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とあるゴーレムの物語  作者: 秋色猫
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原初の神龍

或る国の実験に使われたコアはお母様と同じ原初の神龍のもので

原初の神龍とは世界が創られた時に女神シエル様が使わせた

世界の成り行きを見守る目としての存在であったという


『あの駄女神だめがみに「出来立ての世界は飴細工みたいだから何かあったら教えて」

って軽いノリで送り出された(突き落とされた)のよねぇ・・・

キット面倒だからって押し付けたのよ私達に』


なんとなく黒いオーラを纏いながら女神様への呪詛を吐く(苦情を言う)お母様


原初の神龍は「光と時空の属性を持つ白の神龍ブラン」と

「闇と重力の属性を持つ黒の神龍ノアル」の二柱ふたはしら

ノアル様の身体は数千年前に消滅して魂はシエル様のもとに居るらしい


世界が安定さえすれば見守り続ける必要はなくシエル様も

「適当で帰ってきてね」と言っていたらしい・・・

うん、お母様が言うようにシエル様って残念駄女神ざんねんだめがみかも知れないな

(レムさんや、ブランさんは駄女神だめがみとは言ったが残念とまでは言ってないよ)


神龍は元来だと魂だけの存在で身体は世界に降り立つための仮初の器であって

他の生命とは違い死体が残ることはないがコアだけは残ってしまうのだという


コアは魔素の結晶なので仮初の身体であっても魔素を取り込み生きるものなら

その身体の中で余剰となった魔素が徐々に蓄積されて結晶化してしまう

結晶化する際に魂の記憶も一緒に蓄積されることでコアにスキルや属性が宿る


魔道具は魔法金属を触媒にしてコアに宿ったスキルや属性を使用するもので

素材にするコアによって可能になる事象やその規模が変わってくる


『だからレムにお願いがあるのよ

私の身体が滅した時には残ったコアはレムに食べて欲しいの

ノアルのコアみたいに変なことに使われるのは嫌なの』


ブランはレムの微笑みかけながら更に続ける


『レムが食べてくれれば私のスキルはレムを護ることが出来る

スキルだけでもレムと一緒に居られるって考えたら素敵でしょ』

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