表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【40万PV達成❤️】絶望のFRONTIER  作者: 泉水遊馬
DILEMMA
54/108

DILEMMA -1

「おかえり~」

深夜3時。俺は仕事を終えて帰宅するとスグルが出迎える。

まさか初めて合鍵を渡す相手が男だとは思わなかった。

もちろんそんな関係ではない。

知り合って3ヶ月、何度も遊んでいるうちに週末は一緒に遊びだし、結局土曜日は毎週俺の家で過ごすことになった。

「今日はミッション出たの?」

俺がスグルに聞く。スグルは所属していたハングリースパイダーを抜け、傭兵として活動している。

「今日はシックスセンスっていうパーティーのミッションに参加したよ。」

スグルは現在4パーティーを掛け持ちしている。

これはスグルのプレイスタイルが万能性であり、どんなパーティーにも適応できる順応性が高い事を証明しており、4パーティーの中には博多ステーションのパーティーも含まれている。

すべてC級以下のパーティーだが、口コミで広がったスグルの能力の高さが全国に広がっている証拠である。

逆に俺はツバサのシゴキに毎日疲れきっての帰宅している。

ツバサが教育係になりヴァンダルハーツの入って3ヶ月。厳しい指導の中でミッションをこなしている。

しかしさすがにS級での経験値は高い。俺のレベルも4になり、今まで経験値のパラ振りをリョウに任せていたが、今はツバサが行っている。

だが毎日、アキラに怒られツバサに特訓され、ハルカに厳しいダメ出しをされる。精神的にも疲弊している俺を癒してくれるのがスグルの存在だ。

初めてできた親友。

一緒にミッションに出ることはないが、共通の趣味をもつ俺たちは寝る間も惜しんでFRONTIERの話をしている。

「カレー作ったから。」

スグルは料理が上手い。俺の家の小さいキッチンはスグルの持ってきた調味料や調理器具が綺麗に並べられている。

「うん!美味い!!」

俺は叫ぶ。本当にスグルの作る料理は美味い。周囲の人間は俺たちを完全にゲイだと思っているみたいだが、他人になにを思われてもいい。

俺たちはFRONTIERで知り合いFRONTIERで繋がる親友なのだ。

「シーナ、明日もミッション?」

スグルが問う。

「うん、スグルは?」

「僕もシャドウゲートから招聘受けてるよ。」

じゃあ一緒にステーションに行こうと、俺は布団に入り、スグルは持ち込んだ寝袋に入る。周りの目なんかはどうでもいい。

スグルとのこの時間が楽しくてしかたがないのだ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ