病院にいるパパ
沙耶香は、部屋に篭ってから
昨日、父 真の携帯で設定した位置共有を
確認した。
携帯の画面に映った 父の位置は、沙耶香の家から
6キロほど離れた〝千葉総合病院〟を指していた。
沙耶香は、思わず「やだ!」と口にだしてしまった
沙耶香は、〝パパ魔物の毒にやられたんだわ!だから病院で治療してるのよ!〟
沙耶香は、隠してあるお年玉数千円と、本来持ち込み禁止になっている
携帯を持って「行ってきます!」と家を飛び出した。
学校についてまず 幼馴染の
南 駿という 同級生の
少年を探した
沙耶香は、「駿 ちょっとこっち来て!」と
見つけ次第 腕を引っ張って 通りの少ない
階段の踊り場まで連れて行った。
沙耶香は、駿に、支離滅裂になりながら、
パパが魔物ハンターで、怪我を治しに、病院に行っている
確認にいきたい 電車が苦手だから、連れて行って欲しい と伝えた
駿は、「魔物ハンター⁉︎ あり得ないよ アニメの見過ぎだよ」と大人びた風に宥めた。
沙耶香は、「違うのよ!怪我したのよ!内緒だって言うのよ!」と引き下がらなかった。
駿は、言い出したら聞かない沙耶香の性格をよく知っていた。
駿は、仕方ない、連れて行くと言って 興奮気味の
沙耶香を納得させた。
駿は、帰りが遅くなると、親が心配するからと言って
給食を食べたら、示し合わせて 早退する提案を
した。
沙耶香は、1時半に、西千葉駅の改札口の前で
待ち合わせする事にした。




