虐殺の門 -ダイキ
もう1体のガーディアンと苦戦を強いられているダイキ。
すでにここまでかなりの被弾をしているのは、ナギサとリョウの後方で、お決まりの乱射で自分に敵の攻撃を集めていたからだ。
ミッション開始からわずか2分足らずで、自分のこの現状に、ダイキは柄にもなくテンションが上がっていた。
なぜなら、万が一ガーディアンが現れる事態が発生した場合の作戦も立てており、この時はキョウジかアキラが対応するように決めてあったのだ。
だが2体というのは想定外。1体は一番近くにいたアツヒロが対応したのは仕方がない。
だがダイキはわざわざ自分の持ち場を離れてガーディアンに向かっていったのだ。
しかし、このダイキの判断は決して彼のミスプレイではない。
テンションだけで独断的なプレイをするほどダイキは軽率ではないからだ。
もちろん普段のダイキなら作戦通り自分の役割に徹したであろう。だが彼はこの先の残り50メートルからの【虐殺の門】からの一斉射撃を知っている。なんどもこれまでのパーティーがリタイアした地点である。
様々なパーティーが全滅していく動画を毎回見てきたダイキが、アキラとキョウジにはまだ仕事が残っていると本能的に判断したのだ。決して倒さなくていい。
このガーディアンを足止めするだけでいい。ダイキは大きな決意で判断したのだ。
対峙しあうガーディアンとの撃ち合いの最中にも城壁から嵐のような攻撃がダイキに注がれている。
しかし、向かい合うガーディアンも同じ状況下にある。ダイキは飛んでくるランチャーの着地地点を読み、ガーディアンに飛びかかった。
もつれあうダイキとガーディアンに3発のランチャーが命中。ダイキはガーディアンを道連れにリタイアした。
このダイキの判断は、この先の戦いに大きな影響を与える。




