現地主人公は劣化転生転移
良く言われることだがなろうの1つのジャンルが盛況になると、それに対してその特異な現象に対して特異な集団を想定する話があっちこっちで聞かれる。なろう内のエッセイもそうだが、なろう外のネットのなろうアニメに対する評価もそれが出てくる。
正直言って馬鹿げてるふざけてる。バブルを知ってる世代から言うと、今の日本が当時に比べて失われた時代と言うのが良く分かる。日本は元からそういう傾向があったがさらにそれが強くなってる。日本は間違いなく豊かなのでそれに対して説教臭く隣の芝生の話をしてくるだろう。だがこれだけ豊かなのに幸福を感じる調査でほとんど上位になったことが無い。
ない物ねだりか?なら多分違う日本は抑圧的なんだそしてバブル以降さらにそれが酷くなってる。今の社会でそういった息苦しい不満を感じてない人などほぼ居ない。上と言われる人間に対してそれらが落ちて自分たちがザマァする話が受けるのは特異な底辺集団を想定する必要は日本で一切ない。
きちんとした調査をしたわけでもないのに勝手になろう読者は社会の底辺そうだというのはおかしい。特に文字ばかり読むなろう読者の多数派がそういった底辺層だというのか?
上層、普通、底辺。こんなのは多分間違ってる。上層、その他。こっちだ。これでもういいだろう。なろうの不満は特に底辺層を想定する必要は全くない。
次に移ろう、私は追放系の流行は好みではなくて、その背景となるチートばかりにあると書いた。追放系はその上にのってるに過ぎない。そのことに対してそういえばと言うのを思い出した。過去に私も気が付いたし、他の人も気が付いてるのだが、なろうの転生転移って日本人である必要なく無い?って作品が大量にある。
日本人の前世や転移前の日本人としての様々を利用してる作品も大量にあるが、同様にそれらが全く意味をなしてない作品も大量にあった。それは決してごく一部などと言うものではない。何割かはそういう作品だった。この意味が分かるだろうか?
何故日本人現代人である必要が無いのに転生転移を使うのか?簡単だ、読者に読んでもらえるからだ。それは読者の好みに訴えてるのではない。当時転生転移ってブランド的なものになっていたからだ。だって中身に意味が無いのは分かり切ってるのに使うってのは、私が書いた読者が作り上げたヒューリスティックな判断に訴えかけるためやっただけなのだ。
現地主人公になって追放系ばかりになったのは、転生転移からある結局チートだけが意味があるんじゃないかをそのまま流れ込んだって事になる。追放系は、転生転移にあった日本人現代人だったことを生かした作品をそっくり無くしただけだと分かる。
元々あったクラス転移の外れスキルによる孤立とか、勇者召喚の巻き込まれ一般人が無能とみなされて放逐とかそのタイプだけが割合的に増殖しただけとわかる。私が何度も現地主人公はおそらく劣化転生転移にしかならないと指摘してたがやっぱりそうなった。もっといろんなことができた可能性を現地主人公は無くしてしまったから追放系ざまぁばかりあふれる現状になったと見てる。
そして今でも転生転移は普通に健在なのだが?なろう作品の同じ作品ばかりって意図的に転生転移が無視されてる。私がずっと改善案で書いてるように流行のテンプレをどんどん隔離していくのが良いというのはここにつながる。やがては、転生転移を無視してたが、隔離テンプレの方が主流になると見てるんだ。
追放ものは新しいものじゃない。確かに私はそう思ってるが、無駄であったとは思ってない。別物とは言えないが、十分に転生転移の外れスキルものに比べて発展充実した別個で扱って良い存在になったと思う。どんどんこうやって隔離を増やしていけば、多分テンプレは増えていくと思われる。これこそが重要だと思ってる。
そもそも転生転移の中に現代人である必要が無い作品が多かったため、好みではなく、読者の選ぶときの想定の部分が変化しただけが今の同じ作品ばかりの根底だと思う。好み自体は多分何も変化してない。偏ったものに見えるのは読者の選択時の想定にある。
敢えて好みに触れると、私は自己投影と、異世界ファンタジーにあると思う。あれチートじゃなかったの?だが、チート=異能力だとして、その異能力は最強無双と結びつく。ここでファンタジックな世界観と自己投影がベースになって分解できる。以前から書いてるが、最強無双は主人公以外のキャラでなろうはほとんどいないため最強無双キャラが求められてるわけじゃない。
異世界ファンタジーは否定してなかった?まあそれはなろうの異世界ファンタジーはそこからさらに絞られる。ライトダークファンタジーとなって、そこからさらになろうファンタジーとなる。なろうファンタジーはチートを含むものになるとトートロジー的な説明になってしまう
私が言いたいのは、世界観として大きく異世界ファンタジーが好きって好みではないって意味で書いてる。過去そういったサイトであったのは否定しないが、今の読者はアニメからなろう系を見て入ってきた人がかなりの割合になってると思う。その人たちは90年代の異世界ファンタジーな世界観ではない。
悪く言えば、そんなに真面目に忠実に作らなくていい。多少へ?って思う異物が混入しても許される。敢えて言うならこの2つでなろうの特異な好みは書けるが、ライトダークファンタジーってのはラノベで確立されたもので、なろうはその模倣にすぎない。そこから発展してなろう独自の世界観になったのでなろうファンタジーなんだ。
なろう外と共通点がすごくある。次に、自己投影もそうだ。それもなろう特異ではない。強いてあげるならってだけにすぎない。なろうに特異な読者集団を想定するのはかなり無理がある部分もある。