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乙女ゲームの世界ってそういう意味じゃないから!

作者: 山城昆布



「リディアーヌ・プロイメツ公爵令嬢、今ここで貴様との婚約を破棄する!」



そう言って私の肩を抱く第一王子であるマリス殿下と、私を守るように取り囲む、美しい貴族の青年たち。私は幸せを噛み締めて俯いた。



18の頃に交通事故で死んだ私だが、その後、当時私がハマっていた乙女ゲームの世界に転生した。しかも、ヒロインであるアリス・レングローとして。


母が亡くなると同時にレングロー男爵の庶子と発覚し、さらに貴族の仲間入りとして学園に転入した直後に記憶を取り戻した私は、前世の記憶を使って逆ハーレムを築き上げた。

だってせっかく乙女ゲームのヒロインになれたんだもの、有効活用しなきゃ!



その後、面白いぐらいにスムーズに話は進んだ。

殿下を始め、魅力的な数々の権力者の子息たちを虜にしてイベントをこなし、偶に出てくるお邪魔虫の悪役令嬢に嫌がらせをされて…まあでも、一々イジメを受けるのも面倒だから、まだされてないことも殿下に報告して、ちょっとだけ断罪イベントを早めたんだけどね?



「アリス…これからはお前が俺を支えろ」


「何を抜け駆けしているんですか」


「アリス、お前は俺を選ぶよな?」


「…あまり、アリスに近付かないで」



衛兵に引き摺られていく悪役令嬢と、私を取り合うイケメンたち。うん!逆ハーエンド達成!!やっぱりこうでなくちゃ!

でも、結婚するなら誰かなあ…やっぱり殿下?でも騎士団長子息のウォールも捨てがたい!宰相の息子のレイズも腹黒で萌えるしー…王宮魔術師のキリアはなあ…ちょっと可愛すぎなんだよね。うん、キリアはないかな、逆ハーレム要員としては充分なんだけど。



……そんなふうに浮かれていたのが、一時間前。



「なあ、春香ちゃんは何飲む?」


「こら、彼女はまだ未成年よ、お酒はまだだめ」


「あー、そっか」


「生頼む人ー?」


「はーい」


「あ、俺も」



……現在、私は居酒屋っぽい店の座敷にいる。しかも、前世の名前を呼ばれ、見た目も地味な純日本人の姿。

どう足掻いても、今の私はアリス・レングローでなく、18にして死んだ前世の、河西春香である。



…いや、いやいやいや!?なんで!?なんで前世の姿なの私!!

たしか卒業パーティーを抜け出して、王宮に行って、国王陛下に会うために謁見の間に通された…と思ったら居酒屋で?

は?え?本当になんで?



「春香ちゃん、炭酸は飲める?」


「………あ、はい」



隣にいる、軽いウェーブのかかったロングヘアーの美人な女性が声をかけてメニュー表を見せてくるので、反射的に頷いた。



「私もお酒飲めないの。だから一緒にコーラにでもしない?」


「そう、ですね」



柔らかい笑顔のその人に警戒心を削ぎ落とされる。顔立ちはちょっときついけど、優しい笑顔が印象的だ。

……っていうかこの人、悪役令嬢に似てない?顔立ちを西洋人風にしたらまんまじゃない?


……それを言ったら、周囲の男の人たち……なんか、攻略キャラに似てない?

今注文とってる人はキリア、あそこで爆笑してるのがウォール、その人にヘッドロックかまされてるのがマリス殿下…で、その隣で柔らかい笑顔を浮かべてるのがレイズ。…それぞれ、攻略キャラを日本人の顔立ちに近付けたようなイケメンである。


そんなことを考えてるうちに、飲み物を悪役令嬢似の美人に渡された。立ち上がるのは、ウォール似のイケメン。…顔が似てるだけで、雰囲気は全然ちがうけど。ウォールはあんな明るい笑顔見せないもん。



「みんな飲み物いったかー?」




はーい、という全員の声に、そのイケメンは乾杯の音頭をとる。



「じゃあ、今回の収録も無事終えたってことと、転生ヒロイン役の春香ちゃんいらっしゃい、ってことも込めてー…乾杯!」



「「乾杯!!」」




――え?


え?え?



あまりに意味がわからなくて、目が点になった。

そのまま、全員にグラスやジョッキを私のグラスに軽くぶつけられて強制的に乾杯させられる。



「そろそろ説明してもいいんじゃない?春香ちゃん困ってるもの」



ごめんね?と困ったように眉を下げて謝る美人。だったらさっさと説明してほしい。



「あー…監督からはなんか言われた?」


「打ち上げ中なら話していいって」


「じゃあいいですかね」



上から、ウォール似の爽やか体育会系なイケメン、レイズ似の色気溢れるイケメン、そしてキリア似の無表情な儚げ美少年だ。



「この世界は乙女ゲームなんだよ」



苦笑する、マリス殿下似のちょっとちゃらそうなイケメンにめちゃくちゃメタいことを言われた。



「んー…なんていうかな、ここは君の前世で遊んだゲーム、そのものに見えるだろ?でも実際はちょっとちがう。俺達は役者として、そのゲーム内容を演じなきゃならない」



「役者…演じ…はあ?!」



意味がわからない。

思わず叫ぶと、殿下似の人がウォール似の人に小突かれた。



「わかりにきいよ」


「あだっ!だって俺、こっちの生まれですし、今更どう説明すればいいかわかんないっすもん!!先輩パス!!」



膨れっ面で文句を言う殿下似の人に、なんだか微妙な気分になる。殿下って結構俺様系だったんだけど…。ついでに生真面目なウォールは殿下には絶対そんなことしないのに……。



「ったく……まず、監督…まあ、この世界の神様みたいなもんだな。その人を満足させる為に、この世界の人間はそれぞれのグループに分かれて乙女ゲーム、を題材にした監督の作った話を演じてる。今回の『アリスの花園』は俺達のグループからすると三作目だな」


「で、僕達はそれぞれ役割が決められてる。生まれながらの適性もあるし、15で最終決定が下される前に勉強して役を勝ち取ったり……、まあ決め方は色々だけど。出演回数分の給料が支払われて、当然役割ごとに出演料も違うよ。作品の中で死んだり大怪我するなんて描写は撮影が終われば何事もなかったかのように元に戻るけど、一応その分手当も弾むし」



次にキリア似の美少年が気怠そうな目を向けて、ジンジャーエールを飲みながら説明する。死んでも元に戻るとかサラッととんでもない事言ってるくせに、出演とか給料とか手当とか生々しいな!



「役は大まかに分けて、モブ、ヒロイン、攻略キャラ、悪役だな」


レイズ似の人がのんびりとした口調で語る。




「当たり前だけど、モブの人口が一番多い。お給料もでるけど、出番が少ないから副業してこういう店とかやってるとこが多いよ。画面に映るのなんて一瞬だからね。ていうか、そっちの人間のが多いかも?」


「が、画面……」


ドラマかよ!そんなツッコミをしてしまいたいが、それ以上に気になることが。


「で、でも私、ちゃんと今までをこの世界で生きてきたもん!」


そうだ、私はヒロインのアリス・レングローの人生をちゃんと歩んできたはず。

でも、それを言った瞬間、頭の中が揺れてしまった。

本当に?本当にそうだった?あの時死んだ母の顔や自分の住んでいた家が全く思い出せない。


「あちゃー……可哀想に」


「いくらなんでも、なあ」


そんな私にマリス殿下似のイケメンとウォール似のイケメンが顔を合わせて眉を下げる。


「あんたはそのまま連れてこられたんだよ」


そんな中、バッサリと言い捨てるのはキリア似の美少年だ。


「うちんとこの監督が、『流行りものに乗る!』とかなんとか言ってね。……清廉潔白でちょっと不器用だけど頑張り屋の貴族の娘が、唐突に現れた女……その世界を乙女ゲームの世界だって思い込んでるやばい女に婚約者を掻っ攫われた上に、あることないことでっち上げられて陥れられ……かーらの、もっと格上のイケメンとくっついて大どんでん返しってやつ」


「は……」


何それ。って言うか、まさか、その唐突に現れたやばい女って私のこと!?まさか、まさか私がしたことを全部知ってんのこいつら……!?


「……なんだけど、梓さん……悪役令嬢がね、そーいうのわかってなくて……」


梓と呼ばれたリディアーヌ似の女が苦笑する。


「生まれてこの方、悪役しかしたこと無かったから……ちょっとね。そんな可愛い女の子の役なんてやったことないし」


「梓は普段の自分を思い出すだけでいいと思うよ」


そんな彼女の隣で微笑むレイズ似のイケメン。「何言ってるの、弘樹くんってば」と頬を赤らめるその様はどう見てもバカップルだ。え、こいつらできてんの?


「しかも……うちの、」


「はーーい!お邪魔しまーーす!!」


うるっっさ!!!背後から響く声に振り返り、……思わず開いた口が塞がらなくなった。


「あ、お疲れ様美月ちゃん」


「美月ー、うるっせーぞー」


「そりゃ煩くもなるよ!あんな部屋に押し込められてずーーっと一人で映像見せられてんだよ!!?……あ!貴女春香ちゃんだよね!?はじめしてー!そんで沢山お世話になりましたーー!!」


「ひ、ひ、ひ、ひひひろいん!?」


そこに居たのはヒロインのアリス・レングロー……を日本人の顔立ちにしたような美少女だった。


「いえす!!アイアムヒロイン!!……とまあ、この世界でヒロイン役をしている河本美月でーす」


「ダブルピースやめろ。……あとは、こいつも。こんなんでもヒロイン役としてはかなり優秀なんだけど……どうも悪役の演技が下手でさ」


「なーんか、頭悪いクソガキって感じ?」


「愛嬌のあるアホ感すごいですもんね」


「修司も飛鳥も明もうるっさい!!……でも、本当に春香ちゃんには助かったよー」


呆然としている私をよそに、キリア似とウォール似の2人に食って掛かりつつ、すぐ様にこにことしながら礼を述べるヒロイン(仮)。


「な、なに、が」


「劇中にやったリディアーヌへのいやがらせとかー、攻略キャラに対してしなだれ掛かるポーズとか!!」


「ひっ」


「私がヒロインなの!愛されるべき存在なんだから!とか誰もいない部屋で叫ぶシーンとか、」


「もうやめてえええ!!!」


まさか!まさかあれもこれも全部見られてたってこと!?こいつらの話だとそういうのは全部撮影みたいなもんだし、私がしたことも全部筒抜けで、挙句の果てにこの女はそれを映像としてずっと見てたってこと!!?

私の絶望をよそに、「これで性悪なヒロインもできる気がするー」と無邪気に報告する女に噛みつきたくて……何も出来ない。

だってもう私はヒロインでもなんでもない、ただの地味な女だ。しかも他人には見せたくないあれそれは全部筒抜けだったわけだし。


「まあ、そういうわけ。うちの悪役令嬢とヒロインの勉強の為に今回はあんたにヒロインをしてもらってた。周辺のことは面倒くさかったみたいで、この世界で長年生きてきたって暗示と適当な生活保護付きで。本当に畜生だよなあ」


「まあでも、最初ら君はタダのいい教材って感じだけど、監督が気に入っちゃってさ」


「……は?」


そんな私に追い打ちをする、弘樹と呼ばれていたレイズ似の男。


「よければ次の作品にもそういう転生阿婆擦れ系ヒロインとして出したいって。そうすれば美月はモブ転生系主人公に出来るし、スタンダードな婚約破棄系の主人公は梓に任せられるからね」


「だ、れが!!やるわけないでしょ!!!」


何が悲しくてそんな性悪役やらなきゃなんないのよ!!

確かにヒロインになりたいと思ったけど、それはこんな役名みたいなやつじゃなくて、ちゃんとイケメンに囲まれた幸せな生活がしたいだけなの!!


「でも、出演料すごいっすよ?」


そうしてマリス殿下似の男が見せた紙に書かれた、紙の内容。

監督と思わしき名前の横に、1回ごとの出演料か書かれている。その数字は、0が1、2、3、4、5……。


「……………………………やる」


私の言葉に、わあっと湧く周囲。


「じゃあ監督から預かった契約書にサインよろしく」


そうしてウォール似の男に手渡された契約書にざっと目を通してフルネームを書き込む。

しょうがないじゃん、監督とかいう謎の存在はいるくせに、夢やロマンで食べていけなそうな世界なんだもん。こうなったらその出演料で豪遊してやる。


「あ、出演中は顔も整形されるから安心してくださいねー」


私が地味顔っていいたいわけ!?


ブチ切れそうになるのを何とか耐える私の横で悪役令嬢役の女が心配そうにこちらを見てくる。


「大変だと思うけど、何か困ったことがあったら相談に乗るからね」


「はあ……」


「特に最初のうちは死亡エンドが相当つらいと思うけど……」


………………死亡エンド?


不吉な言葉に思わず身体が固くなる。そういえば、さっきもそんなこと言ってたような。

……大抵の場合、物語の悪役の末路は悲惨なものだ。そしてその発言をする彼女は、この世界の悪役。つまり……。


「勿論撮影中は苦しさと痛みは薬で全部消せるし、終わった後は何事もなかったみたいに元通りになるんだけど、やっぱりびっくりしちゃうでしょ?あ、最初は監督も気を使って首を撥ねるとか一瞬で終わらせてくれると思うけ、」


「すみません!やっぱりモブでお願いします!!!」


立ち上がった私の悲鳴に似た声に、「えー、もう送っちゃった」と首を傾げる男の手の中にはもう、あの契約書はなかった。





――――――――――



「あんたのせいよ!!あんたが原作通りに動かないから……!!あんたなんか死んじゃえ!!」


「おっと、俺の婚約者をこれ以上傷つけるのはやめてもらおうか」


「ロイズ様……!」


「どうして……?!その女は悪役なのよ!貴方は私を愛するべきなのに!!」


「ここまで狂人であると感動すら覚えるな。……この女を牢獄に入れておけ。すぐに裁判にかけるからその準備もしろ」


「ロイズ!!」


「黙れ、醜い女が。これ以上私とマリーにその汚い喚き声を聞かせるな」






「ロイズ様……本当に、こんな私でよろしいのですか……?私は、婚約者に捨てられた女ですのに……」


「ああ、馬鹿な男がいたものだ。そのおかげでこうして貴女の手をとれているわけだが。……改めて、結婚してくれ、マリー」


………………。



「カットー!OKです!!」


誰もいない空間から聞こえた楽しそうな声。それと同時に、ポンっと音を立てて周りの人間の姿が変わる。

かくいう私も、痩せこけた身体と愛らしい顔が、健康的な体の地味顔に戻った訳だが。


「春香ちゃん、今回もよかったよー」


「…………どーも」


ロイズ役の飛鳥さんの言葉に顔が歪みつつお礼を伝える。こんな役褒められても嬉しくもなんともないわ!!


私がこのふざけた世界に転生して、今回の撮影は4回目だ。

与えられる役は清廉潔白な女を陥れる悪女役ばっかり。……過去にそれをやらかしたのだから適任と言われても何も言い返せない。

いや、色んな可愛い女の子になれるのは嬉しいよ?でも、性格はアレだし結末もアレってさあ、ちょっとなくない?!


……かといって、悪役令嬢や正統派のヒロインをやれる自信なんて微塵もないんだけど。


「お願い……私はどうなってもいいの!だからこの村を助けて!」


通りかかったスタジオの中から、愛らしくも悲痛の込められた少女の声がする。中を覗き込めば、Tシャツにハーフパンツ姿のこの世界のヒロイン――役の美月が台本を片手に熱演していた。多分、次の撮影に向けての練習だ。

あんな格好なのにキラキラした魅力と庇護欲を掻き立てる愛らしさが健在って反則でしょ。


それに、さっきの悪役令嬢―――役の梓さんだって。気の強い顔を今にも泣きそうに歪ませつつのあの美しさと色気。


元からの顔立ちは勿論、この世界でヒロインや悪役なんてポジションを勝ち取り続けていた2人に演技で勝てる気なんてまるでしない。っていうか、争う気すら起きないっつーの。

そもそもそれどころじゃない。


なんたって私の今の役は転生した逆ハーレム狙いのヒロイン。悪どいことをするキャラなんだから、当然死ぬ結末だって珍しくない。

今回の撮影だって直接描写はないけど牢獄での衰弱死エンドだったし。……黒歴史を再現しながらの死亡エンドの繰り返しってどんな地獄よ!?つーか死亡エンドを当たり前に耐えてきた梓さんの鋼メンタルやばいな!!


「でも……」


そっと通帳に目を通す。


……この世界のメインキャラを担当する人間は生活を保証されている。急に居なくなっても困るからね。

そして、それに加えての出演料が……私の場合はそれプラス、死亡エンドの際の手当。


「…………お金って、こうやって人を追い詰めるんだ」



「あ、春香ー!今日ご飯行かなーい?」


スタジオから出てきた春香の声に「行く」とぶっきらぼうに返した。




登場人物


春香

よくある悪役令嬢もので悪役令嬢を陥れて婚約者を奪い取るヒロイン……役の研究の為に死後に連れてこられた女の子。監督(神様)に選ばれるだけあってモテたい願望の強すぎる自分勝手で幼稚な性格だが、一応悪いことをしている自覚はある。お金に目が暗み、性悪ヒロイン役に抜擢されたのが運の尽き。


修司

儚い系、ツンデレ系攻略キャラを担当することが多い美少年。ダウナー系男子だが言いたいことはズバッと言う。今回の役名はキリア


俺様系のメインヒーローを担当することが多いチャラい系イケメン。攻略キャラになって日は浅い為みんなを先輩呼び。みんなのいじられキャラだが努力家でもある。今回の役名はマリス


飛鳥

実質剛健で不器用な真面目攻略キャラを担当することが多い体育系イケメン。中身は結構イタズラ好きで面倒見がいい。今回の役名はウォール。


弘樹

インテリ系、腹黒系攻略キャラを担当することが多い色気たっぷりな美青年。

中身はおっとりしている。悪役の梓とは恋人同士。今回の役名はレイズ。


悪役令嬢役。昔から様々な悪役を担当してきた。……が、監督の趣味で悪役令嬢ポジのヒロインを演じろという無茶振りをされて困惑している気の強そうな美人。中身は穏やかでみんなのお姉さん。死亡エンドを何度も演じてきたので肝が据わってる。弘樹の恋人。今回の役名はリディアーヌ。


美月

ヒロイン役。一見守りたくなるような見た目の美少女だが、中身はかなり騒がしいみんなの妹的存在。幼い頃から有力なヒロイン候補として育てられていたので実力はピカイチ。ただし、教育内容はヒロイン役に全振りだったので悪役の演技がとんでもなく下手。今回は学習のため役は与えられずずっと春香の挙動を見ていた。



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