部屋の中に消えていく。
どうも、片桐ハルマです。
いかがだったでしょうか? って言ってもまだ、本編にも入ってないデスシ、なんなら、前書きやあらすじの方が情報量多いですよね(笑)
なので、後書きでは多くは語らないようにしたいと思います。
この後の更新頻度や口唇タイトルについてはTwitterや活動報告などでもいうかと思いますのでどうぞよろしくお願いします。
では、ジブンの全ての作品にみんな様が着てくだ浅ることを信じております。