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アイ  作者: 店員
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第一章〜出会〜

登場人物

アイ:AI(えーあい)ロボット。人間と同じように話すが、感情という概念はない。


ひかり(14歳):本作のヒロイン。真面目で純粋。お母さんのような性格をしている。


ゆか(14歳):ひかりの親友。明るく元気でムードメーカー。


博士(39歳):アイの生みの親。男っぽい喋り口調で、かっこいいおばs・・お姉さん。



【配役】計4人 男:1 女:3

アイ♂:

ひかり♀:

ゆか♀:

博士♀:

アイ(絵本)「昔々ある街に、人気者のロボットがいました。ロボットは、力持ちで、優しくて、いつも街のみんなを助けていました。ロボットが街を歩けば、すれ違う人達は、嬉しそうに、楽しそうに、ロボットに「おはよう」っと笑いかけます。でもある日ロボットは考えました。『みんなとっても嬉しそうに、楽しそうにしてるけど僕にはわからない。嬉しいって、楽しいって一体なんだろう?』」





ゆか「ひっかり! 一緒に帰ろう!」


ひかり「あ、ごめんゆか、私ちょっと行くとこあるの」


ゆか「またぁ? あの訳わからない科学者のとこでしょ?」


ひかり「そんなことないよ。凄い博士なんだよ。今日だって研究中のロボット見せてもらう約束を・・」


ゆか「どうだか。怪しいもんだよ」


ひかり「もう、ゆかってば疑り深いんだから」


ゆか「だって何してるかわかんないじゃん。研究所が出来て3年は経つよ?家から出てきたとこ誰も見てないっていうし。研究所とか博士とかいうけど、これまで一回も発明品とか出さないじゃん」


ひかり「でも、ちゃんと村が雇った人らしいよ? 資金をだしてもらう変わりに、村の発展に貢献してるんだって」


ゆか「ふーん。まぁこんな村、明日には他のところと吸収合併なんて話が出ても驚かないしね。藁にもすがる思いなんだろうさ」


ひかり「私達の中学校も廃校の話が出てるらしいしね」


ゆか「そうなの!?」


ひかり「そうだよ? 知らなかった?」


ゆか「知らなかった……」


ひかり「この間先生達が話してるの聞いたって、他の学年の子が言ってたよ」


ゆか「全学年で15人いるかいないかだもんね、あり得ない話じゃないか……」


ひかり「何だか淋しいね」


ゆか「……あ! そうだひかり!」


ひかり「なに?」


ゆか「あたしも研究所行ってもいい?」


ひかり「え? でも、信用してないんでしょ?」


ゆか「こんな話してたらさ、村の未来を担ってる人に会いたくなった!いいでしょ?」


ひかり「うん! きっと博士も喜ぶよ!」



間(研究所)



ひかり「はかせ〜いる〜?」


ゆか「お邪魔しまぁす……」



ガタガタと音がする。



博士声「ごめん! ちょっと待ってろ!」



何かが崩れる音。博士登場



博士「ふぅお待たせ。あれ? 友達?」


ひかり「うん」


ゆか「どうも〜ゆかって言いますぅ」


博士「私は博士。名前はまだ無い」


ひかり「…………」


ゆか「頭大丈夫?」


ひかり「そんな酷いこと言っちゃダメだよ。厨二病患者には生暖かい目で見なきゃ」


博士「お前が一番酷いわ!! たくっ空気を和ませようとしただけじゃないか。呼ぶ時は博士でも何でもいいよ」


ゆか「じゃぁ厨二病博士」


博士「それはやだ」


ひかり「そんなこといいじゃないですか」


博士「大事なことだぞ? 私の大切な印象の瀬戸際なんだぞ?」


ひかり「研究中のロボットどうなってますか?」


博士「よくぞ聞いてくれた!!! 実は昨晩完成したんだ!!」


ひかり「本当ですか!?」


ゆか「ロボットってどんなの?」


博士「ズバリ!……AIエーアイだ」


ひかり・ゆか「えーあい?」


博士「簡単に言うと、AIとは人工知能のことで、私が作っていたのは自分で物を考えたり覚えたりする人工知能を持ったロボットだ」


ひかり「へーすごい!」


ゆか「ねぇ! 見して見して!!」


博士「あぁ少し待ってろ (準備をしてる) じゃじゃーん! 私の傑作AIロボットのアイ君でーす!!」


ひかり「わぁぁ!!」


ゆか「すっご! 見た目完全人間じゃん!」


博士「ふふーん凄だろ?」


ゆか「つか、AIで名前がアイとかベタすぎでしょ」


博士「こ、これでも一生懸命考えたんだ!」


ひかり「初めまして! 私、ひかりと言います!」


アイ「初めまして、僕はアイです」


光・ゆか「しゃべったぁ!!」


ゆか「ねぇ! 他に何が出来るの!?」


博士「特に何も?」


光・ゆか「え?」


ゆか「喋れるだけ?」


博士「動くぞ? 走ると以外と速いしな」


ひかり「それだけですか?」


博士「まぁインターネットでも繋ぎたかったが、こんな山奥じゃ電波が無いようなもんでな」


光・ゆか「・・・えぇー!!」


ゆか「なーんだ期待して損した」


博士「おいおい、人類が進化する新たな一歩だぞ?」


ひかり「喋って動くだけなら今時いっぱいありますよ」


博士「確かに今は何もできないが、これからいろいろ出来るようになるんだ」


ゆか「じゃぁ未完成じゃん」


博士「言っただろ? これは人工知能だ。今は産まれたばかりで何も知らないし、何も出来ない。誰かがこいつに色々教えてやる必要がある」


ひかり「じゃぁこれからが大変なんですね」


博士「まぁな。という訳で、その任をひかり、お前に託した」


ひかり「……え、私!?」


ゆか「あぁ適任かも、頭良いし」


ひかり「博士は!?」


博士「私は寝る! ずっと徹夜だったんだ、ちょっとは寝かせてくれ。それに明日の昼間は、アイと村長の所に報告しにいかなきゃならないし。あ、そうだ。そいつわからないこと何でも聞いてくるから頑張れよ。挨拶とかその他諸々の基本のことはプログラムしてるから」


ゆか「うわっ適当……」


ひかり「ちょっと! 博士!?」


博士「しばらく私動かないからよろしく。まぁ今日は遅いからさっさと帰りな! じゃっお休みー」



少しの間



ゆか「すっごい人ね」


ひかり「もう……面倒くさがりなんだから……でも、託された代わりにはやり遂げてみせる!」


ゆか「さっすがひかり! そうこなくっちゃね!」


ひかり「これからよろしくね」


アイ「うん。よろしく、ひかり」

初心者の拙い文章ですが、楽しんで頂ければ幸いです。

本作品はユーザー様でなくても、コメント出来るように設定しおります。どなた様でも気軽に要望、ご意見、アドバイスがございましたらご連絡ください。


最後までお読み頂き誠に恐縮です。



本作品は『D&K Project』にてボイドラ化、進行中です。

公開はまだ未定なので決まり次第発表いたします。


『D&K Project』ホームページサイトURL

http://dk-project.com/index.html

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