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第12話 現在のステータス確認。中規模ダンジョン初挑戦

なんとローファンタジー日間ランキング5位に入ってました!

ブクマや評価を付けてくださった皆様に多大なる感謝を!


本日は一挙2話投稿です。

ラスト2話目です!

【UR】 アクティブスキル:『スキルガチャダス』

【SR】 アクティブスキル:『魔弾』

【N】  アクティブスキル:『疾駆』 

【N】  アクティブスキル:『頑健』 

【N】  アクティブスキル:『二連撃』 

【N】  アクティブスキル:『シールドバッシュ』 

【N】  アクティブスキル:『肉のカーテン』

【SR】 炎魔法:『ハイフレイム』

【N】  風魔法:『プチウインド』

【N】  雷魔法:『プチサンダー』

【N】  治癒魔法:『プチヒール』

【N】  治癒魔法:『プチポイズンケア』

【N】  治癒魔法:『プチパラライズケア』

【N】  パッシブスキル:『水魔法上昇(1%)』

【N】  パッシブスキル:『土魔法上昇(1%)』

【R】  パッシブスキル:『筋力上昇(小)』

【R】  パッシブスキル:『魔力上昇(小)』

【N】  パッシブスキル:『敏捷上昇(微小)』 

【N】  パッシブスキル:『衝撃耐性(微小)』

【N】  パッシブスキル:『昇天耐性(微小)』

【N】  パッシブスキル:『睡眠耐性(微小)』

【N】  パッシブスキル:『呪殺耐性(微小)』

【N】  パッシブスキル:『光魔法耐性(微小)』

【N】  パッシブスキル:『体力自然回復(微小)』

【N】  パッシブスキル:『アイテムドロップ率アップ(微小)』 

【R】  パッシブスキル:『素材化マテリアライズ



「結構習得したな。昨日67回もガチャを引いたからまだまだ大量に未使用のスキルカードが余っているけど。とりあえず今日は低層に潜るだけだからこれだけあれば十分だろ」



 個人で習得出来るスキルの数には限りがあるらしい。

 なので無限に『スキルガチャダス』からスキルカードを発行してスキルを習得する事は出来ない。

 下記の通り、ランクによって習得出来る数が定められている。

 

 

 Fランクは10まで。

 Eランクは20まで。

 Dランクは30まで。

 Cランクは40まで。

 Bランクは50まで。

 Aランクは100までは自由に保有出来る。

 Sランクは制限なしでスキルを保有出来る。


 

 つまり俺の『スキルガチャダス』を活かすにはランクを上げる事が大切になる。


 ノートをしまって、ダンジョンの入口に向かう。

 そこで突然、後ろから呼び止められた。



「今日はガチャ屋はやらないの?」


 振り返るとブレザーの制服を着崩した女子高生っぽい女の子が立っていた。

 黒髪の重めのボブヘアーに、ぱっちりとした大きめの瞳がどことなく日本人形を想起させる。

 背中に竹刀を入れる布袋を背負っている。

 

 ツブヤイターの告知を見てなかったらしい。



「悪いが今日はスキルガチャ屋は休業なんだ。ダンジョンに潜行するつもりだからな」

「ふーん。ダンジョンには一人で潜る予定?」

「そのつもりだけど、どうして?」

「あまり強そうに見えないから大丈夫かなって思って。ガチャ屋が死んだらもうガチャが引けなくなっちゃうし、その……困る」



 ムッとしたが、彼女の言ってる事は正論である。

 『南新橋ダンジョン』に潜った事は一度もない。低層ならソロでも大丈夫だと思ったがどうなのだろうか。


「君はこのダンジョンに潜った事があるのか?」

「小さい頃から何百回もある」

「小さい頃からって……探索士の資格は15歳からじゃないと取得出来ないだろう」

「モグリの探索士なんてゴマンといるよ。私は生活のためにやらなきゃいけないだけだったけど」



 先進国では厳しい試験をパスした者のみが探索士となってダンジョンに潜る許可を得られるが、発展途上国などの貧困家庭では、小金欲しさに子供たちを無理やりダンジョンに送り込み魔物に殺されるケースが多発している。


 我が国でも親が無理やり子供をダンジョンに送り込んで逮捕されるニュースが報道されたりする。



「君は、探索士の資格を持っていないのか?」

「うん。試験代とか登録料も高いし、資格は持ってない」

「それならダンジョンに潜るのは止めておいた方がいい。俺はまだ駆け出しのDランカーだがこれまで何度も死にかけた。見たところ装備も貧弱だし、危険すぎるよ」

「大丈夫。今日は低層でスキルの確認をするだけだから」

「うーん。本当に止めておいたほうがいいぞ。俺も今日は様子見で低層に潜るだけだけどさ」

「それじゃガチャ屋も一緒に行こう。大丈夫。危なくなったら私が守ってあげる」

「あ、おい!」


 話の噛み合わない謎のJKはズンズン先に進んでいってしまった――。





謎のJKに連れられ『南新橋ダンジョン』に初めて足を踏み入れる。

 

 いつもの『豊島町ダンジョン』は土に覆われた天然の洞窟って感じの場所だけど、ここ『南新橋ダンジョン』は灰色のレンガで出来た人工の建物といった構造をしていた。

 西洋の古い地下建造物って感じだ。



「はえー。初めて来たけどダンジョンによって、中はこんなにも違うのか」


 俺のお上りさん丸出しの反応に、JKがツッコミをいれる。


「もしかしてガチャ屋は中規模ダンジョンは初めて?」

「ああ。いつもは全7層の小規模ダンジョンを狩場にしてたから、ここがこんなだだっ広い空間になってるなんて知らなかったよ」

「そう。ここは一層目からスケルトンとかグレムリンとか厄介な魔物が出るから気をつけて」

「お、おう。スケルトンとか戦った事ないな。ちょっと不安。ところで君の名前はなんていうんだ? ちなみに俺はガチャ屋じゃなくて只野一人だ」


 いつまでも「君」と呼ぶのは面倒だ。

 謎の日本人形JKに名前を尋ねる。


「私は……美波」

「えーと、じゃ美波ちゃんはこのダンジョンは何層まで行った事あるんだ?」

「20層くらいかな。お父さんとお母さんと一緒だったけど」

「君の両親は探索士だったのか?」

「うん。今は行方不明だけど」

「ええっ」

「借金何千万も残して消えちゃった。だからダンジョンでお金稼がないといけない」


 

 美波は重い身の上話をサラッと話した。


 ていうか真偽は不明だが、20層まで潜れるって本当なら相当な実力だぞ。

 無免許のモグリの子供にそんな事可能なのか?


 しかし探索士の両親が子供を残して失踪か。

 生活に疲れて育児放棄したのか、それとも探索士ってくらいだから仕事中に殉職したのだろうか?

 ますますこの子の境遇に興味を惹かれる――。

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