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【40万PV達成❤️】絶望のFRONTIER  作者: 泉水遊馬
THE END OF THE WORLD
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THE END OF THE WORLD -4

まずこのFRONTIERと言う体感型仮想空間オンラインゲームは、パーティーでのプレイを前提に構築プログラムされていると言うこと。

これがひとつのキーワードであり、重要なポイントだ。ひとつのパーティーの最大登録人数は5人。ランクに合ったミッションをパーティーでコンプリートし、個人のレベルを上げ、ランクの難易度を上げる。ランクが上がればミッション・コンプリート時のパーティーボーナスも上がり、難易度が上がれば個人の得る経験値も上がる。極めて『向上心』と『野心』が求められるゲームなのである。

リョウの交渉の会話の中にあったフルパーティーとは『パーティーが5人いる』と言う意味。では『パーティーが5人いる』状況が普通であるかと言えば、決してそうではない。個人の経験値は、フィールド内で、個人が倒した敵の数やランクに応じて個人が得られるポイントである。だがパーティーボーナス(報酬)は、ミッション・コンプリート時にのみパーティーに支払われる。このパーティーボーナスは言わばパーティーの資産であり、パーティー運営を大きく左右させる。

下のランクで獲得できるパーティーボーナス(報酬)は少ない。このパーティーボーナスは現金化とメンバーへの経験値の割り振りに使われる。現金化した金はパーティーメンバーの次回の端末使用料金にあてられる。経験値はフィールド内ではどうしてもポイント獲得が少なくなる後方支援のメンバーへとステイタスポイントとして割り振られ、パーティー全体のレベルを上げる役目を支っている。だから少ないパーティーボーナスで、養えるパーティー人数は少ない方がいい。だが一人でも人数が多い方がミッション・コンプリートへ大きな有利になる事は言うまでもない。そこで残りの一枠を埋める傭兵と言う職業が存在する。傭兵とは、いわゆるフリーランスのプレイヤーで、どこのパーティーにも属さない者だ。正しく言えば傭兵なんて職業はオフィシャルではない。ソロプレイヤーに区分される。パーティープレイを前提に作られたこのゲーム内で、なんらかの事情によってパーティーに属さないプレイヤーも存在し、ひとつのミッションごとにパーティーと契約して報酬を得る。そう言う奴らをFRONTIERプレイヤーたちは傭兵と呼んでいるのだ。


そして傭兵がアバターサイズSのフォワードタイプが多い。

アバターには3種類のサイズがあり、その特性によりパーティーでの役割が違う。

まず一番小さいSは、前衛向きのスピードに秀でたアバター。しかし装備の数は3つまでで総重量が10キロまでしか持てない。

Mはフォワード(前衛)とスナイパー(援護)をこなせるオールラウンドプレイヤー。経験値の割り振りで、ある程度の自由な戦いができる。装備できる武器は4つ、総重量は15キロ。

そしてL。見た目からして大きなアバターで、持てる武器は4つだが、総重量に制限はない。重火器を持てるのはLサイズだけで、リベロはこのサイズしかできない。


言いかえるなら、傭兵と言う職業はフォワードでの需要が多く、かせられる仕事は極めて危険な前線でのアタック(突破)である。

少ないポイントの中で報酬を払うのだから、リスクとクオリティーの高い仕事を求められるのは仕方がない。

こう言う理由から、『パーティーが5人いる』状況はレベルの低いパーティーではデメリットが多く、使い捨てできる傭兵を雇用する事がパーティーのレベルアップへの近道とも言える訳だ。


ただ、傭兵になれないソロプレイヤーはどうするのか?

1、新たに現実世界で人を募りパーティーを組み直す。

2、FRONTIERを去る。

3、オープンフィールドを利用する。

大きくこの三つになる。1と2は説明不要だろう。問題は3だ。

このオープンフィールドが、FRONTIERのもうひとつの顔なのである。


オープンフィールドは各ランクのフィールドに設置され、FRONTIERのメインモードであるミッションフィールドとは別の目的で存在している。ミッションフィールドの敵がイーターと言われる『AI兵士』なのに対し、オープンフィールドはプレイヤーVSプレイヤーの戦いとなっている。このオープンフィールドにはフリーバトルという自由に使えるフィールドとパーティーバトルの2つの戦場に別れている。

パーティーバトルは文字通りパーティー同士のサバイバルゲームである。フィールド内には様々なシチュエーションが用意され、任意でルールを決め、開始される。パーティーバトルにおいて経験値やパーティーボーナスは発生せず、


お互いの資産からポイント賭ける。勝った方が、総取りとなるのだが、フィールドに立てばほぼ同条件で戦うため、力量に差のあるパーティーバトルではポイントの賭け金がハンデとしかなりえない。このパーティーバトルをメインでダイブしているパーティーも多く、まさにサバイバルゲームと言う趣味の場所でも活用されている。

このパーティーバトルが、俺の初めてのミッションになる。



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