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アイ  作者: 店員
5/6

第五章 〜約束〜

登場人物

アイ:AI(えーあい)ロボット。人間と同じように話すが、感情という概念はない。


ひかり(14歳):本作のヒロイン。真面目で純粋。お母さんのような性格をしている。


ゆか(14歳):ひかりの親友。明るく元気でムードメーカー。


博士(39歳):アイの生みの親。男っぽい喋り口調で、かっこいいおばs・・お姉さん。


村長(55歳):ひかり達の住む村の村長。村の復興を一番に考えている。


男(?歳):アイに近づいて来た謎の男。



【配役】計6人 男:3 女:3

アイ♂:

ひかり♀:

ゆか♀:

博士♀:

村長♂:

男:

ゆか「ひかりおは、くっ暗ぁ!?」


ひかり「あ、ゆか……うぅぅ」


ゆか「へ?」


ひかり「うわぁぁぁん!!」


ゆか「おぉぉ!!?」


ひかり「ゆがぁぁぁ」


ゆか「あーよしよし。何があったか知らないが、まぁ落ち着きたまえ」





ゆか「成る程ねぇ」


ひかり「……私、結構大きな声で言っちゃって」


ゆか「ひかりが怒鳴るなんて、珍しいね」


ひかり「答えられないのが、あんなに悔しいなんて……自分が嫌になるよ……」


ゆか「まぁまぁ、私なんてそれ以外のことすら答えられないって」


ひかり「ゆかと一緒にしなでよぉ」


ゆか「あんた、たまにさらっと酷いこと言うよね」


ひかり「私、嫌われたかな……?」


ゆか「それはないよ」


ひかり「ロボットだから?」


ゆか「いやなんていうか……ロボットだからとかじゃなくてさ、なんか大丈夫な気がする。感だけど」


ひかり「本当?」


ゆか「うん、絶対。なんでかは分からないけど……絶対」


ひかり「ありがとう……」


ゆか「今日も行くでしょ?」


ひかり「うん……」


ゆか「じゃぁさっさと補修終わらせて仲直りしに行こっ!」


ひかり「うん! ……って、ええぇぇ!!? 今日もあるの!!?」





アイ「この石がいいかな? あ、こっちのもキラキラしてる」


男「こんにちは。アイ君……だよね?」


アイ「おじさんは誰? どうして僕のことを知ってるの?」


男「いやちょっとね、村で君のことを聞いて、ハイキングがてら君のことを探してたんだ」


アイ「僕に何か用?」


男「あははっいやいや、ただ会ってみたくなっただけだよ。それでさっきから君は何をしてるんだい?」


アイ「キラキラしてる石を探してるの」


男「キラキラした石かぁ……おじさん心当たりがあるよ」


アイ「本当!?」


男「あぁそれもとびっきりキラキラした石だ」


アイ「何処にあるの!? 教えて!」


男「あぁいや、教えてもいいけど簡単には手に入らなくてね。また今度教えてあげるよ」


アイ「そっか……うん、わかった今度教えてね」


男「ああ、約束する。じゃぁ俺はそろそろ行くよ」


アイ「うん」


男「あ、そうそう。変わりにって言っちゃなんだけど、俺と会ったことや、話したことは誰にも言わないで欲しいんだ。ちょっと訳ありでね。約束してくれるかい?」


アイ「わかった、約束する」


男「ありがとう。じゃぁ、またな」


アイ「うん、またね」



少しの間



ゆか「あ! ここにいた!」


アイ「あ、ゆか」


ゆか「もう探したんだから!」


アイ「あれ? ひかりは?」


ゆか「なによぉ、私よりひかりが気になるの?」


アイ「だって……」


ゆか「はいはい、いいわよ理由は分かってるし。何してるのよひかり、早く出てきなさいって!」


ひかり「うぅ……」


アイ「ひかり」


ひかり「あ、あのね、あの、昨日はその……」


アイ「ごめんね」


ひかり「え?」


アイ「僕、なんでひかりが怒ったのかわからない。けど、きっと僕のせいだと思う」


ひかり「そ、そんなことないよ!! 私が一方的に悪いの。だからアイ君が謝らないで! 私こそ、ごめんね……」


アイ「じゃぁもう怒ってないの?」


ひかり「うん……」


アイ「これからも、前みたいに話ししてくれる?」


ひかり「もちろん」


アイ「ありがとうひかり!」


ひかり「ひやあぁぁぁ!! あ、アイ、アイ君!?」


ゆか「おぉっとこれはアイ選手の必殺無邪気な抱擁ですね!! いやぁこれはひかり選手固まって動けない!」


ひかり「ゆ、ゆか!? ちょっと!!」


ゆか「うーんあたし帰っていい?」


ひかり「ゆか!!!」


ゆか「わかった、わかった。……アイ君、そろそろ離れてあげて、違う意味でひかりが死ぬ」


アイ「あ、ごめんね。苦しかった?」


ゆか「いや、寧ろ胸いっぱいじゃないかな?」


ひかり「ゆか!!!!」


ゆか「ご、ごめん……」


アイ「ひかり、怒ってるの?」


ひかり「ち、違う! 怒ってない! 怒ってないよ!」


アイ「よかった」


ゆか「そういえば、アイ君川で何してたの?」


アイ「キラキラした石を探してたんだ。それでさっき……」


ゆか「さっき?」


アイ「えっと……内緒!」


ゆか「内緒ぉ? ちょっとアイ君私達に隠し事?」


アイ「約束したから」


ゆか「誰と?」


アイ「それも内緒」


ゆか「なにぃ? アイ君のくせに生意気だぞぉ」


ひかり「やめなよ。無理に聞くのはよくないよ」


ゆか「でたっひかりお母さん」


ひかり「誰よそれ」


アイ「ごめんね、内緒にするって約束したんだ、だから言えない」


ゆか「ふーん、まぁ言いたくないなら仕方ないか」


ひかり「アイ君、キラキラした石は見つかった?」


アイ「うんん。全然……」


ひかり「そっか。でもいいのがそのうち見つかるよ」


アイ「本当はね、今日ひかりが来る前に見つけたかったんだ。ごめんなさいって言うのと、これまで色んなこと教えてくれたから、そのお礼がしたくて」


ひかり「アイ君……」


アイ「今度は前あげた石よりもっとキラキラした石あげるね。約束する」


ひかり「うん! ありがとう」


ゆか「(呟くように)あーぁやっぱお邪魔だったかな?」





博士「うーんデータに異常はないなぁ……一体なにがアイに影響したんだ?やっぱりこの間川で倒れたことか? いや、しかし…………ん? なんだこれ? こんなプログラム知らないぞ? 一体いつ……プログラム名、kazutosi……かずとし? それって」



電話が鳴る



博士「ちっあのくそジジィからか……なんの用ですか?村長」


村長「あぁ博士こんばんは。この間のお返事を聞きたくてですね」


博士「あのね、こんな短期間で決断できるわけないじゃないですか」


村長「あはは! もっともですな! ですが向こう側が早く返事が欲しいと言ってましてね」


博士「では、その方々に伝えて頂けないでしょうか?せっかちな奴は嫌われますよ、と」


村長「ははは。まぁそう言いましても、私もお返事を早く聞きたくてですね。それに博士の研究の発展のためにも……」


博士「余計なお世話です」


村長「まぁまぁそう言わずに。それに早く決断した方が、私もいいかと思いますよ」


博士「何が言いたいんです?」


村長「取引相手の方は少々強引な所があるということです」


博士「……何を企んでやがる?」


村長「あははっ何も企んじゃいませんよ、ただお返事は早目の方がよろしいかと、あなたや、もちろん、アイ君のためにも……れでは、いいお返事をお待ちをしてますよ?」


博士「あ! お、おい!?」



電話が切れる



博士「ふざけたこと抜かしやがって! あのクソ狸ジジィィ!!!」


アイ「博士?」


博士「アイ!? 帰ってたのか・・・」


アイ「うん。えっと……大丈夫?」


博士「あぁ、すまない見苦しいとこ見せて」


アイ「うんん。ねぇ博士……」


博士「ん? どうした?」


アイ「その、何か困ったことがあったら言ってね。僕にできることなら、何でもするから」


博士「アイ……ふははっバーカそんなこと気にしなくていいよ、それより自分はどうなんだ?」


アイ「え? 僕?」


博士「何かいいことでもあったか? 顔がニヤけてるぞ?」


アイ「そうなの? 気づかなかった」


博士「ひかりとは仲直り出来たのか ?」


アイ「うん、出来たよ。今度もっとキラキラした石をあげるって約束したんだ!」


博士「そうか、なら約束守らなきゃな」


アイ「うん! ……あのね博士」


博士「なんだ?」


アイ「僕今、身体が暖かいんだ」


博士「熱でも持ったのか? 少し休むか?」


アイ「うんん違う……胸のあたりがこう、ポカポカしてるの。すごく暖かくて気持ちがよくって、早く明日になってひかりに会いたいって思うんだ」


博士「アイ、お前……」


アイ「ねぇ博士、これって一体なんなのかな?」


博士「……」


アイ「博士?」


博士「……さぁなんだろうな?」


アイ「博士にもわからないの?」


博士「それもどうかな?」


アイ「どういうこと?」


博士「そればかりは答えてやるわけにはいかないなぁ」


アイ「博士、なんだか意地悪」


博士「はははっ、まぁ、今はわからなくていい、それに教えた所で直ぐには理解出来ないよ。ゆっくり、少しづつ覚えて行くといい」


アイ「それは必ずわかるの?」


博士「ああ。いつになるかはわからないけどな、必ずわかる日が来るよ。それまでいっぱい考えてろ」


アイ「わかった。早くその日が来るといいなぁ」


博士「そうだな……さて! 腹も減ったし飯にするか!」


アイ「うん」


博士「アイ! 今日はなんだ?」


アイ「今日は肉ジャガと、鮎の塩焼き、野菜はキンピラゴボウ」


博士「ババくせぇ……」


アイ「そうなの? ひかりに教えて貰ったんだ」


博士「本当あいつはいいお婆ちゃんになれるな」


アイ「すぐに作るね」


博士「ビールもな!」


アイ「2缶までだよ?」


博士「ケチるなよ」


アイ「だめ」


博士「ぶーぶー」


アイ「博士の体のこと考えて言ってるんだよ」


博士「ちぇえ」


アイ「じゃぁ少し待っててね」


博士「たっく、息子に説教されちゃ世話ねぇな……プログラムkazutosi……あんたは死んでもなお、あの約束を果たそうとしてくれてるのか? まだこのプログラムが一体なんなのかは解らない。けど、いつか解る時が来ればあんたが本当に残したかった物が何か解るのかな? …………ダメだね私。本当ダメだよ。たったこれだけで、3年も経ってるのに……会いたい…………和敏(かずとし)さん……」

初心者の拙い文章ですが、楽しんで頂ければ幸いです。

本作品はユーザー様でなくても、コメント出来るように設定しおります。どなた様でも気軽に要望、ご意見、アドバイスがございましたらご連絡ください。


最後までお読み頂き誠に恐縮です。



本作品は『D&K Project』にてボイドラ化、進行中です。

公開はまだ未定なので決まり次第発表いたします。


『D&K Project』ホームページサイトURL

http://dk-project.com/index.html

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