サバゲー行った
サバゲーに行ってみた。
持っていった鎧は和洋折衷鎧である。かなり重かったので、銃はハイキャパを持っていった。
どういう銃かというと拳銃なのだけれど、小さいくせに本物の銃みたいな衝撃があって、それがすごくよかった。まるで、手の中で爆弾が爆発したみたいな感触がする。笑ってしまった。こんなのあるんだね。
私が買ったのはマルイさんのハイキャパ5.1というやつだった。
結構カッコよくてそれを見せびらかしにいったのだけれど、皆が見てくるのは鎧の方だった。
他のサバゲーマーよりも、運営さんの方がチラチラ見てきたのだった。
やっぱり、怖いよね。
ゲームをやる場所とゲーム間の休む時にいる場所とは高さがあって、少し低いところに待つ場所はあった。
そこからゲームをする場所に上がるわけであるが、やっぱり、ガシャガシャ音を立てて足を上に出すのでカッコいいのだった。
土むき出しの地面を歩いて、緑色のネットを潜るともう、そこは戦場である。ゲームだが、俺達にはそこが戦場である。
銃にマガジンを叩き込み、スライドを引いて初弾を装填、安全装置をかけて準備は完了する。
コックアンドロックというやつだ。
気温が嫌に高くて、ガスガンのガス圧は上がり、今にも爆発するんじゃないかという具合。
ゲームマスターが開始を宣言して試合が始まった。
まず私は右側面から敵の側面をとるつもりで突出した。
私は鎧を着たまま走れるタイプの人間なのでバリケードをうまく使いながら敵を見つつ入り込むと、敵は素人だった。
ほとんど走らずに歩いてくるので頭を狙って引き金を引いた。
バズン、と重い音が響いて一瞬目の前で銃が暴れた。手の中に爆弾がある感じ。まっすぐな弾道で飛翔した弾丸は相手の眉間に着弾して強かに衝撃を与えた。
イエーイ。楽しい。こんなことならば両手に拳銃をもってやれるように二丁買えばよかった。
残念ながら鎧を着た騎士には予備マガジンが無いので、無駄撃ちが出来ない。ゆえに、できるだけ敵に近づいて、どたまに弾丸を叩きつける必要があった。
ずんずんと突出して敵のリスポンに迫ると、何か嫌な予感がした。何か、見られているような感じだ。
直感でヘルムのバイザーを下げると、目の前にガトリングを持った敵兵士が出てきた。
急いで拳銃を構えるが、それより速くあちらの銃身が回る。
バララララ!!とばらまかれた弾幕が目の前に迫る。避けられない。そもそもそういう風にできていない。
まるで大雨に撃たれるトタン屋根みたいにカンカンと音を立てて装甲は攻撃を弾いた。
ヒットコール(自分が死んだことを宣言すること)をしてゲームから退場したが、物凄く楽しかった!!
問題は糞暑いことなんだなこれが。どうしたものかね。夏用のを1個作るか、あるいは、冷却用の水冷システムでものせればいいのか。このままだとまず間違いなく死ぬが。




