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とあるゴーレムの物語  作者: 秋色猫
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異世界◯◯?

たぶん私は自室のベッドで眠っていたはずで・・・


何故か目を覚ました私は洞窟の中に・・・はぁ?

戸惑う私の目の前には「お父さんのオニギリ」が浮かんでいて


「お父さんのオニギリ」とは子供の頃にお母さんが熱を出して寝込んだ日に

料理のできないお父さんが私のために一所懸命に握ってくれたオニギリで

大きくて不格好で少し塩辛いけど美味しく感じた思い出の味だ・・・


「お父さん元気かなぁ?」と暢気なことを思いながらも私の両手はオニギリへ

心のなかで「いただきます」と唱えながら口をつけた瞬間に頭の中に響く不思議な声


『スキル「コアイーター」の効果が発動

新たなスキル「吸収」・「創造」を獲得しました』


『えぇ〜スキルって何なぁ〜ん〜?』


もしかしてだけど・・・これはラノベでよくある異世界転移と言うやつでは?

こんな時にはお約束のあのワードを唱えてみよう


『ステイタスオープン』


目の前に現れる超有名な半透明の光る板(ステイタスボード)

嗚呼・・・ホントに出現するんだぁ・・・と思いつつ

表示された内容に空いた口が塞がらなくなる・ワ・タ・シ


名称:未設定

種族:マジックメタルゴーレム(ユニーク種)

年齢:0歳

性別:女性?

固有技能ユニークスキル核喰い(コアイーター)・叡智の瞳

技能スキル:言語理解・吸収・創造

因子:異世界料理


『名称が未設定って・・・私の名前・・・あれ?・・・なんだっけ?』


私は両親と一緒に暮らして居て一人っ子だったと思う

お酒の味も覚えているので成人は迎えていたはずだ

住んでいた場所だったり食べていた物や聴いていた音楽は思い出せても

私に繋がる肝心な部分(容姿だったり名前)もやがかかったみたいに理解ができない


お父さん、お母さん、私の異世界は転移じゃなくて転生(?)だったようです

しかも名無しの0歳児で洞窟の中でのスタートってハードモードではないですか?

ちょっと女神様せきにんしゃいるなら出てこい説明しろぉ〜

てか人間じゃないどころか生命体ですらないないじゃん・・・


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