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とあるゴーレムの物語  作者: 秋色猫
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ご本人の登場です

「厄災の竜」とか言う物騒な呼び名が・・・と思っていたら

レムの龍の身体は柔らかくて良い香りの何かに包まれていた

うん、どうやらマロンお姉様に抱きつかれたみたいだ

今のレムは白い羽根のもふもふな小さな龍の姿をしている

マロンお姉様は「モフリスト」なのであろう冷静クールさの欠片も感じられない

と言うかレムをモフるマロンお姉様の姿を見て羨ましくなったのか

アルジャンお父様の手もワキワキと動いているのだが・・・

先程までのシリアスさんは何処いずこへお出かけになられたのだろう?


そんなカオスな状況に終止符を打ったのは・・・

食卓の上に現れた厄災の・・・じゃなかった

ブランお母様リトル幻影モードです

『厄災とは随分な呼び名ですこと』

その言葉せりふは怒っているみたいだが

表情は優しい笑顔なのでキット大丈夫なのだろう


『あらあら、レムちゃんこの御方は・・・もしかして?』

『ハイ、ブランお母様です』

問いかけたオランジュお母様に肯定の返事を返す

『貴方達の様子は観ていました

アルジャンにオランジュ、レムの養父母になると言ってくれたこと感謝します

マロン、ヴェルト、ローズ、ちょっと抜けたところのあるですが

妹として可愛がってもらえると私も嬉しいわ』


あれ?ブランお母様の声がみんなにも伝わってる・・・およ?

念話スキルならみんなに聞こえるはず無いのにと疑問に思っていたら

『あぁ、皆に声が届かないと不便だと思ったから

レムに「光の女神の巫女(ぶらんのみこ)」の称号を付けたのよ

今は念話スキルじゃなく神託でお話をしているの・・・便利でしょ♪』

知らないうちに称号が増えるなんて・・・orzと落ち込むレム


この時レムはまだ知らない・・・

森林破壊をしたことで「破壊神(仮)」の称号も付いていたことに

しかも称号が付いたきっかけがブランの呟きであったことも


『そうそう、魔の森の異変の原因は私だったみたいなの

レムのこともあるから私もシエレトワレの国に加護を与えることにしたわ

私からの加護は光の結界でこの国に対し悪意を持つものは近寄れないの

国の民に危害を加えようとする魔物にも効果はあるのだけど

害意を持たない魔物は入ってくるから注意してちょうだいね』


愛娘レムのために簡単に国単位で加護を与えるブランお母様(めがみさま)って・・・

「やっぱりブランお母様の愛は重いのです」と思うレムなのでした

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