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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

私に脳を触らせて

作者: 霧島あおい

 私は解剖医だ。

 不謹慎ではあるが、最近解剖していて面白い、と感じる部位がある。

 それが脳だ。

 しわくちゃで不思議な形をした脳。この中にいろいろな思い出が詰まっていると思うと脳が震えた。

 次第に死体解剖では脳を見ること触ることが楽しみとなってしまった。


 生きている脳に触れたい。


 ある時、ふとそう思った。

 これはさすがにマズいだろう。

 そう自制しても、この気持ちがおさまることはなかった。


 欲求を抑え切れなくなり家で暴れていた時、唐突に気付いた。


 私の脳を触ればいいんじゃないか?

 

 人を殺す勇気が、私には無かった。死体を見ても平気なのに。

 仕方がない。

 覚悟を決め、台所へ向かった。

 大丈夫。怖くない。

 手にした包丁を頭の真上で固定する。

 どんな、感触かな・・・?

 私は容赦なく包丁を頭に突き刺した。

その後解剖医がどうなったのかなんて、書かなくても分かりますよね?

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