虐殺の門 -ナギサ
【虐殺の門】への最後の戦いでナギサが絶望的な状況に陥っていた
。敵の攻撃がすべてナギサに集中してしまっているのだ。
ナギサはここで大きく右側に移動する。それを追いかけるようにランチャー数発がナギサを狙う。
この場面でナギサがアサルトライフルを構える。そして乱射を開始。
この行為は、敵の攻撃を自分に集めるための行為。
後方でツバサが叫ぶ。
『シーナ!!今よ!!』
ナギサが外れたセンターコースにまっすぐな道が開いた。
俺は、ここまで自分の存在を殺し、ひたすら影として息をひそめ、メンバーたちの死に様を歯を食いしばり悔しさに耐えながらそれを見届けてきたのだ。
アサミはナギサを誘導するための盾だった。そして…ナギサは俺の囮だったのだ。
もちろんナギサがすんなり門を抜ければ一番よかった。
しかし、これが…この状況がサブアタッカーの役割だ。
ナギサが門への進路をめ、囮となり敵を惹き付けて動き出したこの瞬間からが俺の
ミッションが始まるのだ。
『シーナ!!お願い!!』
ナギサが叫ぶ。俺は必死に前だけ向いて全力疾走で門へと走る。
ナギサは集中放火の雨の中、俺のコースを守るために一歩でも遠くに走る。
仲間たちの犠牲を無駄にはしない…!!
俺を進めるためにナギサの体が散れじれに引き裂かれるのを横目にみながら、怒りを爆発させ門を睨み更にスピードを早めた。




