『輪廻への決別と再会について』・・・『詩の群れ』から
『輪廻への決別と再会について』・・・『詩の群れ』から
㈠
実に巧妙だよ、人生というものの、実情は。
そうだな、輪廻だって、無かったら、現世だけの後悔さ。
そうならば、一度決別し。
え?
㈡
瞬時に再会する、或る種の目的のため。
そうだな、世界は、今日も確かに回っているな。
そうだよ、我々の意識は、超越的だろう、だろうだ。
俺もお前も、我々は星の子さ。
㈢
隠れた場所で、俺は言う、叫びを通り越して。
だから、輪廻への決別と再会について、という題名にしたんだよ。