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とあるゴーレムの物語  作者: 秋色猫
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ホウレンソウ・ダイジ・ゼッタイ

実際にキャスがモフ耳幼女になってしまった現状では

“相談しない”という選択肢は存在しないってことで

キャスを連れてアルジャンお父様の執務室へ・・・


キャスを見たお父様は開口一番

『レムよ・・・今度は何を拾ってきた?』

と胡乱げな目でコッチを見ながら言いましたよ

うん、理解ってはいたけど・・・

そんな目で見られるのは気持ちの良いものではないのです


少し思うトコロはあるもののグッと飲み込んで

『この娘はキャスです

人化スキルを身に付けてこの姿になりました

今日はそのことで相談を・・・と思い参りました』

お父様は額に手を当てながら

『キャスはまだ幼体だと認識していたのだが・・・勘違いか?』

と問いかけてきたのでレムは素直に肯定しました

『はい、まだ幼体で間違いないのですが・・・

お城の温泉の効果で人化しちゃったみたいなのです』


“何故そこで温泉が?”と訝しげなお父様に

温泉に龍脈の魔素が流れ込んでいることを説明したレム

人種ひとしゅの人体に悪影響がないことを告げることも忘れずに

ここをシッカリと伝えなければ100%怒られることであろう


ホッと胸を撫で下ろしながらも何らかの影響があることを察したお父様が

『で、悪影響ではないとして・・・他にどんな影響があるのか?』

と話の核心をついてきたので“チョットだけ肉体が活性化される”旨を伝えた

色々と思い当たる節があったのか・・・無言で頷きながら

“そうか”と一言だけ呟き追求は終わったのだった


結果としてキャスは対外的には“レムが保護した獣人族の子供”として

お城に努めている人達には“内密に”ということで知らせることに決まりましたよ

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