兵舎に到着
さて、僕は第113番隊隊長ことミレーナ・ミラーノさんに引きずられてとある場所にきた。その場所とは、第113番隊の兵舎である。
この学園は驚くほど広く、1つの街といっても過言ではない。そのため、1つの小隊ごとに兵舎を持っていても全然余裕があるのだ。
だが、兵舎を一目見ればその小隊の実力が見てとれると言われているらしい。
強い小隊の兵舎は豪華であり、弱い小隊の兵舎は……ま~、その逆とだけいっておこう。
ついでに言うと本校舎から近ければ近いほど豪華になっており遠ければ遠いほど……ってことになっており、第113隊の兵舎は隣が森である。
一応、私生活をはじめとし、訓練等の最低限の設備は揃っているらしいので安心?だ。
僕が隊長に引きずられて、その他のメンバーも後に続いて1つの部屋の中にはいった。
そしてなぜか僕は正座させられて、隊長は僕の目の前で仁王立ちになっている。
なぜか隊長は怒っている。
僕が何かしましたかねー。
「これは、どういうことだ?」
「はい?」
隊長が僕のカードを指しながら訪ねてきた。
「だから、このEランクっというのはどういうことだと聞いているのだ!」
特に言うことはない。というよりもどうすればいいのかがわからない。
「くっそ!最後の最後までとことん運がない!やっと見つけたと思ったらEランクだと!!よりにもよって最低ランクの!なぜいつもこうなんだ!?なにがいけない!?なにが悪い!!?いったいなんだというのだ!!!!」
先程から隊長はいったい誰と会話しているのか。
づっと壁に蹴りをいれながら怒鳴っている。
……壁にヒビが入ってきた。
「いや~災難だったたね~新人君?大丈夫かい?うちの隊長ならいつものことだからきにしなきでね~。」
隊長を見ていた僕に変態…もといいブレットさんが話かけてきた。
いつものこと?部屋に連れ込んで正座させて壁に八つ当たりすることが?
「…………大変ですね。」
それしか言う言葉が見つからなかった。
久しぶりになりました。
書いては消えて書いては消えてを繰り返していましたが、取り敢えず短くとも出していこうと思いますのでご了承ください。