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【40万PV達成❤️】絶望のFRONTIER  作者: 泉水遊馬
THE END OF THE WORLD
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THE END OF THE WORLD -5

俺達はニュートラルフィールドを西へ進み、突然フィールドが変わるフィールドチェンジをしてオープンフィールドへ出た。その瞬間、凄まじい爆裂音と乱射音が俺の鼓膜を響かせる。俺が踏み入れたこのフィールドはすでに戦場であり、市街戦をモチーフにした景色の中に銃を持ち、走り回る兵士の姿が多数見える。

「待ってたわよ。」

リョウの声のアバターがいた。俺より少し背が高いサイズMの女兵士。

挿絵(By みてみん)

黒いボディースーツ、顔はノーマスクで長い金髪の美貌が見える。肩にはM16(アサルトライフル)、腰にはイングラム(小型機関銃)とコルト(サイドアーム)を装備。何より目立つのが、背中に見えるニホントウである。

「ダイキの言う通り、アバターの戦闘服にもBLACK EMPERORのロゴがあったわ。すぐにあいつらがわかった。」

とリョウ。

「よし、じゃあシーナの奪われた金を正当に取り返そう。みんな、準備はいいな?」

とヒデ。

「いつでもオッケー!!」

アサミの発声でパーティーの雰囲気が変わる。なにか楽しいことが始まるようなワクワク感。

パーティー全員が揃ったところで、ブルーの迷彩服を纏った五人組が近づいてきた。

「あんたらがTHE END OF THE WORLDエンドオブザワールドか?」

アバターサイズMの男が俺達に声をかける。


野太い声の男。コイツがパーティーリーダーだろう。

「ああ、そうだ。」

ヒデが答える。

「あんたがリーダーだな。とっとと契約して、始めようぜ。」

そう言うと野太い声は人差し指を自分の肩にあてた。すると指先に、まるでロールプレイングゲームのようなコマンド画面が現れた。宙に文字が浮き現れる様子を、俺は驚きの表情で見ていた。対峙するヒデも同じ仕草でコマンドを出し、契約を入力していた。俺は不思議な感覚に混乱していた。目の前の光景はまさに非現実的。しかし、この体の感覚はまさに現実そのもの。ここは仮想空間だとわかっていても現実のような錯覚を起こしてしまう。

「よし、契約完了だ。」

ヒデはコマンドを消す。

「おい!!B級パーティーってどういう事だ!?しかもハイプレイヤーがいるじゃないか!!リベロでレベル11って…こんな話聞いてないぞ!!」

野太い声が突然怒鳴りだす。パーティーバトルの契約が完了すれば、相手のステイタスが見れるのだ。戦力の差が想像以上だった事に怒りを爆発させている。

俺も試しに肩に人差し指をあててみた。すると俺達5人の名前や情報に画面が変わった。







THE END OF THE WORLD


パーティーランクB

登録サーバー JAPAN


HIDE SEX〔M〕パーティーリーダー

レベル11

HIGH PLAYER【JOB】VERSE

アバターサイズL

装備1:SCAR-H

装備2:FN ブローニング・ハイパワー

装備3:M1ガーランド

装備4:RPG7


RYO SEX〔F〕

レベル7

アバターサイズM

装備1:M16

装備2:コルト380

装備3:イングラムM11

装備4:ニホントウ陽炎


DAIKI SEX〔M〕

レベル7

アバターサイズM

装備1:XM8

装備2:S&W M39

装備3:S&W M39

装備4:MG42


ASAMI SEX〔F〕

レベル5

アバターサイズS

装備1:MP5

装備2:ベレッタ90TWO

装備3:スローインナイフ


SHEENA SEX〔M〕

レベル1

アバターサイズS

装備1:M4

装備2:コルトM1911

装備3:未装備

パーティー全員の情報が映し出された。


「くそ!!そのRPGランチャー撃つんじゃねーぞ!!バトル開始は10分後だ!」

野太い声はそう吐き捨てメンバーに合図を送り歩いていった。それに続いて我々は逆方向に歩き出す。

「あの…俺の金を取り返すって…バトルで勝って相手から報酬を奪うって事ですか?」

俺はうすうす気づいていたことを恐る恐る聞いた。

「そうだ。」

ヒデが答える。

「じゃあ、負けたら逆に取られるんですよね!?そんな…俺返せませんよ!!」

俺のこの言葉にリョウが怒鳴る。

「は!?負ける!?あんな雑魚共に!?バカにするんじゃないわよ!!私達はねB級で戦ってる上位パーティーなのよ!!あんたみたいにウジウジ逃げ回っている臆病者とは違うの!!黙って後方で見てなさい!!」

このリョウの威嚇にダイキが割って入る。

「おいリョウ!!言い過ぎだ。それにシーナは臆病者じゃない。こうしてオトシマをつけにダイブしてきたじゃないか。今回だけかもしれないがシーナはパーティーだ。」

「は!?あんたいつからパーティーリーダーになったの!?私にいちいち説教たれないでくれる!?」

突然始まった二人の喧嘩。俺は責任を感じ二人に歩み寄ろうとしたら、アサミが腕を引っ張る。

「二人は戦場に入ったら凄いコンビなんだよ!」

アサミの言葉は説得力もなく、ただただ二人の言い争いは続いた。


ある程度好きにやらせていたヒデが、頃合いみて二人の間に入った。

「よし!!そこまでだ。作戦会議やるぞ。アサミとリョウが突っ込み、俺とダイキで援護。今日は自由にやっていいぞ。シーナは俺から離れるな。」

突然、作戦会議を始めたヒデ。作戦会議にしてはあっさりしたもんだ。だがすぐに興奮覚めやらぬリョウをアサミが手を引っ張り、フィールドの前衛に連れていった。

「すまないシーナ。見苦しいとこを見せた。」

ダイキが詫びる。

「いや…なんかすいません…」

逆に俺も詫びる。

「ハハハ!!いつもの事だ!気にするな。」

ヒデの高笑いで場が和んだ。

このフィールドは中東の市街戦をモチーフにした景色。もちろんCGによるものなのだが、すべてがリアルに見える。幅約20メートル、長さ約200メートルの路地でバトルをするのだ。遥か先には相手のパーティーが見え、すでに戦闘体制は整っているようである。他の路地からの乱射音が聞こえる中、バトル開始の時間を俺は震えて待っていた。


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