表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/22

閑話 ある休日の災難



 今日は日曜日で学校が休みだ、が、あるメールにより予定が組まれてしまっている。


 メールの差出人は研崎 恭香(けんざき きょうか)さん、以前お邪魔した平行世界研究所の副所長さんだ。


 メールの内容は、データの採取に協力して欲しいとの事。


 しかも謝礼金が結構な額貰えると言うので、乃華さんに車を出してもらって研究所へと向かった。



「やあ、良く来てくれたね、待っていたよ」


「まぁ俺も、バイトがしたかったので有り難いんですが、何をすればいいんですか?」


「その話は奥でしようか、ああ、乃華クンには別室でアンケートに答えてもらいたい」


「えっ、私ですか?」


「うむ、それにも謝礼が出るから、よろしく頼む」


「それなら、分かりました」



 乃華さんは女性職員に連れられ、別室へと向かった。



「さあ、私達も行こうか」



 恭香さんに連れて来られた部屋は、一見病室のような部屋だった、ベッドとテレビがあり、ベッド脇にはちょっとした台やイスが置いてある。


 なんと、シャワー室まで完備されているらしい。



「さあ、そこのベッドに座ってくれたまえ、まずは軽く質問に答えてくれれば良いから」


「はあ、分かりました…」


「では最初の質問だ、今までの経験人数は何人だ?」


「えっ!! ななななんの話しですか!?」


「ん? 今まで何人とHしたか、という話しなのだが」


「まさかの、そのまんまだったー!」


「で、どうなんだ? この質問は平行世界を知るうえで、大事なデータとなるのだ、よろしく頼む」


「ううぅ、0人です…」


「そうか! では、自慰行為は週何回するんだ?」


「えー!! …それも大事な質問なんですよね?」


「もちろんさ! 我々の研究にどうか力を貸してくれ!


報酬には色を付けておくから」


「…分かりました、ちなみに他の質問は、どんなのがあるんですか?」


「うむ、他には平行世界移動前のオカズの種類や、道具の使用の有無、平行世界移動後には、どのような変化があったのかを知りたいな!」


「……」



 その後あらゆる質問(ほぼ下ネタ)に答え、だいぶゲッソリしている所に、おもむろにビーカーを取り出した恭香さんは、とても良い笑顔でそれを俺に差し出してくる。



「じゃあ次は、ここで実際に自慰をしてもらって、○液を採取させてくれ」


「いや! 流石に無理ですよそれは!」


「大丈夫だ! 此処には男性向け雑誌やオモチャも用意してあるし、なんなら私の身体を使ってもらっても良いぞ!」


「いやいや! そう言う事じゃなくて!」



 俺の方へにじり寄ってくる恭香さん、その身を乗り出してきている為、第三ボタンまで開けた胸元が大胆に強調されている。


 そして、ビーカーを持っていない左手は、俺の太ももの上に置かれ、いやらしい手つきで、だんだんと上にあがって来ていた。



「うむ! むしろ私がシてあげよう! 私はこれでも研究者だからな、男性の身体についてはとても詳しいぞ! テクニックも、そこいらの娘とは比べものにならないと自負している!」


「いやいや、いやいや! 恥ずかしいですし、こういう事はイケナイと思うんです!」



 なんとか押し返そうとするものの、意外と恭香さんの力が強く、逆に押し倒されそうになる。



「何を言っているんだい、これは崇高な研究の一環だよ? 何もやましい事は無いさ!」


「いや、この状態はなんか違う気が…」


「そうだとも! だから恥ずかしく無いし、誰にはばかる事も無いんだ! 


さあ! 私に身を任せなさい! さあ!」


「ああ! ダメですよ! あ! あ! アーーーッ!!」





 ー帰りの車の中ー



「えへへ、結構貰っちゃったね! 謝礼だけじゃなくてコスプレみたいな制服とか、ちょっとエッチな下着とかまで…///」


「ああ…そうだね、たしかに大変さには見合った物は貰ったかな…」


「イッくんは、家でこの服着て欲しかったりする?」


「もちろんだ、なんだったら今日は、ナース服で看病して欲しいくらいだよ…」


「イッくん部屋から出てきた時、疲れてたもんね、何があったの?」


「大丈夫だよ、俺はちゃんと守りぬいたから…」


「?」



 そう、恭香さんに襲われそうになったが、しっかりと拒否した。


 しかし、性○はサンプルとして、どうしても欲しいと言うので、一旦恭香さんには部屋から出てもらい、なんとか出したのだが。


 扉の直ぐそばに、知り合いの綺麗な女性が居るという状況が、否応なく俺の精神を削り取っていった。



「じゃあ頑張ったイッくんには、ご褒美をあげないとね♪」


「それじゃあ、ハナちゃんに膝枕してもらいたいな…」


「えっ、えっ、えっ? ほ、本当に? じゃあナース服でイッくんを癒しちゃおうかなっ///」



 帰ったら、思いっきり甘えようと思う、五久であった。



 ブックマーク100件ありがとうございます!

 これからも精進していきたいです! しかし! ストックが0になってしまいました! マズい!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ