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黒い塊

近づいてきた影は、ガードマンだった。


「君達ここで何をやっているんだ どうやってはいったんだ?」


沙耶香は、「私達 お父さんをさがしてるんです

あそこに、魔物がいるんでしょ!お父さんは

戦っているの!」


沙耶香は、涙ながらに訴えた。


ガードマンは、「魔物⁉︎あれは、建築中の新しい

病院だよ。参ったな〜報告しない訳いかないし‥」


駿は、暗闇に聳え立つ(そびえたつ)ビルを

見ている


天辺には、タワークレーンがついていて


まるで魔物の角のようだった。


ガードマンは、「とりあえず、事務所一緒にいこうか?ここで泣いていても仕方ないし、防犯の装置が

動いた以上 報告しない訳には、いかないからさ」


そう言って、さっきは暗闇で気づかなかった


50メートルほど離れた場所にあるプレハブの


事務所棟へ案内した。


プレハブは、2階建てで 2部屋のみ


灯りがともっていた。


入口にいくと、〝矢島建設〟と書いてある


中にガードマンが声をかける


「すみません!社員の方誰か残ってますか〜」


すると奥から、坊主頭のデカイ(たぬき)のような、中年の男性が出てきた。


「どうした、どうした ん?入ってきちゃったの?

子どもが?泣いてるじゃない?吉山さん 脅かしたんでしょ!」


と明るいく、応対した。


「石崎所長まだおられたんですか?ええ、なにやら

お父さんを探しているとか‥魔物がどうとか‥」


石崎は、しゃがみ込み 沙耶香に

「お嬢ちゃん名前は、お父さんでここで働いている人?」


沙耶香は「小杉沙耶香です」と泣くのが治まってきたようだ。


駿も「南 駿といいます ここに 小杉さんと言う

電気屋さんはいますか?」


石崎は、「〝こっすぎさん〟あっ〝こっすぎさん〟の娘さん⁉︎そっか お父さん探しにきたのか、

吉山さん たぶん〝こっすぎさん〟まだいるから

下から呼んできて 悪いね」


と言って笑っている。


下から階段を駆け上がる音が聞こえる。


バタ!と引き戸が開き


「沙耶香!何してるんだ どうやってきたんだ⁉︎」


そう言うと


沙耶香の関がきれたように、沙耶香は大泣きした。


駿は、沙耶香の父に、今日までの経緯(いきさつ)を丁寧に説明した。


真は、「石崎所長申し訳ありません!」と


直立から45度へ身体を折 謝罪した。


石崎は、さっきまでの明るい雰囲気とは


違い少し怖く感じた。


石崎は、「沙耶香ちゃん 小杉さんが 貴方に

仕事の詳しい話をしないのは、〝情報漏洩〟(じょうほうろうえい)が心配なんだよ

家で、現場の話をして、沙耶香ちゃんがSNSに載せたり、もし、お父さんの携帯にある写真なんか

アップしたら、大問題になってしまうんだよ

だから、話さなかったんじゃないかな?」


沙耶香は、「でもお父さん 化け物の仕事やらなければよかったって‥」


石崎は、大声で笑った


「〝こっすぎさん〟化け物は酷いなー

沙耶香ちゃんでもね、確かにこの病院は、化け物かもしれないね、いい意味で 最新鋭の病院なんだ

電気屋泣かせのね!」


沙耶香は、少し呆然としている


石崎と真は、少し話、事務所を後にした。


沙耶香と駿は、真の車に乗り 千葉総合病院現場事務所をでた。


沙耶香は、納得いかなかった。


あのリビングで、寝たふりをしてた時の会話の


意味がわからなかった、


あとあの日の怪我も、


車の中で「お父さんなんでホントの事言ってくれないの?」と助手席から聞いた。


真は、子どもの鋭さに、恐れを感じていて


少ししどろもどろになった。


沙耶香は、「トイレ寄って」と言って


真に、コンビニに寄ってもらい、トイレへ行った


真は、駿に、さっき説明してもらった事を繰り返し聞いていた。


10分くらいたったであろうか?


「遅いな」そう言って 真は、胸騒ぎがおきた


慌ててコンビニのトイレを見に行くと空っぽだった


沙耶香は、荷物も車に置いて 


消えてしまった。




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