表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
詩集  作者: 齋藤尚彦
1/4

詩集を始める…

いつか…すべてを受け入れられますように…


「暗い夜に」


おろそかにしながら過ぎてしまう日々…

なににもならず…なにも変わらない日々…


起きても眠ってもただ過ぎていく日々…


ああ…悔やむ心や、さげすむ意識…


大切にしたい心や、それらの無益なわだかまり…

とおりを過ぎる時の、ツツジの香り…


大切なものを握り潰されてしまうような、切なさ…


苦しみと、哀れみと…自己嫌悪と…

それらの無益な日々と…


遠い遠い…遠い遠い…


途上で僕は、全てを祈る…


何もいらないと…

魂さえも…永遠さえも…


それが…その全ての虚しい世界に…

一つの答えがくるのであれば…


むわっとくるそのツツジの香りと

その切なさと…


星空も見えないその空と…


永遠の檻でただ、生きていくと言うそのものも…


ただただ、虚しいその静けさと…


「瞳と嘘と」

心を覗いても、それを虚しく見て取るだけ…


だから人は心を見なくなって…


いつか心は一人ぼっち…


瞳を閉じれば見えるって…


本当のその扉も忘れてただ、ただ生きていることと、

その欲望と、安住への切望による奴隷たち…


瞳を閉じてもそこには何も無いのかも…


そう思っても、とてもかなしいから、

だから瞳を閉じつづける…


その奥底に何かある気がするから…


外には何も無いと分かっているから…

いつか、永遠に瞳を閉じるのだから…

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ