7.全くもって、疲れた。
「はぁ・・・お、おれ・・・何してたんだ・・・」
気がついたら、明良の部屋のベッドに寝ていた。部屋には誰もいなかった。
「さっきの記憶って・・・明良ちゃんの・・・トラウマ?」
「そうですよ、明良さん」
サクラが部屋に入ってきた。いや、幻影だから・・・まぁ。
「明良ちゃんの記憶・・・まさか明良の理由って・・・自殺!?」
「いえ、違います、本当に事故です、あまり言いたくは無いですけど、自殺なら浮遊霊としていくのでありえません」
さすが死神、本当にその通りだと思う。そもそも、自分の記憶的にも4年前・・・の配置だった気がする。
「そっか・・・そういや、死んだ理由とか分かるの?」
「いや・・・時間のみ同じなんですけど・・・トラックに跳ねられたり、刺されたり」
「・・・サクラ結構怖いな・・・」
そう言って、とりあえず立ち上がったが、少しフラッとしていた。
「ご、ごめん・・・お、俺・・・本当に大丈夫なのかな・・・」
「大丈夫ですって明良さん!」
そう言って、とりあえず部屋にあった小さめな冷蔵庫からゼリーをとってパソコンを開いた。インドア女子だからまだ良かったと思う。
「そういや、明良さん明日学校じゃないんですか?」
「・・・あぁ・・・」
忘れてた。今日は日曜日、つまり明日は学校に決まってる。受験合格したのは聞いたし、結構ノートとかも使ってる感がある。そもそも、結構テストもいい感じだった。実際テストの点数も表にしてたけど、かなり良かった。自分以外ではあるけど。
「・・・寝るか・・・明日体調崩してもやばいし」
そう言って、とりあえずパソコンの画面を閉じてねた。