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待っている  作者: 池田瑛
23/28

2回目のバイト①

目覚まし時計は、7時にセットしていたのに、朝5時半に目が覚めた。早起きの習慣はなかなか抜けない。


 寝ている間に徹からメールが返って来ていた。


「大勝。引きが良かった。一人勝ちだったから今からみんなにラーメン奢るとこ」


 メールの着信時間は朝の5時少し前だった。

 麻雀はルールがよく分からないけど、よく徹夜でできるものだと思う。頭を常にフル回転させるから、眠くならないんだって、徹はいうが、試験勉強のための徹夜は徹は絶対にしない。前、一緒にがんばろうと言って一緒に勉強したが、12時を回ったところで寝ていた。


 とりあえず、まだ5時半だから二度寝をしよう。二度寝は部活を引退してから手に入れた特権だし。


 二度寝から起きると8時を過ぎていた。今日は授業は10時半からマーケティングの授業だけだから、時間的な余裕は随分とある。三度寝はしないで、ベットから這い出る。今日は、大学の自習室で自習をしておこう。


 私が自習室に到着したのは9時過ぎだったけれど、既に自習室の3分の1の席は既に埋まっていた。1限目の授業がないのに、こんなに自習室の席が埋まっているのはさすがに予想外だった。1限目がないのに、早く大学に登校して勉強をしている大学生がいるというのは、すこし新鮮。大学4年目にして、新しい発見がある。開いている席を探す振りをして、自習している学生の席を見て回ると、司法試験か会計士に関する参考書を机に積んでいる人がほとんどだった。資格を取って生計を立てるというのも、大変なのだろう。


 私は、席に着いた。マーケティングの分厚い教科書を開く。私は授業に着いていけてはいないけれど、製品、流通、価格、販促、広告と授業が進んでいく中で、既に「広告」まで話が進んでいる。久しぶりに授業をまじめに受けようとすると、授業の進度分の未読の教科書を読もうとするだけで一苦労だ。10ページも読まないうちに3度寝をした。


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