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近くて遠い

あー今日から一人暮らしか。


2016年11月3日、仕事の都合で私、西野七夏は東京都板橋区に引っ越すことになりました。

仕事はサービス業で、カフェ勤務。

掛け持ちでBarにも勤めて充実した毎日を過ごしていました。

その日は、友達も引っ越しの手伝いをしに来てくれて

荷物を片付けたあと新宿へ飲みに行くことに。


東上線で池袋へ向かいJRに乗り継いで新宿の

鍋のお店へ向かう。



「まさか、七海が一人暮らしするとは思ってなかったよ〜!!」

と、言ったのは手伝いに来ていた友達の唯。

唯は地元深谷市の友達で、バイトが以前一緒だった事がありそこで仲良くなった。


唯は見た目も性格も私と真逆で、身長は高く大人っぽくサバサバしている。


私は、身長も低く恋愛では重くなりがち。


そんな感じなので初めは唯と絶対仲良くならないと思っていた。


「んー、私も思ってなかったよ。都内に住みたいって思ったことなかったもん。」



「ほんとびっくりだよ、東京住んでからも遊んでよね〜」

と唯が言う。


私は、女友達はあまりつくらない。


つくらないというか、めんどくさいのが嫌いだ。


誰が誰を好きで、好きな人が被るとグチグチ言うのを中学生の頃見て、くだらないと思ったからだ。


「もちろんだよ!!」


そんな話をしているとすぐに池袋に。


乗り換えて新宿に着くと人は平日なのにたくさんいた。


鍋屋につくと直ぐにお酒を頼み乾杯した。


「てか、お互いしばらく彼氏いないよね〜。

七海が彼氏いないの本当に珍しいよね。」


「なんか、付き合って追ってばかりで疲れちゃうから

付き合わないでご飯とか行くくらいが丁度いいじゃん?」


とわたしは答えた。


唯は

「ほんと、七海がそんな発言するとはね、びっくりだよ。七海前より落ち着いたよね。」


と言われた。


私は確かに彼氏が途切れることがあまりなかったが

今回は作る気にならず仕事ばかりの生活だった。


「唯はどうなのよ、最近?」

と聞くと、


「いやー、出会いなくて」

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