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五分前仮説のブランニューワールド  作者: 幾楽あくた


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未来シコウのチートデータガール 50

 ――ストレスを与えるとキンザウとジャンザウ、および頭部の味が増す。しかし頭部を摂取しすぎると健忘が激しくなる傾向にある為、天人様への献上品としては向かない。

 また臭みが強くなる傾向がある事、食が細くなり肉付きが悪くなる傾向がある為にカダマには極力ストレスを与えぬように心がける。

 育児アドバイザーより適宜情報を入手し、遊具を買い与える事。現在怒鳴る等のしつけは禁止としている。


 餌に関しては積極的に多幸感を得られる物と、蛇含草を与える。

 蛇含草は肉を柔らかくする効果があるが、分量を誤るとカダマの消失につながるため、蛇含草の分量はカダマの体重を参考に細心の注意をすべし。

 また、肉の風味を良くするため、果物とショ糖をメインに与える。動物性の物は極力与えない。この時、ストレス軽減のためこの国の寺で出される代替肉のレシピは役に立つ。


 汗や排泄物からモモの香りがするようになれば食べごろである

 なお、モモの香りがするようになってからの長期飼育は非常に難しい。投薬をすれば延命できるが、味が著しく落ちるので推奨はしない。


 ――パタン。

 ぽいっ。


 二度と人目に付かない事が確約される呪物処分用金庫の中に投げれれるメモ帳。厄が消えると同時にこの世から消えるという謎の仕様の金庫である。構成成分不明の金属で造られて、破壊どころか傷一つ付けられない一メートル四方の立方体。

 消えた先を静夜が知る筈もない。厄が消えたとは勝手に思っているだけだと指摘されたら、否定も当然出来なかった。


 バタンッ。


 金庫は閉められた。ダイヤルも回されて、そしてもう開かない。

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