ズンズンズン
自衛隊ブース行ったらネット中継してもらえてばっちり写ってた。
しかも、チャレンジコイン等、贈り物までもらっちゃって、足が軽い軽い。
あんまりいると、誤解されそうなので別のブースに向かう。
すると、広い広い。ここ、幕張メッセはめちゃくちゃ広くて、端から端まで500メートルはあるのではないか、という大きさなのだった。
その中を鎧姿で風を肩で切って歩くのは最高にいい気分なのだった。
人混みに道ができるのだった。進めば人が割れるので巨大な鎧でも全く不自由しなかった。
そうしているうちに音楽をガンガン鳴らすブースが見えた。大勢の観客がまるでミルフィーユケーキみたいに詰め込まれてペンライトを前後に振り回している。
アイドルのやつかと思ったが違う。観客の目の前にあったのは、レコードを乗せた機械を操作する男の姿で、どうやらdjのような人らしい。
その人混みの外、音楽にのって頭を振っているコスプレイヤーさんがぽつりといた。
なんかめっちゃ小さいダース・ベイダーみたいなキャラクターが音楽に合わせて頭を振っている。
なんだろう。凄く気になる。
普通、私はああいったウェーイの人たちが集まっているような場所には近づかないのだけれど、すっかり楽しそうな雰囲気につられてベイダー卿の後ろに。
そしたら音音音!!!
音の波だった!!
音に色があって目に見えるなら、私の胸に押し寄せた波が波しぶきを上げて散るのが見てただろう。
もうすごいの!音が質量を伴ってぶつかってくるみたいな感じなのだ。
なんだか、心臓を外から手で握られてマッサージされてるみたいな振動があるのだ。
どういうことかと言うと、鎧の腹を守っている部分は鉄製で、湾曲した形になっている。叩くと鐘のように音がなるのだが、この音の周波数と、ライブ音源の周波数とが全くあっていて、振動は増幅され、胸全体を震わせていた。
ズンズンズンズン!!!
頭に乗せた飾りもビリビリと震えるようだったし、奥歯がジンジンと震えている。こんなに楽しいことがこの世にあったのか!!!と叫びたいくらいだった。
というか叫んだ。でも回りの人には全く聞こえないし、どんどん体は揺すられて、私も頭を前後に振り、手なんか上げて音の気持ちいい波を全身で感じる。
もっとちょうだい!!もっと!!!
てかめちゃくちゃ楽しいな。これ毎週やってくれないかな。
ベイダー卿と鎧姿の武士が二人、ノリノリで楽しんでいると、周りの人も気になったのでしょう。どんどん人が集まってくる。しかもその中に剣道の装備一式を着込んだ人がいて、私の視界に入るように突っ込んできた。
やはり、引かれ会う。
我々はこういう血の元に生きている。
ていうか、音楽最高な!?
しばらくそこから動けなかった。もっと聞いていたかったが、曲調は代わり、重低音がなくなると、私は黙ってそこをあとにした。
あの音源もらえないかな。あとあのでっかいスピーカーがよかったな。良い時間だった。映画館の数倍は音がでかいのだった。こういう日常だったらきっと楽しいだろうな。




