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正反対のこれから

 家に帰ると家には誰もおらず、リビングの方から電話が鳴り響いていた。

 俺は急いで靴を脱ぎ捨て受話器を取った。


「もしもし、篠山です」


『ん? この声はもしや将来有望のヒモ君かな?』


『そう言うあなたは息子と娘を家に置き去りにして、今海外で豪遊しているお母様でいらっしゃいますか?』


『あの時は大変だったなー。せっかくの休日にまさか学校に呼び出されるとは思わなかったもーん』


 俺の皮肉った返答を無視し、続けて俺の痛いところを突いてくる。


「あーはいはい、ごめんなさい、もう口答えしませんからその話は止めて下さい。

で、何の用?」


 俺は直様に食い下がり、本来の話に切り替えた。


『それでよろしい。んで本題に入るけど、今私オランダにいるんだけど、滞在期間が予定より結構延長しそうなんだよねー』


「ふーん、どのくらい?」


『ん〜と、半年くらいかな』


「半年!?」


『そうそう、だからそっち用に残したお金足りないでしょ? 私も貯金ギリギリで旅行してるから振込みできないので、あんたにはバイトをしてもらう事にしましたーパチパチパチ』


「いや、パチパチじゃねーよ! 何だよバイトって!?」

 

『私が親友に頼んでお金貸して貰えるようになったので、貸してもらう代わりに親友のお父さんが経営してるコンビニで働いてもらうから』


「コンビニってどこにあるコンビニだよ!?」


『駅前に「チェコマート」っていうコンビニあるでしょ? 面接とかないから行けば大体の事は分かるから。んじゃそういうことでー』


「ちょっ、待っ―」


『ツ―― ツ――・・・』


 俺に拒否権はないらしく強制的に、明日から俺は自分と妹の生活をかけた軽い社会デビューをすることになったのであった。


 マジで?







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