ノンシェイムフルストリッパー
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(よもや私の話を信じないとは)
(口のききかたも粗悪極まる)
(しかし、自然体で話したのはいつ以来だったか)
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「証拠を見せて貰おうか・・・っと」
バタン。
なに、もうお決まりなの?
「服を着ろと何回言ったら分かるんだお前は」
「前の服が合わない。仕方ないだろう」
・・・ってことは。
「お前、何したんだ?」
もう十中八九、アレなんだろうが。
「見れば解る」
「いや、だからな?」
服着てねえじゃねえか。
女の裸を平静保って見るとか無理だからな?
「何の心配がある」
「お前は自分の裸見られて恥ずかしく無いのかよ」
今の状況、普通立場逆じゃね?
逆ならOKって話でも無いけど。
「恥ずかしい?何故だ」
「なんでって言われてもな・・・」
「盛る時は男も女も裸身だろう」
こいつホントに女?
なんか俺より男らしいんだけど。
「盛るとか女が言うなっての」
「そんなことは今・・・全く、情けない男だな」
ガチャ
ん?
「ってこらお前・・・!」
特攻かけて来やがったァァァァ
「レイ、いいから私を見ろ」
ガッと俺の頭を両腕で掴んでって力強っ!
女というか人の力じゃねえって!
「イタタタタタタタタ痛い分かった見るから取り敢えず離してくれぇぇぇぇ!」
「初めからそうすれば良かったのだ」
そう言ってコノハは解放してくれた。
「痛ぇ・・・」
今もまだジンジンと痛む。
こいつは人間じゃない。
人間はこんな力は出せない。
「レイ」
今度はフワッと俺の頬に手を当てるコノハサン。
「さっき言ったな?見る、と」
なんなのこのシチュエーション。
「・・・言ったな」
もう見なくても身長が伸びてる時点で変身しただろう、ってことは分かってるんだが。
言っても聞かないよな・・・
「・・・」
仕方なくコノハを見る。
さっきまでの幼い雰囲気は何処へやら。
俺の言った通り、背の高いスレンダーな超絶美人殿がいらっしゃった。
※以下、混乱中に付き変(態的)なこと言ってるような気がするので省略致します。
「どうだ、納得したか」
特に得意げそうにせず、当然だと言わんばかりのコノハ。
確かに納得せざるを得ない訳だが。
「分かった。分かったからここでちょっと待ってろ」
「む?」
小首を傾げるコノハを置いて自分の部屋へと退散。
「あ~・・・」
目の保養どころじゃねえ。
むしろ目に毒だよ。
ってことで服を貸してやらねえとな・・・
俺の精神がもたねえよ。
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