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第9話 ガチャは一人100回まで。まさかの回数制限あり!

ローファンタジー日間ランキング15位に入ってました。

夢のようです。ひとえに皆様の応援のおかげでございます!

ブクマや評価を付けてくださった皆様ありがとうございました!!


本日は一挙2話投稿です。

1話目どうぞ!

 まさかこの俺が『疾風のアリサ』と名乗る二つ名あり(ネームド)のB級探索士にスカウトされるとは。

 まあ普通に考えて、俺の実力ではなく俺の能力が目当てなんだろうけど。

 とりあえず話を聞くだけ聞いてみよう。



「理由を聞かせてくれ。アリサさんはなぜ俺を勧誘しに来たんだ?」

「ずばりあなたの能力を私たちのパーティーに活かしたいからよ。その自由にガチャを引ける能力……」

「『スキルガチャダス』だ。一応有料だから引ける回数は資金次第だよ」

「その『スキルガチャダス』があれば私たちのパーティーはもっと強くなれるし、あなた自身をDランクからCランクへと上がれるようサポートして上げる事もできるわ。私たちのパーティーは全員Cランク以上。これまでの実績により、効率よく命の危険も少なくランクを上げる手段を心得ているわ」

「Cランクか……」


 Dランクに上がったばかりの俺にはまだ、Cランクなんて現実味のない世界だ。

 Cランカーとなると身なりも変わってくる。

 

 俺みたいにスポーツショップで売っているようなヘルメットやプロテクター、レガースなんて着けてダンジョンに潜っている貧乏くさい奴はいない。


 目の前のアリサのように中級者以上はダンジョンで入手した素材から制作した、立派な防具を身に着けている。

 なんでも竜の鱗や幻獣の毛皮で作った防具を身につけていれば、トラックにはねられても無傷だったりするらしい。

 まさにファンタジーだ。


「どう? もし良ければ武器や防具も融通するわよ。あなたに合うサイズの鎧をオーダーメイドしてもいいわ。それだけでも死亡率は劇的に低下するし、仲間と共闘すればお互いをサポートしていけるから、探索の効率も飛躍的に伸びるわ」

「共闘ね。今までゴブリンをソロで狩っていた俺には、想像も出来ない事だよ」

「低ランクだと収穫物が少ないからね。ソロの方が確かに効率的だわ。それでも中層以上を探索するなら仲間の存在は必須よ」


 確かに彼女の言う通りだ。

 ソロでの探索は低ランカーのみ。

 基本は仲間たちと共にアタックするものだ。

 

 だが、俺が『疾風のアリサ』のパーティーに所属している未来が見えなかった。



「すまないが、いきなり返事をすることは出来ない。一度よく考えてから返事を出させてくれ」

「もちろんよ。大切な事だからじっくり考えて欲しいわ。ただこれだけは忘れないで。私はあなたを必要としているって事を」


 そう言い残すとアリサは黒塗りの高級車に乗って去っていった。






 自宅に帰り、本日の売上を確認する。

 「¥」マークの裏蓋を開けると、一万円札がドバァっと流れ出てきた。

 亜空間にでも仕舞われていたのかというくらいの量が出てきた。

 数えるのも大変そうな金額だ。


「ひいふうみい……。やっと計算が終わった! 全部で……642万円!! 何だこりゃ!? 俺は夢を見てるのか? 現実味が無さ過ぎて偽札に見えてきた……」



 まあ今日は10連ガチャを解禁したからか、ガチャを引く者が一回に支払う金額が増大した。


 中には一回で10連を5回、合計50万を突っ込んだ強者もいた。

 そういう奴に限って性能がイマイチの【R】しか出なかったりと寂しい結果に終わったりする。

 その強者は更にヒートアップしてもう50万円突っ込んだところ、筐体から不思議なアナウンスが流れた。



「個人での回数制限に達しました。スキルの持ち主以外の方がガチャを引ける回数は生涯100回までとなっています」



 そのアナウンスを聞いて、男は10万円を引っ込め40万円を投入した。

 90万円だと90連×11回なので99回になる。

 どうやら俺以外の人間は、一生の内ガチャを引ける回数は100回までと決まっているらしい。


 この強者は総額91万円を投入し、結局100回引いて【SR】が出なかった。

 もし一枚でも【SR】が出ていたら100万円くらい簡単に回収出来ていただろう。

 がっくりと肩を落として帰っていった。


 もう二度とガチャを引けないと思うと可愛そうに見えてくる。 





「そう言えば、今日は確か6回【SR】が出たよな。何のスキルが出たのか確認出来ないのか?」


 そう言って俺が筐体を弄ると突然アナウンスが流れた。



「これまでに排出されたスキルカードの内容の確認を行いますか?」

「うお! こんなアナウンス初めてだ。やっぱり俺の能力だから念じると答えてくれるんだな。内容の確認が出来るなら見せてくれ」

「承知しました。ダイヤルを左に回してください」


 そう言って俺は今までとは逆方向にダイヤルを回すと、レシートの様な長い紙がカードの排出口から出てきた。

 それは非常に長いもので1メートル以上になった。

 

 細かい文字でびっしりとスキル名が記載されていた。

 最初の方は俺が習得したスキルカードが記載されている。


 後半になるとどれが誰のスキルだか全く分からない。

 レシートの最後には合計742回と書かれていた。

 



【N】  治癒魔法:『プチサイレントケア』

【N】  パッシブスキル:『筋力上昇(微小)』

【N】  アクティブスキル:『毒矢』 

【N】  パッシブスキル:『重力耐性(微小)』

【N】  パッシブスキル:『土魔法上昇(1%)』

【R】  アクティブスキル:『咆哮』 

【N】  アクティブスキル:『ケンカキック』 

【N】  炎魔法:『プチフレイム』

【R】  パッシブスキル:『体力自然回復(小)』

【N】  パッシブスキル:『毒耐性(微小)』

【N】  パッシブスキル:『魔力自然回復(微小)』

【N】  風魔法:『プチウインド』

【N】  アクティブスキル:『解錠』

【N】  パッシブスキル:『衝撃耐性(微小)』

【R】  アクティブスキル:『回転斬り』

【N】  雷魔法:『プチサンダー』

【N】  パッシブスキル:『昇天耐性(微小)』

【N】  治癒魔法:『プチパラライズケア』

【N】  パッシブスキル:『睡眠耐性(微小)』

【N】  アクティブスキル:『投擲』

【N】  パッシブスキル:『呪殺耐性(微小)』

【N】  治癒魔法:『プチポイズンケア』

【R】  パッシブスキル:『筋力上昇(小)』

【N】  アクティブスキル:『気合ため』

【・】  パ………スキル…『………………

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 計  742回



「文字が羅列しすぎてワケワカメだな。【SR】だけ蛍光ペンで色を塗ってみようか」


俺はレシートに黄色い蛍光ペンで色を塗り分け始めた――。

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