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【40万PV達成❤️】絶望のFRONTIER  作者: 泉水遊馬
虐殺の門
103/108

虐殺の門 -リョウ

キョウジの横をすり抜けるようにリョウが一気に門へと向ける。

リョウが走り抜けた後方で激しい爆裂音が鳴り響き、最後は爆発の熱い風が背中を押す。

キョウジが自分の犠牲となり、今まさに自分が門へと数歩の位置までたどり着いたのだ。

リョウはセンターコースに目をやった。ナギサが前に進めず進路が塞がってしまっているのを確認する。

しかし、自分の役割を果たしてこそのコンプリートである。

リョウは迫る攻撃を交わしながら門へと飛び込んだ!

兄を探すために始めたFRONTIER。この先に兄がいる…。もちろんそれは確信ではない。

自分を鼓舞するための理由だった。

いつのまにか仲間たちとプレイするFRONTIERにのめり込んでいたのだ。

そして愛する存在にも出会えた。

リョウにとってFRONTIERは、今の人生を人間らしく生きるための居場所なのかもしれない。

リョウが門を抜けた時に感じた事は、達成感より寂しさ…。これで終わってしまうという悲しい感情であった。

飛び込んだ門の内部は真っ白な空間。そこにはミオの姿があった。倒れ込むリョウに駆け寄るミオ。

『あと一人!!』

ミオがリョウを抱き起こす。

『ミオ…あなたたちに出会えて本当によかった…。』

リョウはミオを抱きしめながら言う。

『リョウ、私もよ!!』

それに答えるミオ。二人は振り返り、視線を門の入り口に向けた。


リョウはミオの手を強く握り、もう一人の到着を待った。


挿絵(By みてみん)

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