表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
五分前仮説のブランニューワールド  作者: 幾楽あくた


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

35/52

未来シコウのチートデータガール 9


 東京都と県の境目にあるシャッター商店街から徒歩で十分。駅からも遠く、築何十年と経つような平屋が目立つ立地。

 よく言えば平成の初期を切り抜いたような原風景。

 つまりは数十年にわたって新陳代謝が起きない土地。


 東京二十三区の様にサイバーパンクをコンセプトにもされず、神奈川のように煉瓦の街並みや九龍城下町がある訳でもない。千葉の様に巨大な遊園地群がある訳でもない。勿論山梨の様な大正ロマンをコンセプトにした情緒も、埼玉の様に灼熱のスチームパンクがある訳でもない。面白みがないと言えばそうかもしれないが、この世の中を思うがままに改造し続けるワンダフルワールドの影響が弱い分、本当の意味で人が住みやすい土地である。


 この地域には意味がある。

 都市の特徴が市町村の境でスッパリ変わるようでは混乱が生じる。

 例えば大正ロマンあふれる街からいきなりサイバーパンクに入れ替わってしまうと、本当に生活に支障がある。それが考慮されているからか、街の特色は中心地から離れていくにつれて薄れていくのが普通である。静夜が借りているアパート兼物置はそんな特色に関わっていない平穏な土地に建っていた。


 平和で、異常な精神干渉も起こらない地域なのだから、本来なら非常に好立地の引く手あまたの土地の筈だ。しかしワンダフルワールドの世界改変に慣れてしまったこの世界の住人にしてみたらあまり魅力がないようで、県境はどこも 閑散としていた。御多分に漏れず、静夜のアパート周辺も。


 近所のスーパーマーケットは品揃えもそこそこ充実しているし、駅周辺まで行けば何件かは飲食店もある。コンビニだって自転車に乗れば簡単に辿り着ける。こんな良い物件のアパートが丸々一棟空いていたのは、呪いの収集を生業とすると決めた駆け出しの頃の静夜に取っては僥倖であった。


 静夜はもう随分長くここに住み、多くのマジックアイテムをため込んできた。

 ここは独り立ちしてから初めての拠点。手持ちの金も少なくて大きな倉庫を借りる事も出来ずに妥協に妥協を重ねてここに住んだのだ。思えばこの場所で艱難辛苦を乗り越えて、それでも楽しい思い出も――何もないなと頷く。


 楽しかった事はこのアパートの外であった。呪物に変質したマジックアイテムや、生粋の呪物に溢れたこの部屋でどんな思いでを作ればいいと言うのだろうか。最後に人が入った時は、勝手につくテレビに呆れてため息をつかれたものだ。よくもまぁ、それでも愛想をつかさずに友人関係のままでいてくれたものだとつくづく思う。流石に、その夜は何もなかったけれども。


 そんな感傷も何もない部屋であるが、そろそろ旅立つ時期が近くなっていた。

 その準備をしている一階の部屋に明かりが点いている。

 カーテンも外された一室だ。

 濃紺のベールに白い絵の具を散らしたかのような、世界を照らす事無く、ただそこだけがぽっかりと明るい光。

 

 窓から見える静夜の姿が影絵の様に動いていた。

 部屋の中で静夜は足元を掴んだ何かの掌の存在など全く気が付かずにそのまま歩き、踏みつけ、踏みにじり、どこの部族が作っただろう木彫りの首飾りを段ボールにしまう。


 たぶん、このアイテムは持ち運ぶだけなら安全な筈だ。

 おっとこれは駄目か。

 誰が運んでも平気な物。魔法が使える人物が運べば平気なもの。実力が魔法使いや、特殊能力者でなければ運べない物。静夜が手ずから運ばなければならない物。


 取捨選択をしていく。


 荷物の整理は一人でなければ出来ないのでこれがまた時間が掛かる。

 整理のため引っ張り出されたマジックアイテムや呪物が散乱している。それなりに片付けはする方の静夜の部屋は、今が一番散らかっている時期だろう。


 雑然として、足の踏み場はドアから中央への直線だけ。見渡すと今夜は絶対に終わらなそうだと荷造りにうんざりする。

 やはり自分は荷造りの天才じゃない。

 そもそもの荷物が多いと言い訳が脳裏によぎる。

 改めて見てみると、色々ありすぎる。


 かつて冥界の王と呼ばれた精神体が依り代にしていた事により、装着して乗り物に乗ると、その乗り物が異界行きへと変貌する指輪。


 引き籠りの無職がしがみ付いていたネックレスは、静夜が装着した時に限り、静夜を三十代の肉体へと変貌させる。静夜以外の第三者が付ければ数日で老衰で死ぬ。


 枯れ果てた樹齢三千年の梅の木から回収された藁人形に使われた五寸釘の束。


 肉と背凭れが融着する皮張りの椅子。


 手に入れるとどんな願いもかなうと確信してしまう黄金の盃。


 小人の頭蓋骨を組み合わせて人間の頭蓋骨を模した魔法の模型。


 宇宙という概念が詰まった金魚鉢。


 魔力を込める事によって、装着者の容姿が変わる変装腕時計……は、別にどうでも良いか? いや、犯罪し放題だな。管理は必須かつ重要だ。


 静夜以外が触れれば悶着が起こる物が案外多い。というか、かなり多い。引っ越し業者を頼むにしても、超一級呪物、危険物を専門に運搬してくれる業者は果たしているだろうか。心当たりはなかった。

 そう言った事情でまずは小さな呪物等を段ボールに詰めているのが静夜の現状だった。


 問題は、静夜が運べそうにない隣の部屋の石棺などの大物である。代表例の石棺は、呪いの類としては蓋を開けた者に不幸が訪れると言うシンプルな物なのだが、そもそも重たくて静夜では運べないのだ。持ち込まれた時だって五人の囚人が青白い顔を真っ赤にして運び入れたのだ。あれは流石に人の手を借りないと動かせない。


「……ぶっ壊したら中の王様ぁ怒るかね?」


 ハンマーで粉々にしてビニール袋に小分けに入れるアイディアである。引っ越し先でセメントで接いだら怒りも鎮まらないだろうか?


 そんな現実的ではない事を思いながら、どんな効能を発揮するかもわからない人形を一体一体段ボールに詰め込む。新聞紙に包まれて、段ボールにすし詰めにされていく人形達がどこか不満そうに静夜を睨んだ気がしたが、人形の表情が変わるなどと言う、夢見がちな事を言う静夜ではないので無視する事にする。表情など変わってたまるか。


 とりあえずは動かせるものを全部箱にしまい、レンタカーで大九龍城まで運ぶ予定だ。


 二日で一部屋。合計十二日間。退去日には何とか間に合う計算をしている。その上でどこかで一日くらいは休憩をする事が出来る。そんな皮算用をしながら静夜は荷造りをする。一日目から予定が少し遅れている事には目をそらしつつ。


 電波が通っていなくともインターネットにつながり、『ワンダフルワールド』という謎の集団が管理するホームページがブックマークされてるノートパソコンを折りたたみ、身体を乗っ取ろうとするシリーズの宝飾品をしまい、勝手にスイッチが入り、たまに『不気味な何か』を画面に映し出すテレビの前で腕組み。

 大きなレンタカーに積み込むとして、このテレビもいっしょに運ぶべきかとしみじみ唸る。テレビに何かが憑りついているのか、それともテレビに何かを映す何かがこの部屋に住んでいるのか。確認するためだけにそこそこの値段がする大型テレビを捨てるのも癪である。

 

 そうと思っている時点で持っていくのは確定しているのだ。あきらめて梱包する候補に入れる。あと一つバッグが埋まったら、今日はもう切り上げてしまおうと決める。


 本当は昨日から準備を始めてもよかったはずなのだと思うと、もっと作業を進めるべきなのかもしれないが、一日中荷造りしていたので疲れてしまった。


 昨日の今頃は既に自棄酒を飲み始めた頃だった。

 そしてその後は病院に運ばれたのだ。

 セットのように思い出すと苦い気持ちが頭をもたげる。

 死にかけたと言う自覚は無いが、傍目から見たら静夜は殺されかけて、死にかけていた。


 何もかも、ズームォが用意した一つ目の倉庫が焼け落ちたのが悪い。狙ったようなタイミング、ズームォが望む結果。やはり仕組まれたことなのではないだろうかと勘繰ってしまう。

 ズームォが一番に望むのはダンジョンから排出される呪物の引き取りと管理だと予測している。物によってはダンジョンから外に出す事すら憚れるだろう。それをその場で処理できる静夜を手元に置く意味はある。


 だからこそ。昨夜静夜が命を狙われた事が不可解だ。

 住む予定の倉庫が燃やされて、次いで毒を盛られて意識を失った。無関係であるなら最低でも二人、静夜に悪意のある人物が行動を起こしている事になるし、関係があるとすると自陣営に迎え入れたいであろうズームォの行動とは思えない。すると、二つの事件に関連がある場合火付けもコハクの件も、ズームォではない誰かが仕組んだ事だと結論が出される。


 そんなことをつらつらと考えて、一つ、ボストンバッグのチャックを閉める。

 中に詰め込んだのは比較的持ち歩いても安全と言えるようなマジックアイテムと、先程畳んだノートパソコン。

 バッグ一つを閉めた事で気分は一括り。ペットボトルのコーヒーを掴んで一口。

 そしてしかめっ面で立ち上がって玄関隣にあるシンクに歩き出して、吐き出す。


「くそ。久々だから油断しちまったぃ」


 ぼやきながらコップを手に取り、蛇口をひねって口を濯ぐ。吐き出された水は真っ赤で、何が起きたか知っている静夜だから慌てないが、知らない人間が体験すれば酷く狼狽する様な光景だった。

 静夜だからこそ舌打ち程度で済まされる、飲み物にガラス片が大量に混じっているという現象が起きただけである。これもたまにある。


 呪いか、異世界の精神体か。二つの混じり物か。


 原因不明は不明だが事象は理解できているので、そんなものだと慣れてしまっている。

 なれたところで、痛いものは、痛いのだが。

 口の中から喉までを傷つけこのガラス、どのタイミングで発生したかは判らない。静夜が飲み物の中をじっくり見てから飲んだ時には絶対にガラス片は発生しないが、確かめもせずに飲んだ時には稀に混じる。器の中にガラス片が発生しているのか、口に含んだ時にガラス片が発生しているのかは長年の疑問である。

 口の中、舌がざっくりと切れて喉にまで傷がつく。静夜でなければ救急車を呼ばざるを得ない状況だが、静夜は既に別の事を考えている。

 すなわち、そろそろ夕食の時間だな。である。


 冷蔵庫の中はスカスカだ。もとより自炊はあまりしない上に、引っ越しが決まっている。荷物を減らすためにも何も買っていない。開けてみてもカップラーメンの一つも入っていないのは知っているのだが、ついつい開けてしまう。

 ここは東京近郊と言えども過疎地である。意図的にそうであるように作られたと考えられるが、それでも飲み屋もコンビニもある。どちらも徒歩で二十分はかかるので移動手段が欲しくなる所だが。


 次からはせめて缶詰くらいは冷蔵庫に入れておこう。そんな事を思いながら出前アプリを開く。全国どこでも届けると豪語する得体のしれないデリバリー業者が運営するアプリであり、気が付けばいつの間にかドアの前に届いているという不思議なシステムだが、不便なここに住んでいる限りは重宝していた。


 これからズームォ資本のダンジョンに住む事になる。それが関係した訳ではない筈だが注文したのは中華丼と酢豚。酒で痛い目を見たのに缶ビールも一本注文した。決済ボタンを押して、注文確定するかどうか、そんな瞬間に唐突にスマホの電源が落ちた。真っ黒になった画面に映る自分の作り物染みた顔と、一瞬映ったような気がした女の顔。

 横を見てもそこにはなにもいない。


「……」


 大丈夫だ。大丈夫。きっと注文はできている。


 ここ最近でよく見るようになった不満顔。電源はどうやっても点かない。食事を買いに行くにしても注文が成功しているかどうかは五分五分。

 もしも成功しているのに出かけたら、戻ってくる頃には食事は冷めている。コンビニ弁当か宅配弁当のどちらかの食事が無駄になる。そして注文出来てなくても腹が立って腹が減る。

 頭をがりがりと掻き、ふんと鼻息を派手に吐く。結局時間経過しか確認方法がなくて、仕方がないので荷造りを再開することにした。


 時計を三分に一回は確認する状態。

 初めてのデートを思い出しそうな時計の針。

 犬の首輪をアタッシュケースに仕舞ってちらり。

 体と癒着する指輪を仕舞ってちらり。


 蛙の卵を模したネックレスを仕舞って――

 体内を彷徨う棘を――

 醒めない夢の――

 そんな風に呪物を仕舞っていく。


『――ご利用は計画的に!』


 その時、本格的に気もそぞろになった静夜に構ってほしそうにテレビが点く。いつもの訳の分からない現象か、それとも苛立つ静夜を宥めたいのか。絶対に後者は無いが、もしかしたら後者な気がしなくもなかった。そんなものだから静夜は少しだけ心を落ち着けてテレビに視線を向ける。


「テレビに憑いているんだったら連れてくからもう少し大人しくしておくれよ?」


 ふと思いついて、独り言。応じる様にテレビは消えて、またついて、チャンネルのザッピングが始る。

 否定なのか肯定なのか、少しだけ考察したいが意味はない。

 どっちでも良いので首を振り、意味のない考察はしない事にする。


『特集です。海外には殺しのライセンスを持った人物がいます。その数は百人。彼等は誰の命令も受けず、自らの意思で殺す相手を決めていると言われています。今回、ランキング上位のラオデキア氏が特別に取材班のインタビューに応えてくれました』

「……ばっかじゃねぇの?」


 またテレビが迷走した番組を放送していた。インターネットにも馬鹿な与太話が多いが、テレビのように金のある連中が大々的に、倫理に引っかかりそうな下世話な事を報道するのは静夜は白眼視してしまう。それはともかく、なぜ強制ザッピングはここで止まったのか。その理由は少し気になるが静夜はそのライセンス持ちの話を詳しく知りたいとは思っていない。


 殺しのライセンスの話など、話題作りで特集するようなものではないと静夜は考えている。

 そのライセンスを持っているからといって人類の強者トップ百である訳ではないのもそう考える理由の一つだ。人類の強者ランキングはそれはそれで別に公表されていて、こちらはエンターテイメント性もある。


 おそらくこの番組は、一風変わった物で話題を作り出したいのだろう。


 確かに、一般的にはライセンス持ちは強いと思われている。

 実際に、そこらの人間が束になった所で彼等を倒すどころか、拘束する事も不可能だろう。そんな彼らが暴れれば、その討伐には深刻な被害が出る事になるのは明らかだ。なので、ライセンスは年にこの人数までは殺してもいいから暴れないでくれと、主に犯罪者達に発行されている。出すのは各国の政府機関。恐ろしい事に、犯罪者たちが羽目を外して暴れない様にと国民の命を必要経費と思っている国がこの世界にはあるのだ。

 番組で特集されるのはこういったライセンス持ちたちだ。静夜の倫理観から照らし合わせれば面白い訳がない。


 そもそも、あまり知られていないが日本にもこのライセンスに似た資格を持つ人間がいる。もっとも一人でも殺せば報告義務があるし、報告内容によってはライセンス剥奪もある。日本の場合は人殺しの正当化というよりも、正当防衛の手続きの簡略化という要素がメインであった。

 そんな扱いであるから、一部のマスコミなどは日本にはライセンス持ちがいないかのように報道する。面白くもないし、下手につつけばライセンス持ちが批判され、場合によってはマスコミ自身が批判されるからだ。


「なー。チャンネル変えちゃ駄目かい?」


 返事などある訳もなく。しかしリモコンのボタンにテレビは反応しない。

 ちなみにアメリカや日本においては、該当諸国のライセンス持ちは賞金首となっている。アメリカはデッドオアアライブ、日本はアライブオンリーであるが、殺してしまった場合も罪には問われないという扱いだ。ほとんどの日本国民はそのことを知らず、日本に彼らが来ない事を祈るだけの、対岸の火事扱いである。


 更にちなみに、日本に侵入したライセンス持ち達の多くは死んでいる。治安が良く、文明も進んでいる日本を目指した彼らは、殺してしまっても罪に問われないという規則の元、実力のある世界ランカーや、日本のライセンス持ちにひっそりと始末されているのだ。


 つまり、ジャパニーズ侍の方がよほど怖い。


 故にテレビが見せたがるその特集はエンターテイメントとしても、情報としても、静夜にとっては面白くない。


 どうにかテレビを消したい所だが、電源を抜こうが点きっぱなしだし、画面を壊すのは静夜には不可能だし、壊したと頃で新しいテレビが同じ現象を発症しかねないのであきらめている。こうなったら点けっぱなしにして、画面から悪魔が生み出されようが幽霊が出てこようが、無視してしまうのが一番いい。煩いと言う事以外、この部屋では序列の低い呪いのテレビなんてそんな扱いなのだ。

 殺しのライセンスの特集が始ってしまって、アナウンサーがしゃべりだすと同時に静夜は無視を決め込み時計を見る。


 丁度いい事に、そろそろ時間だ。時計の針が三十分の経過を伝えてくる。あの謎の出前アプリはどういう訳か注文から三十分以内に必ず注文した商品を届けてくれる。つまり今チャイムが鳴っていないという事は、結局先ほどの注文は通っていなかったという事になるのだろう。そうと解ればようやく結論が出たので静夜は身の振り方を決められる。

 なので、コンビニまで歩くかと思った矢先、誰かの来訪を告げるチャイムが鳴った。


 おやっと再度時計を確認して、まぁ良いかと思ってドアノブに手をかける。


「はいよ」


 声を上げなら、ノブをひねって扉を開ける。


 風が揺れて、光が外にこぼれて、懐かしい煙草の煙の匂いがして――。


 静夜は首を切り裂かれた。


 ぴっ。と赤い筋が切っ先を追って、線を引く。


 一秒の間があり、ふつ……ぷしゃっと血液が飛沫になって夜に舞った。


「こんばんは」


 右手の日本刀が素早く回転。切っ先についた少量の血が勢いだけで拭い去られる。月明りを背にした絶世の美女はどこか気怠そうな目で倒れる静夜を見下ろす。


 ブロンドの混じるミディアムの黒髪は、熱帯夜のなかでもさらりと揺れた。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ