表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/3

第2ページ、始めのいっーぽ

『ステータスを振り分けてください』

突如聞こえてきた機械音に少し驚いた。いやー急に来るとビビるなー

今度はステータスボードが浮き上がってきた。2回目は驚かないぞ

「ステータスポイントは100か・・・・・レベリングでステータス底上げしないとダメかな?」

それにしても色が凄いな、黒いボードに白?違う銀色の線で枠と文字がかかれている。ステータス欄にはHP、MP、特典ボーナス、筋力、耐久、知力、魔耐、俊敏がのっていた。

特典ボーナスは例外で持っている特典によってステータスアップするらしい

初期ステータスはHP40、MP20、その他0でポイントを1振るとその項目が1アップする。ただしHPは3、MPは2上昇する。

「筋力が攻撃力、耐久は防御力、知力は魔法攻撃力だよな?魔耐は魔法の耐性で俊敏は素早さかな?でもスキル欄がない・・・・・だけど特典って欄があるな」

そこには【超ドロップ率上昇】【認知】【ステータス鑑定】がのっている。スキルの代わりかな?

まあたくさんアカウントあるし、気軽に振りますかね、初期武器は片手剣でいいか





その日18時ワールド・フリー・オンラインのサービスが開始した。

「凄いなー始まって3分でログイン数が50万、フィールド荒れるかな?早速イベント始めちゃおうかな?」

ニヤリッと笑うGMの彼女は始まって数分でイベントを発動した。

「これこれ、急ぎ過ぎやしないのかね?」

背後から急に声がかかって振り返ると人形型通信機が起動していた。

「監督?何か用ですか?」

監督・・・・・このゲームのGMの上司である。

「初日はポップの取り合い、これは当たり前の事なのだよ、だからイベントはまだ早いっての」

「残念、もう発動しちゃったんだよな」

「あーあ、どうするんだよ・・・・・」

「まあ、死んでも所持金1割落とすだけだし、問題ない」

「ないわけないだろ!全くどんなイベント発動したんだよ」

「えっと・・・・・サラマンダー襲来なんだけど・・・・・」

サラマンダー襲来とは炎の大聖霊サラマンダーが取り巻きの人魂と共にフィールドに現れる事である。4足歩行の大きなトカゲのような見た目からの炎攻撃は厄介である。

「何人死んでもおかしくないな、推定討伐可能レベルは?」

「レベル低めに設定してるから30レベルかな?筋力か知力が40以上からダメージが入る」

ただそれだけじゃないんだよね、人魂はサラマンダーが1人キルするごとに1体増える。初期10体でサラマンダーが出す人魂はレベル12、HP100、MPが無限、知力50で定期的にファイヤーボールを打ち出す。その他ステータスは0である。

「難易度10設定して、あとイベント説明に現在攻略ほぼ不可能なため別エリア探索推奨にしとけ」

「はーい」

よかった。すっごーく怒られちゃうかと思った。

「可哀相なプレイヤー達」

そう言うと監督は連絡を切った。





「よし!完成」



 ヨア レベル1


HP52

MP40

筋力38+30(+4)

耐久11

知力0+45

魔耐10

俊敏27


特典ボーナス&特典

【超ドロップ率上昇】筋力+30、

【認知】知力+20

【ステータス鑑定】知力+25


特典ボーナスは+○表記で(+○)表記は装備分である


「にしても儲かりすぎだろ、神様様であるなこれは」

そしてイベントページを開き内容を確認する。


≪サラマンダー襲来≫

北の岩山フィールドにサラマンダーが出現した!

イベントなので一度限りの出現となります。ただし、撃破時には確率でたくさんの種類から何かがドロップします。ですがレベルが高く難易度が異常の10判定なので他のフィールドに行くことをオススメします。

自信のある方は挑戦して見てください。


「サラマンダー・・・・・炎の大聖霊のか、きついな今は、特典入手が先か?でもドロップ率あげられるし、様子見して来るか」


現在解放されているのは北の岩山フィールド、東の草原フィールド、西の森林フィールド、南の洞窟フィールドのみとなっている。中でも北は人がたくさんいるようだ、早速北に向かったのは良いんだが・・・・・人魂が多い、どんだけ火の玉出してんだよ運営!

却下、人多いし戦いずらい

そこで掲示板を見ることにした。



ミィあ:サラマンダー強い!近づいたら炎のブレスで気付いたらリスポ位置だよ


リク:それな!しかもだんだん人魂増えて今や近づくことも出来ないし!


ルルルル:イベントページ見ました?攻略は難航しますね、レベルあげました?


アイ:突っ込んで死んだ。以上!


クロノ:レベリングなら西の森林フィールドはやめたほうがいいよ、敵が早すぎて攻撃が当たらん


ミィあ:早く言ってよ、奥に言ったら狼に噛み殺されたんだけど


オリオン:レベリングなら東の草原が良いんだけど、人多くて逆に非効率、ステージ追加早うこんかね?



なるほどなるほど、レベルあげはあとだな、最初の町から入手可能特典のさがすか、攻略サイト、(俺限定)を開く、

「剣術道場で【スラッシュ】の入手が可能ね、レベルによっては【連続斬り】【抜刀術(ばっとうじゅつ)】あとは双剣の訓練もできるのか、空手道場とかいろいろあるんだな」

始まりの町にはたくさんの基礎特典を習得できる場所がある。中には強い特典もあるとか、凄いな最初から

「人目につかないように行こう。」

皆馬鹿だよね、ゲームはレベルが、ステータスが全てじゃ無いってことをわからないのが多い、情報戦が大事なのに、俺はズルしてるが行動自体は称賛ものだろう。

にしてもかなり入り組んだとこにある道を通る道場だな、まあ手に入る特典考えたら当たり前かもしれないが、

ここにはとんでもない特典がもらえる。情報によると師範代に認められ、だされるクエストをクリアすると【剣士の心得】がもらえるらしい。

ここで余談ではあるがステータスの特典ボーナスについて、

特典によってはステータス上昇するものがある。

これは、ほとんどのノーマルランク特典はステータスが上がらないことを示している。

【剣士の心得】剣術の習得が出来たものに渡される。筋力+80、特典の剣術技を基礎の動きではなく自分で改良して打ち出すことができる。つまりは決まった動きしか出来なかったけど違う動きでもできるよ?状態になる。


「なんか最後の方はふざけてる感があるな、着いた」

≪道場アラヤ≫

参加自由、参加費用ただ!早速行くか、

「剣術の稽古に来られたんですか?」

声をかけられたのはロングの黒髪のお姉さんだった。

「はいお願いします」

誰に何をお願いしたんだ?俺は

「私に頼むとは、ふふふ、良いでしょう。よくぞ私が師範代だと気づきましたね」

え?ええええええ!!!!!!!!

「ただならぬオーラを感じ取ったので」

実際はゴツイオッサンよりお姉さんに教えてもらいたいのが声に出てしまったのだ。ちょっとカッコつけただけなのである

「さあ奥に、早速始めますよ」

「はい!」

そして俺の修業が幕を開けた。





「おい、GMどうするんだ?人魂が30万越えたぞ」

ある一室に声がかかった。ぬいぐるみから

「しっかり忠告したんですけどね?」

「どうするんだ?例の9人に任せるのか?」

ヨア達の事である。

「それだとまずいんですよね、特典メダルがおちるんで」

「なんだと!サラマンダーに授けられた特典がドロップするのか?確かあれはなんだったかな」

「【炎の大聖霊】です。炎のダメージ極減、炎魔法の威力が3倍、消費MP10分の1」

「壊れる。バランス崩壊だ、知力振り炎魔法はバランスブレイカーレベルじゃないぞ」

「でも大丈夫、9人とも北には行ってないわ、1人はステータス振り分け迷ってるし、全アカウントやる気だから時間かかる。2人は生産職目指して生産を頑張ってる。1人は防御力極振りして火力無いし、ん?極振り?大丈夫よね?ダメージ0にならないよね?心配だわー、1人は西の森林フィールドで鬼ごっこ、からのデスルーラ、ステータス1時間減少するんだよねーデスペナで、1人は動いて無いわね、寝てるのかしら?、1人は料理してる、好きなのかな料理?そしてこいつは凄いわね、取得楽な特典入手しまくってる。最後の一人は、座禅組んでる?何してるんだか、てな感じです。」

といっても油断出来ないわ、なんせ前世は異能持ちかと思うほどの事をゲームでやってる。誰が最強になるか楽しみ

「まあ、様子見だな。」

「お許しいただきありがとうございます。」

「調子に乗るなよ?」

怖い、目が笑ってない

ぬいぐるみだけどそう感じた。

展開が動き出すのはかなり遅くなりそうですが気長に読んでくださると幸です。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ