虐殺の門 -アツヒロ
ハイランダー3人娘がそれぞれのルートで残り100メートルを残して思わぬ事態に襲われる。
『やっぱりね…。』
ツバサの声がインカムから聞こえてきた。それは落胆の声色。
3パーティー連隊の代償…。それは10機のキャノン砲だけではすまなかった。
俺たちの目標地点である門から2体のイーターが飛び出してきたのだ。
『ガーディアン!?』
ナギサが叫ぶと同時にアサルトライフルを構える。
ガーディアンはまっすぐにセンターコースのナギサに向かってきた。
アツヒロがそれに加わりチェーンガンで応戦。
ナギサは自分の役割を思い出し、進路を左に変えた。
それに入れ替わるようにダイキが前にでる。ガーディアン2体にアツヒロとダイキが対応。
ダイキもマシンガンで応戦を始めた。
この弾丸の雨を避けながらガーディアンと戦うのは前進を諦めなければならない。
アツヒロは1体を惹き付けて、連射をぶつける。
ガーディアンは巧みによけ、アツヒロの膝を撃ち抜いた。
倒れながらアツヒロはガーディアンの頭部を破壊。見事な狙い撃ちである。1体のガーディアンが姿を消した。
しかし、身動きの取れないアツヒロは乱射開始。
城壁からの攻撃を自分に向けさせていた。
常にパーティーに尽くし、様々な戦い方が出来る究極のオールラウンドプレイヤー。
本来ならばもっと早く、この【虐殺の門】へこれたはずの実力者である。だが、彼はなにより人間関係を重視する。
共にこの世界に入ったヒュウガと一緒にコンプリートを目指してきた結果、長い時間がかかってしまった。
しかし、アツヒロの乱射に迷いはない。この場にたどり着いたことで、どんな死に方をも受け入れる覚悟ができている。
アツヒロに集中放火が始まった。ボロボロになっていくアツヒロの四肢。
最後に消え行く体の右腕を高らかに挙げ姿を消した。




