俺の家に魔界のお姫様が召喚された、らしい。

ビフォアザストーム

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(モモといったか)

(賑やかな奴だ)

(しかし・・もえ、とは何だ？)

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「はぁ」

疲れた・・・

公開処刑発言をした後も粘りやがった。

『一緒に泊まる！』とか泣き出しそうな勢いで叫んだりして、結局30分くらい削られる羽目に。

「賑やかな女だな」

苦笑い気味のコノハ。

笑ってられるだけマシだよ。

俺は多分顔死んでるね。

「騒がしい、の間違いじゃねえか？」

「それでも楽しい女ではないか」

「楽しいって・・・」

俺の状態を見て楽しいと申すか。

労いの言葉を期待した俺が馬鹿だったよ。

「なんか疲れたし、俺寝るわ」

まだ寝るには早いが、飯はバイト先で食ってきたしな。

「もう寝るのか？」

「まあやることもねえし」

「なら、水場を借りるぞ」

「風呂か？」

「フロというのか」

「水場でも間違いじゃないけどな」

そういや俺が追い出したから入ってないのか。

・・・思い出したら負けだぞ俺。

あんなトラブルは忘れるに限る。

「自由に使っていいから」

「うむ」

そう言って風呂場に向かうコノハ。

ドアを開けて風呂場へと向かったところで、

「・・・あー」

脱力～っと。

この短時間で数日分のエネルギー使ったような気がする。

眠気こそまだ来ないが、疲れてることは分かる。

精神的疲労がスバラシイ。

テストなら満点レベルで疲労困憊(ひろうこんぱい)だ。

「あー、寝よ寝よ」

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