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もののふ

 皆いったいどうしちまったんだ?


 誰か知らないやつが、いきなり自分の頭に銃口突きつけて引き金を絞っているのに何で誰も逃げない?あとほんの少し力を込めれば君は死ぬ。なのになぜ逃げないのだ!!


 屋外撮影場所のベンチで握り飯を食う私は、一人そんなことを思っていた。


 というか旨いな五目ご飯。流石日本のコンビニである。


 目の前ではまだ可愛い女性レイヤーを取り囲んでの撮影会が続いていた。あれは大変だな。だってご飯はいつ食べるのさ。美しい人には美しい人の悩みがあるものなんだな。


 ボーって眺めていたら後ろから視線を感じた。振り返るとそこには、自分の物とは違うデザインの銀色に輝く全身鎧が立っていた。


 ファッキンびびって日本刀を探した。


 もう一人いたのだ。


 暫く見つめあったが、彼は(彼女か?)一言も発せずに歩いて行った。コミュニケーション能力に不安があったのかは分からないが、やべぇやつがいたものだと思う。


 私も同じやべぇやつなのだが、はたから見るとあれはメチャクチャ怖いな。特に何も言わずに立っていることがホラー的な要素を多分に含ませるようだった。


 マジで腰に下げたナイフとか抜いてきそうだったもの。

 胸をグサグサってしてきそうだったもの!!絶対ビランだって!!悪者だって!!!


 ヒュー!!たまらんねぇ!!まだ日本には武士(もののふ)がおるわ!!


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― 新着の感想 ―
[良い点] 読んでいて楽しい!
[一言] 銀色に輝く全身鎧、南蛮製? 銃を突きつけられている輩と、おにぎりと言う……なんとも。 まあ、真っ昼間でも怖いだろう鎧武者。 そんなのに真夜中あいたくないなあ……(笑) 鬼面が全面のやつ…
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