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とあるゴーレムの物語  作者: 秋色猫
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魔の森の異変

昼食も終わり何故かそのまま食堂で魔の森の異変の話に

と言うのもヴェルトお姉様が興味津々で訊いてきたのだ


食後の紅茶(レムが出しました)を飲みながらの報告会です

森の外の街道にフォレストウルフが群れで出現したことに驚く一同

シエル様の加護で国が護られ魔物が減ったはずなのに・・・と


『レムは森の上を飛んできたのでしょう?

何か変わったものは見なかったかしら』

ローズの問に何かあったかなぁ・・・と考えたレムは

『レムは高速で飛んできたからわからないです』

ため息をつきレムのことを白い目で見るローズ

『レムは本当に規格外ですのね

結局の所、森の中に入らないと魔物の氾濫(スタンピード)かの判断は無理そうですわね』

魔物の氾濫(スタンピード)以外の理由って何か考えられるですぅ?』

『そうですわねぇ・・・何らかの強い魔物の移動が要因とかかしら?

強い魔物の移動で水面に石を投げ入れるように周囲に魔物達が広がるとか』


レムは「強い魔物」と移動中に聞いた「数ヶ月前」の言葉である可能性に気がついた・・・

『もしかすると森の異変の原因ってブランお母様かも知れないのです』

『レム・・・今なんて言ったのかしら』

『時期的にお母様が終の場所として森の中の洞窟に移動した影響かなぁ・・・と』

『ついのばしょ?』

『ブランお母様は女神になる前は原初の神龍として世界を見守っていました

そのお役目が終わる時が来て最後の時間を静かに過ごすための場所を探していたです』

『あぁ、最後の時間を過ごす場所で「終の場所」なのね』


レムとローズの会話を聴いていたアルジャンは

『神龍・・・確かに竜種の移動ならば・・・いや周囲に影響するのか?』

魔の森は災害級の魔物が生息する危険地帯だ竜種も災害級ではあるが

ただ姿を見かけただけで生息域を変えるほどの影響があるのだろうか?

『済まないがレムよ、神龍のときのブラン様の御姿はわかるだろうか?』

アルジャンに問われたレムは龍化スキルで龍(完全体)の姿になる

そのレムの姿を見たアルジャンは驚愕の表情で『厄災の竜』と呟くのだった

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