3/3
始告
煙のある方向へを進んでいくと、徐々に視界が狭くなり始めた。
「煙ってこんなに広がるものだったか?・・・」
煙というよりも霧のような感じに見えた。
その霧の中に進んで行った事は覚えている。
しかしそこから先のことは・・・・・・・・?
ハッと気がつくと俺は元の意識に戻った。
「どうかね? その様子だと「見てきた」ようだね?」
何を「見」てきたのかは理解できるけど、あまり詳しくは思い出せない。
ただ、何年も・・・この場じゃない所にいたのではないかと思うほど久しい感じがした。
「これはどういうことです?」
色々な点を全て総合してもよく笑かないので説明を求めた。
すると教授は今までに見たことがないほどの笑顔で、まるでしたり顔のようなショーの始まりを告げる司会者のように告げ始めた
「それこそが君が追い求めた物だよ。これから楽しみだね?・・・」
そう言いながらも役者よろしく意気揚々と前口上を言いえた教授が最後に
「おめでとう! 君は体験者になったのだ!」
執筆って思ったよりも難しい・・・けど最後までは書いてみるので数日相手も許してほしい。