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嫉妬
沙耶香は、駿の帰り道で駿のことを待っていた。
スイッチさえ入ってしまえば
怖いもの知らずの沙耶香だが、
普通のテンションの時は、恥じらう
10歳の少女であった。
日曜日の昨日、父の居所は確認したが、
かなり離れた場所でもあり どうやら
墓地やお寺と臆してしまう場所にいた。
相談しようと、なによりたった500メーターかも
知れないが 駿と一緒に帰りたかたった。
携帯を弄って待っていると
やがて 駿がきて、「沙耶香何やってんだ?
わかった また千葉総合病院だろ?」
「ううん 違うの」
と恥じらう少女であった。
というのも、土曜日の駿の立ち振る舞いに
男性としてのたくましさを感じていたからだ
沙耶香は、また駿と冒険したいとは、
思っていたが、断られる怖さのほうが先にたち
なかなかいいだせずに 帰り道は短くなるばかりだった。
それをみていた〝彼ら〟
〝ナニカ シテヤロウ
〝シテヤロウ〟〟
〝ダメダ チカズケナイ〟
〝アイツラ アイシアッテル〟
〝ソノヨウダ〟
〝アンナトキモアッタ〟
〝アッタ〟
〝ウラヤマシ〟
〝ウラヤマシ〟
邪悪な影が二つ二人の側にいたが、今日はまぬがれたようだ。




