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『E/O』イオ  作者: たま。
序章【改変編】
12/49

第5話【準備】

誤字脱字・表現の誤りはご容赦願います。

今回はほとんど説明文で見難いと思います。ごめんなさい。

設定の垂れ流しと指摘されましたが、今更変える事も出来ないのでこのまま行かせて貰います。

ですが、後々、書き方が固まり次第修正などもしていくつもりです。

夜が明け、朝食を摂った後、俺は早速母から精霊魔法についての手解きをして貰い、先ほど終えたところだ。

第一印象からいえば、精霊魔法ってこんなに面倒な事しなければならないのか…って感想だ。


要約すると、精霊魔法は各地に散らばる石碑にて契約するとの事だ。

契約するには、その精霊が見えなければならない。まぁ当然だな。

見る為には霊力が必要だ。

契約するのに霊力が足りていれば見えるし、足りていないと見えないとの事。

だから、強力な精霊の石碑を見つけても見えなければ契約する事が出来ないのだ。

石碑はいわば精霊界とこの人間界(仮)が、交わっている境目のようなもので、その綻びで精霊と契約する。


精霊を蔑ろにするような人間には精霊は契約しようとしない。

上っ面だけ良い人を装っていても精霊は内面を見る。

精霊には人格が存在し同じ種類の精霊でも1体毎に違うらしくて、まず初めにその精霊と信頼関係を結ばないとダメらしい。

この最初の信頼関係が難しいらしくて、精霊の性格に合わせた話術で契約まで持っていき、彼ら精霊に名前を与えると契約が完了する。


信頼関係こそが精霊の強さなのだ。


信頼関係が深ければ深いほど精霊はより大きな力を貸してくれる。

初めは主従関係に近い関係から始まる、貸してくれる力も10分の1にも満たないぐらいらしい。まぁ、精霊によるだろうけど。

最終的に親友関係までいくと精霊は詠唱者に最大限の力を貸し、命がけで守ってくれる事もあるらしい。


余談だが、通常、精霊を1度に召喚できるのは1体までらしいのだが、稀に精霊を複数召喚する才能を持ったものが生まれるらしい。

母が言うには同時召喚出来ても、精霊同士の相性にあったものを召喚しなければ、詠唱者を巡って喧嘩になる可能性があるようだ。

最悪、その精霊達との契約が切れてしまうかもとの事。あれか、いわゆる三角関係とかああいう愛憎の縺れみたいな感じか。


でだ、精霊の契約方法と精霊の知識を教えて貰った後、母にこの街で契約できる精霊を教えて貰った。

比較的低い霊力でも契約が結べるらしいので行ってみる事にしたのだが、石碑のある場所が少々問題を抱えている場所のようだった。

いわゆる、裏通り。浮浪者やチンピラなど表には出ない者などの溜まり場になっている。

その通りの奥、今はゴミ捨て場になってる場所に石碑が埋もれているらしい。

裏通りというだけで行きたくないのに、さらにゴミ捨て場かよ…。

石碑は精霊使いにとっては重要だけど、それ以外の人にはどうでも良いものらしい。

区画整理の際、表通りから外れたみたいだ。

あれだな、日本でいう工事する際に見付けてしまった朽ちた祠みたいな存在だな。


それにしても、俺はレベル1だぞ。

普通なら野獣、魔獣の過程踏んだ後、人間でレベルを上げていくものなのに…いきなり人間とか…。

母は、「アキラちゃんなら大丈夫。私とお父さんの血が入ってるもの…」という…

いや、まぁ確かに、その血は戦闘に特化しているが、さすがに始めたばかりのキャラでその血は発揮されないだろう。


まぁ、でも街の外に出て闇雲に探すより場所が分っているだけマシか…

裏通りと聞いた時、そんな危険な場所より街の近くで安全に契約できる場所はないかと聞いたが笑顔で拒否された。

「教えるのはココだけ、後は自力で探しなさい。」との事、親馬鹿と思っていたが結構なスパルタじゃないか…


取り合えず、地下倉庫から好きなものを持っていって良いみたいだし…

(改変後、地下倉庫のものは父ヴォルトの物になっている。)

現状のステータスを確認して装備を見繕うか…足りないものは商店街で購入しよう。


「メニュー…ステータス確認、それと…装備品確認」


半透明のウィンドウで左にステータス欄、右に装備品一覧が表示される。


***************************************************

名前=苗字:アキラ=ローグライト

通名:―

年齢:15

性別:女

種族:ハーフエルフ※

属性:光・炎

主職業:一般人

副職業:―

役割:魔術師

名声:―

序列:―

ランク:―

賞金額:―

利き腕:両利き

流派:月守流居合剣術

流派:―

所属国:ノースブレイ王国(オード王)

////////////////////////////////////////////////////

レベル:2

HP:125/125(+20)

MP:100/100(+30)

SP:80/80(+10)

腕力:18(+10)

脚力:35(+20)

体力:18(+2)

器用:16(+5)

敏捷:22(+12)

視力:20(+8)

指揮:5

魅力:20(+10)

突破:3

妨害:1

詠唱:30(+15)

運:11

魔法力:32(+20)

法力:23(+10)

魔力:27(+15)

霊力:28(+20)

神力:5(+5)

呪力:0

*****************************************************


ん、微妙にスタータスが変わっているな…

どれどれ、役割が魔術師に変わっている。

これは、恐らく魔術を8つ習得した為だろうな。


役割ってのは他のMMOでいう職業やジョブのようなものだ。

色々習得していても一番成長しているものや多くのスキルを覚えているものが役割になってしまう。

まぁ、傭兵ギルドで固定化も出来るのだが…今、それは良いだろう。


所属国の()内が変わってるな…。

ああ、確かCyberNote社の国王を演じているGMがオードっていう名前のキャラだったな。

ログアウト出来なくなって彼に固定されたのか…


と、レベル上がっているじゃないか。

何でだ?……脚力と体力が上がっているという事は、昨日歩き回った影響かな。

レベル1だし上がりやすいのだろうな。

『E/O』の世界では、行動した結果や使ったスキルによって上がるステータスが変わる。

魔法関係も微妙に上がっているな。魔術師ボーナスだろう。


次は装備品一覧を確認だ。

どれどれ…


<防具>

頭:―

顔:―

首:―

耳:―

肩:―

背:―

上半身(上):初心の服・上

上半身(下):―

腰:初心のベルト

下半身(上):初心の服・下

下半身(下):安物のショーツ

靴下:初心の靴下

靴:サンダル

右手:―

左手:―

鞄:―

******************************************************

<武器>

右手:仕込み杖(打刀)

左手:―

予備1:―

予備2:―

******************************************************


…気になる項目が1つだけある。

俺、ノーブラだった…


ああ、そういえば、着けた覚えがない。

タンスにもそんなものはなかった。

習慣というのは恐い、俺は男だからブラジャーを着けるという行為自体した事がない。

初心の服・上ってのがTシャツみたいなもので、あまり気にしてはいなかった。

というか、仮想とはいえ女の体になった訳だからノーブラというのは拙いな…。

いや、それよりもノーブラでも気にならないっていうのはどういう事だ?


俺は今まで意識しないようにしていたが……確認するしかない!

決して俺のエロ心からそうする訳ではないからな!

意を決して、胸に手を当ててみる。

嗚呼、触った感じそれは見事なまでに貧乳だった。

俺は巨乳派という訳でもないが、それなりに欲しかったな…残念だ。

い、いや、勘違いするなよ。俺にやましい気持ちなどはない…事もないが少しだけだ。


ま、まぁ、そろそろ本題に戻ろうか。

さすがに初心者用の装備で裏通りに行く訳には行かないな。

当たらなければ、どうという事はないっ…なんていう迷信は、今まで五感がなかったから言えるもので、五感がある今はそんな事は口を裂けても言えない。

俺は生粋の日本人だからな…痛いのは嫌だ。

だから、出来るだけ装備出来る一番良いものを装備したいところだ。


色々、探していると父が地下倉庫に下りてきた。


「防具を探しているのか?出来るだけ軽いものにしておけ。そもそもアキラの体に合う鎧などは置いていないしな。そうだな、布製を薦めるが、革製でも構わない。」


俺は、えええ!?と嫌そうな顔を父に向ける。


「防具が重くてはまともに歩けないぞ。いざという時、逃げられるよう重い装備はしない方が良い。」


いや、それはごもっともなんですが、当たったら痛いじゃないですか…。


「当たらなければ、どうという事はない。そもそも、アキラお前は月守流居合剣術の跡取りなんだぞ。チンピラごときでお前に傷など付けれるものか。安心しろ、そういう場面になれば自然と体が動くものだ。」


言っちゃったよ。この人…

そういえば、過去9キャラ分の技術が詰まった月守流居合剣術使えるんだったな…

確かに、これが自然と使えるなら何とかなるかもしれない。


そうと、決まれば軽い防具で固めるか…


で、倉庫と商店で買い漁り最終的に装備はこうなった。


<防具>

頭:―

顔:―

首:守護の首輪

耳:―

肩:―

背:―

上半身(上):なめし革の鎧

上半身(下):バトルブラ(白)

腰:初心のベルト

下半身(上):バトルスカート

下半身(下):安物のショーツ

靴下:ニーハイソックス

靴:なめし革のブーツ

右手:―

左手:―

鞄:小型ポシェット

*****************************************************

<武器>

右手:仕込み杖(打刀)

左手:―

予備1:―

予備2:―

*****************************************************


結局、首に着けたネックレス以外は商店で買った。

それと、動き回ると思うからブラジャーも購入した。

小型ポシェットには道具屋で買ったHP回復薬(小)を4つ入れてある。

後は、無難に纏めたと思う。


次はどんなスキルが使えるか確認しておくか…


「メニュー…スキル確認…」



<流派>

【斬鉄Lv1】ブロンズ以下の防具が斬れる。

【縮地Lv1】2mの距離の間合いを一瞬で詰められる。

******************************************************

<魔法>

【魔術Lv1】下位魔術まで使用できる。

【法術Lv1】下位法術まで使用できる。

【精霊魔法Lv1】下位精霊まで召喚できる。

【神術Lv1】下位神術まで使用できる。

******************************************************

<才能>

******************************************************

<知識>

【戦闘基本知識】戦闘に関しての知識がある。

【魔術基本知識】魔術に関しての知識がある。

【法術基本知識】法術に関しての知識がある。

【精霊基本知識】精霊に関しての知識がある。

【神術基本知識】神術に関しての知識がある。

******************************************************

<生存>

【気配察知Lv1】10m以内の自分より低レベルの気配を察知できる。

【話術Lv1】商人との売買時5%利益が増す。たまにおまけして貰える。

******************************************************

<生産>


生産スキル以下は見なくても良いだろ…。当分は縁がない。


えーと、流派スキルは、まぁ当然レベル1だわな。一度も使っていないのだし…

どの流派でも流派スキルは必ず2つ付いている。

月守流居合剣術では、この2つという訳だ。

ちなみに、斬鉄を持つ流派と縮地を持つ流派を掛け合わせて創った。


魔法スキルは、まぁ覚えたばかりだしLv1だわな。ほとんど使ってないし…

神術が下位まで使えると書いてはいるが、神力が足りていないので使ったとしても失敗する。


才能スキルは、まだ開花していないか…。

『血の記憶』システムでもっとも影響のあるスキルがこの才能スキルだ。

血の記憶には歴代キャラの知識・技術・記録などあらゆるデータが詰まっていて、その蓄積量に応じて特別なスキルが開花する。


例えばだが、俺のキャラ達のように剣術ばかり使用していると、その技術が全て”血”に記憶されていき蓄積される。

次に生まれるキャラにもその血が受継いでいる訳だから、剣術の才能があってもおかしくないのだ。

恐らくだが、俺は【剣術の才能】に開花する筈だ。

ちなみに、蓄積されて上がるのは確率なので、必ず覚えるという訳でもない。運が悪いと開花しない。

それに、今まで全く使用した事のない技術の才能も確率は非常に低いが開花する可能性もある。


この才能が開花するかしないかで今後の行動が変わると言っても過言ではない。

フレンドで全く使用した事のない武器の才能に開花してしまい急遽方向性を変えた者もいる。

それほど、才能というのは有用なのだ。

あれだ、『血の記憶』ってのは、長期間の継続かつ廃人プレイをしている者に対するご褒美というやつだな。


ちなみに、このキャラの”両利き”は普通の方法では取得出来ない。

6キャラ目までの全てのキャラで【両利き(仮)】という、両利きの様にするスキルを上限まで鍛え上げた結果が今に結びついている。

【両利き(仮)】は上限まで鍛え上げても利き手の様には力を発揮出来ず80%が限界だ。

で、ステータスで両利きになるとどちらの手を使用しても100%の力を発揮できるのだ。

まぁ、この情報を知っているのは極僅かの者だけだ。俺を含め両利きを取得している者は恐らく両手で数えられる程度だ。


次は、知識スキルか…これにはスキルLvが存在しない。

見て分ると思うが取得した知識が並べられている。まぁ、それだけで特に意味はないし、これが何かに影響する事もない。

これが使えますよ~ってぐらいだと思ってくれていい。


生存スキルだが、これは何かを行動する上で重要なスキルが多い。まさに生きる為の技術だ。

特に傭兵をするなら、このスキルを充実させた方が楽に動ける。

以前に何度か登場している【毒耐性】もこの部類に入っている。


まぁ、スキルとはステータスの底上げだと思っても強ち間違いではない。


さて、準備は整った訳だし、裏通りへ向かうとするか。

俺は地下倉庫を出て玄関へ向かうと父に出くわした。


「行くのか…相手はチンピラだろうが気を抜くな。」


「分っていますよ。お父様。」


そこへ母が台所から顔を出し見送ってくれる。


「アキラちゃん、いってらしゃ~い。気を付けるのよ。」


「はい。行ってきます。お父様お母様。」


そして、俺は玄関を出て中央大通りの奥にある裏通りへ向けて歩みだす。


見辛かったですよね。ほんとにごめんなさい。

ステータス欄とかどうにかすっきりさせたいのですが、取り合えずこのまま進めます。

※ご指摘のあったノーブラに関する記述を少し変更しました。

それと、次は初の戦闘になると思います。

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