#小ネタ・ボツラスト
こんにちは!
明日葉晴です!
思ったより早く小ネタ集が出来たので投稿しますね!
まぁ、あくまでも小ネタなので短めです。
ボツにしたラストも載せてみました。
では、本編?をどうぞ!
小ネタ
*1
#1のユキの帰宅
「ワフッ!」
「あら、ユキ、一人で帰ってきたの?」
「ワフッ!」
「今、門を開けるわね」
「ワフッ!」
水瀬母の言葉を無視し、ガシャガシャと器用に門をよじ登り、家の敷地内に入るユキ。
「あらあら、この高さも登れるようになったの?」
「ワフッ!」
「またお父さんに頼んで門高くしないとダメねぇ…」
「ワフッ!ハッハッハッ!」
・京弥君の家の門や塀はユキが脱走したときに出来ましたw
*2
水瀬母のユキの教育
「ユキ、モデルはね、常にカメラマンさんを意識して立ち位置を考えるのよ?」
「ワフッ!」
「でも、カメラを意識し過ぎて、自分を可愛く見せられなくなってもダメ」
「ワフッ!」
「どう見られてるかと、どう見せたいかを一致させるのよ」
「ワフッ」
「うんうん。ユキは賢いからきっと出来るわ。もし、写真を撮られる日が来たら、思いだしてね」
「ワッフ!」
・ユキは水瀬母の教育によって、写真映りが良くなってます。
*3
#2、3の英治君帰宅後の水瀬家
「ただいま」
「お帰り、母さん」
「あら京弥、今日は部活なかったの?」
「今日は休み」
「そう。…お客様用のカップ洗ってどうしたの?来客があった?」
「あー…その…友達が来たんだ」
「まぁそうなの!?どんな子なの?」
「えっと…カメラが好きで、自分にも他人にも厳しくて、優しい人だよ」
「そう…今度私にも紹介してね」
「うん。モデルの話聞きたいって言ってたし、きっとまた紹介するよ」
「彼女もいつか呼びなさいよ?」
「う…ん?いや、いないよ?」
「そうなの?」
「ま、まぁ出来たら…ね」
「約束よ?」
・約束は果たされるんですかねぇ?
*4
#4の英治君が去った後のギャル達
「君達、俺と英治のことについては関わらないでくれないかな」
「「「は、はいっ!」」」
「うん。じゃあ俺も行くね」
そう言って、一人その場を去って行く水瀬京弥。残るはギャル達が数人いるのみとなった。
「「「ち、ち、超かっこいいんですけどっ!」」」
ギャル達は興奮した様子で、互いの手を取り合ったり、抱き締めあったりした。
「あんな地味で根暗そうな奴ですら助ける感じ!」
「その後のアフターケアの為に残って釘を刺したりなんかして!」
「最後の微笑みなんか最高!」
「「「わかるっ!」」」
その後しばらく、ギャル達は水瀬京弥の話で盛り上がり、鳥飼英治のことなどすっかり忘れるのだった。
・かっこいい人に話し掛けて貰えれば、つまらないことなんてどうでもいいのですよw
*5
#4の英治君と別れたあとの翔子ちゃん
「あっ!翔子!どこ行ってたの?」
「あー…ちょっとトイレ」
「そうなの?私達翔子が出ていった後に行ったけど、いなかったよね?」
「その後、ちょっと先生に聞きたいことあって職員室に行ったの」
「うわっ!流石優等生!」
「ちょっ、うわって何よ」
「気にしない、気にしない。そういえばアイツ、鳥飼はどうなったんだろうね」
「あー…なんかハデなのに拉致られてたね」
「翔子は幼馴染なんでしょ?助けてあげないの?」
「そんな義理ないわ。それにアイツ、運動神経悪くないから、いざとなったら逃げるわよ」
「へぇ…オタクっぽいから運動ダメだと思ってた」
「あーわかる」
「だからほっとけばいいのよ」
「わぁ…翔子冷たー」
・助言したのは内緒ですw
*6
#6英治君の逃げた後
「くそっ!奴の足が速いのは予想外だった!」
「キモオタの分際でっ!」
「そういやお前、ずっとディスってたな。流石にあれは可哀想だと思うぞ?」
「えっ?あっ、ちょっと興奮して…」
「「コイツやべぇ…」」
・罵倒は合意の上で行いましょう。
*7
#8の英治君が帰って来る前の翔子ちゃん
ピンポーン
「はーい。どちら様…あら翔子ちゃんいらっしゃい。と言いたいけど、英治は今いないのよ」
「知ってます。もうすぐ帰って来ると思うので、先に上げてもらっていいですか?」
「翔子ちゃんならいつでも大歓迎よ。さ、上がって」
「ありがとうございます」
そうして、鳥飼英治の部屋に上がる桜翔子。あたりをキョロキョロと見渡した。
「アイツが来るまで暇ね…何か面白そうなのはないかしら?」
鳥飼英治の部屋を物色し始める桜翔子。
「定番はベットの下だけど…あっ、なんかあるわ」
ベットの下から出てきた物は段ボールだった。
「ま、まさかこの中には…え、エッチな雑誌とか…」
恥ずかしい思いと興味がせめぎ合い、興味が勝った。
「ま、まぁ?こんなわかり易いとこに置いておくのが悪い訳だし?怪しいし?幼馴染として悪いことしてないか確認くらいしないとね?」
誰に言い訳するでもないが、恥ずかしさから自分を独り言でごまかし、段ボールの蓋に手を掛けた。
「じ、じゃあ…えいっ!」
思い切りよく開けられた段ボールの中に入っていたものは雑誌だった。
「えっと…なにこれ。子犬特集?下は…日本の城百選?なんだ…普通の雑誌か…」
「ただいまー」
「あっ!やばっ!帰って来た!」
桜翔子は急ぎ、段ボールを本あったところに戻し、椅子に座った。そして、鳥飼英治が部屋へと入ってくる。
「まぁ、アンタにしてはいい作戦だったんじゃない?」
桜翔子は知らなかった。段ボールは奥にもうひとつあり、そちらが本命だということに。
・翔子ちゃんは好奇心が旺盛な子です。
*8
#10のユキと英治君の会話を翻訳
「なんでお前ここにいるの?」
「ワッフン (心配だから)!」
「水瀬を見届けに来たのか?」
「ワフッ (そうっ)!」
「そうか…でもなにも心配ないぞ?もう両思いが決まってっから」
「ワフゥ (そうなの)!?」
「まったく、アホらしいよなぁ…」
「フゥウゥ (せっかく来たのに)…」
「ところで、ユキ、水瀬はお前のこと探してんじゃね?」
「フッ (大丈夫っ)!ワフッ (見られてないっ)!」
「あぁ、水瀬が出た後に抜け出したのか」
「ワフッ (そうっ)!」
「バレる前に帰れよ」
「ワッフ (任せて)!」
「ワフッ (京弥っ)!」
「おっ。来たか」
「ここからは静かにな」
「クゥ (英治もね)」
「よし。表情は…普通だな。読めん。どう思う?」
「フフゥ (心配)…」
「不安そうなのか?」
「ワフッ (そうっ)」
「流石、俺より付き合い長いだけあるな」
「フッ (まぁね)」
・一ヶ所以外噛み合ってますw
〇
ボツラスト
・途中から。
「「あのさっ!…えっ?あ、どうぞ…」」
願いが二人に届いたのか、二人は同時に声を掛け合い、譲り合った。
息ぴったりかよ。
「「じゃあ…好きです!……えっ?」」
見事なハモり。告白達成。おめでとう。
「ワッフゥ!」
「ユキ!待て!」
ユキにつられて俺も思わず飛び出す。
「ユキ!?」
「英治!?」
・以下、ユキが二人を押し倒す場面です。なんともまぁ情緒がないので止めました。
小ネタ集を読んで頂き、ありがとうございます!
英治君がいない場所での一幕、いかがでしたでしょうか?
普段は一人称で書いてるので、小ネタの中にちょいちょい挟んだ三者視点がちょっと違和感あるかもしれません。
現在、第二章と、後日談、昔話を作成中ですっ!
では、引き続きお付き合い頂ければ、幸いです。